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今日の日経に、こんなコラムが!
小学六年生の子供をもつ家庭の多くが、雪解けのような解放感に浸って いる。私立中学の入試の季節が終わった。 首都圏は受験生が過去最多となり、6人に一人が私立校を目指した。ゆと り教育の公立校への不信の表れであろう。知識だけでなく思考力も試すと いう難関校の入試問題は、大人にとってもなかなか難しい。 社会科の定番「地図問題」をのぞいてみる。水田や畑を示す記号なら知っ ているが、桑畑や茶畑となると自信がない方も多いのではないか。 さらに「なぜ桑畑と茶だけが別記号か」と問われても、直ちに答えは思い うかばない。 正解は「絹と茶は戦前の重要な輸出産業で一般の畑と区別したから」。 地図記号とは経済や社会の変遷をも物語る。現在の日本地図に目を凝らし ても、桑畑の記号を見つけるのは難しい。公式に廃止された記号もある。 電電公社の民営化で電報電話局や、数が増えすぎた銀行などの記号も姿を 消した。昨年新しく登場した記号には風車と老人ホームがある。 進む代替エネルギーの利用と高齢化を思い、なるほど合点がいく。 ちなみに小学生ではなく大人の思考力を試すとすれば、こんな問題はいか がだろう。「5年後、10年後に必要となる地図記号を考案せよ」。 なかなかの難問ではないであろうか。 どんな地図記号か、知って見たくは有りませんか? 地図記号「国土地理院」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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