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2011年02月01日
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カテゴリ:読書・日々の生活

   


   この本に掲載されている「アラスカとの出会い」という作品が教科書に載っている。
   中学校生活最後の作品として扱うことから、
   原作を求め、読んでみた。
   別の地域で別の教科書を使っていたので、この作品は初めて読んだのだ。


   作者の星野道夫さんという人が写真家で、
   写真を撮るキャンプ中にクマに襲われて亡くなった、
   ということについては、当時のニュースで知っていたし
   たぶん写真も何枚か見たことはあったと思うが
   エッセイ集は初めて読んだ。

   良い文章である。詩的でもあり、しみじみと考えさせもする。
   人々の暮らしを見つめ、動物の生と死を見つめ、
   また仲間の死とも何度も出会った人の「しみじみ」なのである。

   この人のエネルギーは、とてもすごい。
   16歳でアルバイトして単身アメリカに渡り、
   ヒッチハイクしたりして何週間か過ごし
   その後、今度は北方にあこがれ、19歳でアラスカに行くのである。
   それも、「シシュマレフ村村長」あて という書き方の手紙に
   あちらが応えたというのだから、途方もない話である。

   そうした出会いから、
   ほとんどアラスカで暮らすようになってしまうわけだけれど、
   確かに「出会い」の妙味ではあるのだ。



   コミュニケーション能力だの生きる力だのとよく言うけれど
   そういう力がないということは、「出会う力」もないのだろうな。
   出会っても、それとわからないだろうし、
   気づいても黙殺してしまうのかもしれない。

   授業で扱う時には、
   彼らのエネルギーを少しでも掘り起こせるようになれれば良いのだけれど。



   エッセイの中に、1993年に生まれる子供のことが書いてあった。
   17歳になるその子がまだ三歳くらいで、星野さんは亡くなったわけだ。

  
   そうは言っても、私のように17年も経ってから改めて
   彼の文章や写真に出会う者もいるのである。


  「本は書店で」と決めている私だが、初めて、ネットで本を数冊買ってしまった。
   星野さんの本をたくさん置いてありそうな大きな書店に行く予定がなかったので。
   写真集は、教室で生徒たちに見せたいのだった。


                             






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最終更新日  2011年02月01日 21時59分34秒
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