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易経日記

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2017年05月05日
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カテゴリ:43. 沢天夬
1年ぶりの更新です。見てくれていた方すいません。
久しぶりに覗くと、アクセス数が伸びているんでびっくりしました。
ありがとうございます。



実は、易占自体は、私生活でやっています。



でも「アップすべき時期にアップすべき占例」を挙げるポリシーで
やっており、
なかなか気が乗らなくって、アップまで時間が過ぎてしましました。



このサイトを大切に育てていきたいと思います。
大切に書き重ねることで
自分のインスピレーションの塊が蓄積されていきます。



サイトにアップするとき、文書を書きながら、頭を整理する。
象を見直し、卦辞を見て、爻辞を見直して。
占例を振り返り、背景、その後の経緯を、改めて文章にして。



すると新らしい発見があります。
判断に大きな変更はないにしても、
ああ~、この卦はこういう趣旨だったんだーと、
もやもやっとしたことが輪郭を持ってくる。



そしてアップし終えた後、卦の理解がより明確になるのです。



クリスチャンのいう「時がみちた時」、
易経のいう「時が中(あた)るとき」にアップしたい。
その時が日記に書くことを通じて、
易の神様が易を教えてくれている気がするから。
この蓄積が「自分の易」を形作る糧となるのです。



誰かどこかで知らない人、
易に興味持っている人が
見てくれている。
そう思いながら緊張感をもって書き重ねていくことで、
自分の易が輪郭を帯びていく。



ですから
来てくださる皆様は
私の易を作る手助けをしてくれている方々です。
今後とも本サイト、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。



いつか退職したら、カルチャーセンターとかで易経の講座をやります。
それが夢です。
自分のインスピレーションの塊である
自分の易、
その宝物を、
わかりやすく説明する講座。



カリキュラムのイメージはすでにあります。



初回で、占いの簡単なやり方を教える。
そしていきなり授業の最後の方で参加者に占筮を立ててもらうのです。
占的は参加する人誰かに事前に用意してもらう。
そして、出た卦は次回の授業で説明する。
それを繰り返し64卦、できれば384爻をすべて網羅する。



そうすれば、
「自分の易」は「その教室の仲間みんなの易」へと発展する。
そうだ、教室の名前は「易友の会」がいいな。
などと妄想はとめどなく広がってます。



そのときはこのサイトで宣伝しますので
興味ある人はぜひ参加ください。
初回授業は、「占いのやり方」と「山水蒙」の説明を予定しています。



なんってね。

どれだけ先の話なのか
。。。
あくまで妄想ですが。。。



でも今は、現実の世界に全力を尽くします。
この現実の世界に「今の自分が」
やるべきことはたくさんあるから。



それらをやりきることで、「自分の易」が出来上がる。



前置きが長くなりましたが、
昨年お約束した清原選手のその後の占例をご紹介します。


占ったのは昨年2016年2月となりますが。。。。



[背景・占的] 清原選手の今後。
 2016年2月、清原選手は覚醒剤所持の現行犯逮捕されマスコミをにぎわせました。
 易友との飲み会/勉強会で、どうなるのだろうかと占いました。



 なお、この時は、勉強の関心が「得卦」「之卦」「綜卦」「互卦」「錯卦」の使い方にありましたので、その問題意識で判断しています。



[結果]
1.得卦 沢天初爻



― ― 
――― 
―――
――― 
―――
――― *



2.之卦 沢風大過



3.綜卦 天山遯(とん) 


4.裏卦 山地剝(はく)



5.互卦 乾為天(けんいてん)



[判断]
1.沢天夬 初爻
(1)卦について
「夬」とは、おしきる、決断の意味。
 沢が、天の上にある。
 沢に流れている水位がどんどん上昇して、いつか堤が決壊して下にあふれ注ぐことは目に見えている状態。



 清原選手の不摂生・無軌道な生活が、蓄積しあたまも水位が上昇したダムが決壊しようとしている状態を示しています。



(2)卦辞
「夬は、王庭に揚ぐ。孚あって号ぶ、あやうきことあり。告ぐること邑よりす。戎に即くに利あらず。往くところあるに利あり」



ア)王庭(王庭)に揚(あ)ぐ
王庭とは、王の朝廷。ここでは裁判でしょうか。



揚ぐとは、宣揚(盛んなさまを世の中にはっきりと示し表すこと 広辞苑より)。逮捕、マスコミを通じて無軌道ぶりが明らかになったことを指します。


 
この卦は、陽(―――)が5つあり、勢いが盛んで、陰(―  ―)を切るときです。



君子がわずかに残る小人を切るときです。



まあ、「年貢の納め時」ってやつですかね(補足1)。



イ)孚(まこと)あって号(さけ)ぶ



心の底から思うことを叫ぶ。



これは「俺は悪くない」という言い訳でしょうか、それとも「悪かった」っという後悔の念でしょうか。



(3)爻辞



  「初九は、趾(あし)を前(すす)むるに壮(さか)んなり。往いて勝たざるを咎となす」



  足を前に進めることにさかん、つまり勇み進もうとする。
  しかし、力が足りず生きばかり盛んで勝てない恐れがある。
  必ず勝てるという策を立ててからでないと前へ進んではならない。
勝てないと判っていく場合は咎がある。



清原選手自体は、意気盛んに復活をしようとする。
しかも、勝算あるなしにかかわらず復帰しようとする。
しかし、勝算なしにやる場合は、ドツボに嵌っていく。



2.之卦 沢天夬の初爻を陽爻から陰爻に変える。伏卦ともいい、内在している状態です。 
沢風大過



― ―
――― 
―――
――― 
―――
― ― 


大過とは、大きな過度の意。
中央に陽が4爻あり、それを上下の陰が支えている。
陽が過ぎるので大過といいます。



この卦全体を一本の材木で見ると、両端がいかにも弱い。
卦辞に「棟たわめり」とあります。棟とは、屋根のみねを走る横木。
両端が弱い材木で屋根の棟としたため、屋根は重さに耐えかねて中だるみをしている。
人間でいうと、高い地位に上ったものの重荷に耐えかねている人を象徴します。



このことから、スター選手としての活躍、世評の重圧に苦しめられることが内在している状態にあります。


重圧に苦しみながら意気盛んに前に進もうとする。
これが清原選手の今後です。
今もそうかもしれません。
3.綜卦  天山遯(とん)
得卦の上下をひっくり返します。世間、周囲から見た清原選手です。
隠遁の遯(トン)です。世間的には終わった人ということでしょうか。
4.裏卦 山地剝(はく)
得卦の陰陽をひっくり返します。
剥落、剥がれるということです。化けの皮が剥がれてしまった。
5.互卦 乾為天
現実への対処策です。
すべてが陽。正しい心で、自分から目標をもって準備し行動すること。
陰が、この卦にはありません。つまり心の中に弱い心を入れないことです。
厳しいスポーツの世界で結果を残してきた清原選手ならばできるはずです。
初めの1年は「潜竜、用うるなかれ」で世に用いられることは絶対にありえないでしょう。
次の1年は、「大人を見るに利あり」で、導いてくれる人の意見を聞くこと。そうすれば、世に出るきっかけをつかめるでしょう。
ただし、この卦は短気、自信過剰なときは不運に変わります。再起を期待していモノです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(補足1)
彖辞「王庭に揚ぐるは、柔五剛に乗ればなり」





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最終更新日  2017年05月14日 19時47分52秒
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