2023/01/31(火)18:24
ひっつきむしはバカじゃなかった。
今日は寒かったけど、快晴。
体を動かすため、久し振りに神奈川県自然環境保全センターに出かけてきました。
自然園には、野鳥撮りの人でいっぱいです。冬鳥もいいですね~!
「エナガ」 なんかかわいいね。でも池がカチンカチンに凍っていて鳥が集まってきません。
神奈川県自然環境保全センター
展示室で目に付いた、ひっつきむしの本
種を動物や人の服にくっつけて遠くまで運ぶとは、ひっつきむしのやつ、なかなかやるね。
ひっつきむしはバカじゃなかったようです?
くっつき草の事を各地方ではなんて呼んでいるか
北海道:バカ
いきなりすみません、草の事です。
東北地方:バカ、ひっつきむし、どろぼう
どろぼうはひどいな
関東地方: ひっつきむし、くっつきむし、どろぼうぐさ、バカ、ばくだん
北陸地方: どろぼう、勲章、バカ
四国地方: ひっつきむし、くっつきむし、ぬすっと、ヤマビシ
東海地方: とびっか、とっつき、つかも、ひっつきむし、くっつきむし、勲章、ばくだん
近畿地方: ひっつきむし、ぬすっと、シラミ、ノミ、どろぼう、ひっつきぱ、くっつきむし、
ひっつきもん、
四国地方: ひっつきむし。くっつきむし、ぬすっと、ヤマビシ
九州・沖縄地方:バカ、くっつきむし、とっつきぼう
左上:堅いフック型 左中:逆さトゲ型 左下:ヘアピン型
右上:柔らかいフック型 右中:イカリ状のトゲ型 右下:粘液型
くっつきむしから生まれた大発明
1950年頃 スイスのジョルジュ・デ・マエストラルと言う人が、自分の服や犬の毛についた野生ごぼうの実を不思議に思って調べたみた。
実を顕微鏡で見てみると、小さいトゲがたくさんあって、布や動物の毛にひっかかるようになっていて、動物の体にくっつけ、種を遠くに運ぶためだとわかった。
これをヒントに試行錯誤し、面のファスナー(マジックテープ)の発明に至ったそうだ。
ついでに「うんち」のお話です。
野外で見つけた、タヌキの共同トイレ「ためフン」から持ってきたうんちを鉢に植えてみた。
すると数か月後、エノキ、ムクノキ、イチョウが、うんこから芽を出した。
これらの樹木は、タヌキなどの野生動物や鳥にとって魅力的な実を付け食べてもらうことで、遠くに種を運んでもらう作戦のようです。
うんこが飼料にもなって自然ってすごいなぁ........。