|
カテゴリ:易経勉強ノート
■生卦について。
易の理屈の中には、「64の各卦から各卦が生まれる」というものがあります。 この理屈を活用し、得卦を判断する方法として、江戸時代の易学者 真勢中州の占法がよく知られています。 私は、初学者であり真勢流による占断は、わかりませんが、各卦から各卦が生まれるという理屈は、彖辞にもいくつかあり、各卦の名称がなぜそのように呼ばれるのか、またその卦の名称の真に意味するところはなんなのかを理解するために有用なものです。 そこで、ここでは井田先生の本(新訂 現代易入門 明治書院)で紹介されている方法について、彖辞を中心に整理しました。 ■交代生卦について 三陽三陰で地天泰と天地否を基本にその中の一陰一陽が交代した卦をいう 【天地否を基準とした内卦一陽の9卦】 天地否の内卦「地」が、外卦に交代したパターン 風雷益:天地否の天の陽爻(九四)を、下卦に移し初爻とした。 彖辞は、上を損して下に益す、民よろこぶこと限りなしとする。また、その道義は大いに行われるとする。益は、そうした意味での益である。 【地天泰を基準とした内卦一陰の9卦】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月20日 23時29分28秒
[易経勉強ノート] カテゴリの最新記事
|