カテゴリ:アオリイカのエギング
![]() 2005年のイカソーメン・・ 今年もイカソーメンの季節がやってきた・・ 9月に入る前のこの時期 アオリは いわゆるコロッケと呼ばれる大きさになり 最も 数釣るのが易しいとされている・・ また 刺身にしても やわらかくて 甘くて美味い・・ わしは去年ようやく 昼間のエギングによって この時期のアオリイカを釣ることに成功した・・ ( 9月に入ったら さっぱりであったが・・) 今年も 今の時期なら 釣れるかもしれない・・ できることなら 最も易しいといわれるこの時期に エギングをマスターしておきたい・・ 1回の爆釣は 100回のボウズより学ぶことが多い・・ かように考えて 8月の最終の週末に ターゲットを絞っていたのであった なんでも 今年はコロッケサイズは既に わんさか釣れている上に ツバスやシオなんぞも 大量に釣れているらしい ( HIDEさん ありがとう・・) わしは ツバスやシオなんぞも ぜひ釣ってみたいし 8月の めばるも釣ってみたい・・ アオリなんかは どんぶり鉢にいっぱいのイカソーメンをこしらえたい たいへん 悩ましい選択である・・ 前日の土曜日 わしは あれこれ道具を並べてみたが わしのライフジャケットには どうしても 全ての道具が収まらない・・ ラインだけでも アオリ用 ツバス用 めばる用 皆違う 竿も違う エギ メタルジグ ミノー カブラ ジグヘッド ワーム・・ ポケットが足りない・・ 「 困った・・」 子供らに 「 何 食いたい?」と訊くと 「 イカ!」「 イカ!」 との答えであった・・ 「 ふむ・・ では アオリーQ マーブルサクラダイ2.5号と3号やな・・」 「 ナブラ刑事 各色と クルクルイモート・・」 「 めばるには 1.4gコブラヘッドと シュリンプ・・」 「 ラインは 替えスプールを持っていくことで 対応しよう・・」 あとは 寝て考えることにして pm10時に就寝した・・ am4時に起床 わしの 頭は答えをはじき出していた・・ 「 アオリがメイン・・ 海を観察してて気配を察知したら エギをメタルジグに替えること・・」 めばるは 今回 狙いから外すことにした・・ なにせ 朝まず目は 一時しかないのだ・・ 狙いを絞っておかないと 皆 中途半端になってしまう・・ めばるは この時期難しいので無理はしないでおこう・・ アオリと青物は 今しかチャンスがないのだ 今日は わし一人の単独釣行であるが 友人まいち氏は 今年もこの時期 仕事が忙しいらしく 去年以来 せっかく揃えたエギングの道具も 使わずじまいなので いっぺん イカソーメンを 食わしてやらねばならない・・ 「 よおし!」 早朝にもかかわらず わしはストレッチと 筋トレを行ったのち はりきって出発した・・ 敦賀は今日 午前中は曇りのようで am6時 E海水浴場に到着したが 空は どんよりしていた 「 ふむ・・波もそこそこあって いいんでないかい?・・」 既に キス釣りの人や ボートが出ているが テトラには誰も居ない 海水浴の客も さすがにまだ誰も居ない・・ 早朝の気持ちのいい海を えっちらおっちら漕いで テトラに上陸した 海はなにやら 活気が高そうで 小あじが たむろしているのが多数見える・・ しかし 何かのフィッシュイーターに追われているという感じはなく 楽しそうに 泳いでいる・・ 「 青物は まだらしい・・」 ロッドは コータック・コンペティション83 リールは シマノ・アルテグラ2500に PE0.6号を巻いてある・・ 意気込みすぎて ガイドに糸を通すのを忘れた・・ 武者震いか 手が震えているなあ・・ マーブルサクラダイ2.5号を 結び 1投目・・ 「 着水後 着底を待って・・ 音速シャクリやったな・・」 パシッ! 「 ほんでから・・HPSJを 3べんほど・・」 「 ここで ほわんとしとくと・・」 「 ・・ 釣れんなあ・・」 「 ま・・ほんなうまいこといかんわな・・」 「 ん?」 テトラの際まで アオリが3杯付いてきているのが見えた! 「 ほれ 食え!」 テトラの際で エギを ぴょんこぴょんこ 動かすとそのうちの1匹が エギを捕まえて 向こうへ持っていこうとした! うにゃん! とした感触が伝わり わしは1杯目のアオリを釣り上げた・・ 「 釣れた・・ まさしく 去年と同じや・・」 とりあえず エギを遠くへキャストし 1発目のシャクリの後 HPSJを 何回か入れて 足元まで巻いて来ると アオリが 何杯かは 付いてくる・・ で・・ アオリの動きを見ながら エギを動かすと たいてい 釣ることができるようだ・・ 「 これや・・マスターしたな・・」 気持ちに余裕の出来たわしは さらに 「 こいつら テトラの周りにしか 居らんのでは?・・」 と思うに到った・・ テトラの周囲5mほどは 石積みがあるため 藻や海草があって小魚が群れているが その沖は 砂地で あまり隠れるところもなさそうだ 「 ひょっとして めばると一緒か?・・」 めばるを釣るときのように テトラと平行に15~30度くらいの角度でキャストしてみた うにゃん! と 最初のHPSJで 当たってきた・・ 「 やっぱし・・」 遠くで掛けたほうが 断然楽しい・・ ばしゃ! 魚の 跳ねる音がした・・ 「 でたな!」 見ると テトラのすぐ近くで ばしゃばしゃと 魚の群れが暴れているようだ 「 チャンス!」 わしは そそくさと あせって クルクルイモートを結び 群れの中を 通してみた 「 おかしい・・ 反応がない・・」 「 今度はメタルジグか・・・」 3回キャストする間に そのばしゃばしゃは こっちに向かってくる・・ 「 んん?・・」 よおく 観察すると どうやら 魚の正体は 30cm級のボラの群れらしい・・ 「 なんやねん! まぎらわしい・・」 ついでに 沖の潮目なんぞも 狙ってみたが なああんにも反応はなかった・・ 小あじは やっぱり 楽しげに泳いでいるので 今日は青物は廻っていないのだろう・・ 気を取り直して エギングを再開するも そろそろ 日も高くなり 釣り客や 海水浴客が多くなってきた 当たりも 少なくなってきた・・ 浮き輪を付けて わしの釣ってる前を 泳いで叫びながら横断するやつがいる・・ 「 この くそぼけ!」 と 思ったが 背中に桜吹雪が彫ってある 筋の人だったので おとなしく 移動した・・ 既に 15杯くらいは釣っていたが まいち家分の イカソーメンが足りない・・ 「 もう1本いくか!」 車で移動して M海岸テトラへ・・ ここでも 同じ技が 通用するかテストしてみなければならない 1投目・・ エギをテトラ際まで 引いてくると 3杯のアオリの姿・・ 海中のテトラに乗っけたり 降ろしたりすると そのうちの1匹が エギを 持っていった・・ うにゃん! 「 ふははは!・・ いっしょやな・・」 こうして わしは 昼までにコロッケサイズのアオリを 27杯釣ったのであった・・ 快挙である・・ わしは 意気揚々と帰宅し ビールを飲んで 昼寝をして まいち氏にも 10杯 おすそ分けをして イカソーメンと ゲソ・エンペラのバター炒めバジル風味を 夕食に 思う存分 アオリイカを食った・・ 妻・子供らも 大満足 わしも 鼻高々であった・・ でも・・9月のアオリは手ごわいので あんまり自信がないのであった・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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