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カテゴリ:潮流
えっ,新幹線のなかで300回スクワット!なんの話かと思ったら,修学旅行で生活態度が悪かった生徒への“お仕置き”でした。
栃木県立高校の教諭たちが,生徒11人に夜更かしをした罰として,京都からの帰りの新幹線内で最大300回のスクワットをさせていたことがわかりました。その後,体調不良で1人が入院。他の10人も病院で検査を受けました。 学校側は「配慮が足りず,行き過ぎた指導だった」と話しています。 スクワットは下半身強化のトレーニング法のひとつ。筋肉トレーニングならば,体罰に当たらないとでも考えたのでしょうか。しかし,専門家は「体罰に用いるなんて,もってのほか。しかも,間違ったやり方は体に悪影響を及ぼす」と呆れています。 楽しい思い出となるはずの修学旅行が,一転して苦痛の場に。学校側だって,本意ではなかったと思います。 いまだに残る体罰容認の体質と,無知からくる誤った指導。今回の事例とは性格こそ違うものの,部活動などでなくならない暴力や事故も根は同じです。実際,子どもの数は減っても,学校災害の発生件数は増え続けています。 「学校災害から子どもたちを守る全国連絡会」の電話相談も鳴りっぱなしで,その内容は多岐にわたるといいます。 学校災害は子どもの人権問題です。安心して学校生活を過ごせるように保護者,教職員が正しい知識を学び,高い意識をもつことが求められます。 時代こそ変わりましたが,私の学生時代担任教諭によく殴られていました。体罰は良くないと思いますが,私はその担任教諭がいまだに大好きです。それは真剣に向き合ってくれたからでしょうか。体罰のなかにも愛情があったからでしょうか。 学校での体罰や家庭内の虐待と躾,その境は何なのか時々考えさせられます。 ↑ みなさんのコメントを期待します,宜しければ「クリック」をお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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