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カテゴリ:潮流
借金で差し押さえられた家を前に「これからは各々頑張って生きてください。…解散!」と言い残し,父失踪。既に母を亡くしていた子どもたちは野宿生活に入ります。
本当にあった話を『ホームレス中学生』(ワニブック)にまとめた著者は,お笑いコンビ麒麟の田村裕さん。 明るく人気者だった「タムチン」少年は,3人兄弟の末っ子で,解散時わずか13歳でした。 迷惑をかけまいと,兄姉を振り切り単身公園へ。茶色い渦巻き型すべり台を寝床にするうちに「ウンコオバケ」呼ばわり,小銭拾いで飢えをしのぐも,すぐ限界。段ボールまで口にする窮地を救ってくれたのは,親友とその家族でした。 生活保護を受けられるように尽力してくれ,きょうだいは再びひとつ屋根の下で暮らし始めます。 いつ誰がホームレスになるか分からない社会を生きているからか,我がことのように,その優しさが身にしみてきます。 ただし,生活保護の手当ては働き出したら,返済しなければならないケースがあると聞いた兄が,将来を案じ泣く泣く手当てを打ち切り,著者は一時一日300円生活に陥ります。 超非常事態の子どもたちに,そんな心配をさせていいんですか?本書は60万部を売り上げています。売れっ子の今こそ,タムチン怒れ! ↑ お手数ですが,応援クリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月22日 00時17分19秒
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