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市民が刑事裁判にじかに参加する裁判員制度の実施まで,2年足らず。最高裁判所(公式ホームページ)はインターネット配信の映像も利用して国民に知らせようと懸命です。
男子高校生が片思いの女生徒と一緒に裁判員制度について調べるアニメ。恋のもつれによる殺人未遂事件の裁判員となったサラリーマンや経営者を描く映画…。 島田最高裁長官は先日,裁判所長らの集まりで次のように語りました。 広報活動に工夫をこらし,「刑事際暗に参加することへの(市民の)不安を少しでも解消するよう努める」。しかし現実は裁判への不安を煽る例が多い。 富山の女性暴行事件をめぐる裁判もそうです。5年前に実刑判決をうけた男性の無実が服役したあと証明されました。 彼に無実を言い渡す再審が今週始まり,弁護士は,捜査の誤りを明らかにするため,取調官の証人尋問を求めました。ところが,裁判長は「必要ない」。「えっ?」。その瞬間,傍聴席から驚きの声がもれました。 男性は後ほど,報道陣に気持ちを伝えました。「裁判に対して絶望した」。「裁判官に」ではなく「裁判に」です。男性は足跡が一致しないなど証拠もないのに,脅しとでっちあげで犯人に仕立て上げられました。 ずさんな捜査に基づき「懲役3年」を言い渡した同じ裁判所が,まや今度の仕打ちです。 こんな誤りや裁判不信をなくすための裁判員制度です。市民が人を裁く行為に参加する裁判員制度。仕組みをよく知るとともに,人権意識を研ぎすましたい。 ↑ 宜しければ,クリックをお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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