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 潮 流 

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2008年02月16日
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カテゴリ:潮流
 イラクでアメリカ軍による秘密の空爆戦争が,驚くべき勢いで急増している。

 昨年6月,アメリカ軍事専門家ウィリアム・リンド氏はアメリカ軍機がイラクで鉄道駅を爆撃した報道に唖然として,「アメリカ軍占領下の国でこんなことが起きるとは」と論評しました。だがいまや当時を大幅に上回る規模で,空からの秘密戦争が一路拡大中である。


 昨年は一昨年の6倍の出撃回数という数字が,その急増ぶりを物語っているが,空爆参加中のアメリカ海兵隊は情報を一切公表せず,全容は秘密のとばりに包まれている。

 目立つのは大型爆撃機B-1やベトナム戦から生まれた超低空地上攻撃機A-10の再投入だ。アメリカ本国ネバタ砂漠から遠隔操作する無人機は,ミサイル・ヘルファイア(黄泉の国の火)を放っている。

 イラク民衆に多大な犠牲が出ていることは想像に難しくない。しかしアメリカ軍は情報統制の壁を厚くいて報道を禁圧している。


iraq.jpg



 ブッシュ大統領イラク戦争犯罪を追及するアメリカ・ネーション研究所トム・エンゲルハート氏は,1月のバクダッド南郊の農村ジャブール地区への大爆撃のきわだつ特徴は,マスコミの目の届かない場所での「テロ爆撃」だという。

 10日間に投下された100,000ポンド(約500トン)の爆弾は,71年前スペインのゲルニカで使われた爆弾量に匹敵する。あの時4人の内外記者が駆けつけて,全世界に警鐘を鳴らした。


 だが今度は,1人も現地取材していないと言うのだから驚きです。



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Last updated  2008年03月14日 16時25分41秒
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