|
カテゴリ:潮流
“軍事オタク”とされる石場防衛相が,機嫌よさそうな表情で話していました。
「成功は極めて意義深い」 ハワイ沖での自衛隊「ミサイル防衛」実験のことをいっています。敵国が飛ばしたとみなす模擬ミサイル。それを迎え撃つミサイルをイージス船「こんごう」から発射し,破壊しました。高度10万キロ以上の大気圏外でとらえました。 「ミサイル防衛」(初期導入費用1兆円)が防衛するのは,実はなによりアメリカです。かつてアメリカ高官はいっています。「(アメリカに向かうミサイルを)日本が撃ち落せるのに撃ち落さないとしたらクレージー(ばかげている)。そんなものは同盟ではない」。 はるか遠くで落下する針の穴に,糸を誘導して命中させ,通すような話です。 しかしそれだけの技術をもつ国で年金記録は命中させるどころか照合もおぼつきません。持ち主不明の記録が5,000万件。うち1,975万件も,コンピューター上の照らし合わせで本人特定が難しい。945万件は,最後まで照合できそうにない,といいます。 舛添厚生労働相は,徹底して調べるので97%までは大丈夫と語りましたが,後になって「あれは勘」。あてずっぽの“勘ピューター”です。 年金は,人が生き,働いた証(あかし)です。命綱です。 なのに選挙で「最後の一人まで…お支払いします」と約束しておきながら,「そんな公約したかな」(福田康夫首相)という政府・自民党。内閣支持率が,人々の怒りに撃ち落されています。 一人の被害者も出さないよう,政党も政府も知恵を出し切るときです。 ↑ 国民のためには使えないが,アメリカのために使える1兆円。そんな政府で良いのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月10日 07時01分25秒
コメント(0) | コメントを書く
[潮流] カテゴリの最新記事
|