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2006年11月25日
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カテゴリ:映画・読書


       


  子どもが産まれると、親が与えたいモノがある。
  子どもの見たもの、事を全て記憶するチップである。
  それを埋め込まれたら、体験の記憶は全てチップに残り、
  死後、他人に見られてしまう。
  だから、親は、子どもが13歳から21歳までの間には知らせ、
  知らされることにより、子どもは「自覚的に」人生を送るようになる‥‥


  子どもって、10才未満でもけっこういたずらをしてしまったりする。
  その中には取り返しの着かないようなことも混じっているかもしれない。


  死後、そのチップに残された膨大な記憶の中から
  家族にとって都合の良い、美しい思い出だけを編集して残す仕事がある。

  主人公アランの仕事はそういう仕事だった。それが、カットの意味らしい。
  彼には、かつて友達を見殺しにしたような記憶があり
  それに苦しめられているのだった。


  最近、小さな子が亡くなった後に、ビデオ映像が流れることが良くある。
  それも、残酷なものだと思うけれど、この場合は本人の全記憶だ。

  まずい記憶がある人は、入れ墨を入れる電気の針によって
  チップを狂わせる という道を選ぶようだ。


  最初、「記憶は自分のモノだ」とデモをしている意味が良くわからなかったが
  自分の頭の中にそんなものがあったら、やっぱり処分したいかも。
  誰にも言えないことは、ないわけではないのだから。
  自覚的に行動していても、それで全て解決するわけではない。



  清水玲子の「秘密」という漫画は同じようなことがテーマになっている。
  私は漫画のほうは全て読んだわけではないけれど、
  やはり何をどう見ていたか、ということが、
  例えば「片思いの記憶」などまで知られてしまう ということで
  難しい問題だ と捉えられていた。
  ただ、チップでなくて、脳自体から取っていたような????


  色調は暗いのだけど、良くできていた。
  いろいろ考えさせられ、面白かった。



  





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最終更新日  2006年11月25日 16時38分50秒
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