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ニューヨーク。夜。女性がごみをあさる。しかし,しかし貧しい身なりではない。はて?
女性は,高校の教師です。スーパーのごみ袋から,野菜や果物が出るわ出るわ。彼女は,食べ物を買いません。ほとんど,レストランやスーパーが捨てた食品でまかないます。 NHKで再放送されました「ニューヨーク街物語」の一話です。彼女たちはフリーガンと呼ばれています。無料を意味する「フリー」と,菜食主義をさす「ビーガン」を,かけ合わせた言葉です。 拾った食材で,仲間たちとパーティーを開く。“フリーガンツアー”を催す。ツアー参加者が,興奮気味で語ります。「買いたくても手が出なかった高級で新鮮な食材が,こんなにたくさんあるなんて」。 賞味期限がきていないパンも,有機栽培の野菜もあります。 ニューヨークほどの酷さでないにしろ,わが国でも,捨てられる食品は多い。農林水産省の調べによると,工場や卸・小売店。外食店から出た食品の廃棄物は,年間で1,135万トンあまりに達します(2006年度)。うち,11%の125万トン近くが,売れ残りや返品によって生まれました。 家庭で食べる場合に日本人1人がつかう食品の量はは,平均で年間410キロほどです。食材によって重さがまちまちなので,ごく大まかな計算になりますが,125万トンは300万人分にあたります。 自給率が39%しかないというのに,これも日本のひとつの現実です。 ↑ 更新が遅れておりますが,宜しければ「応援クリック」をお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年09月30日 21時38分41秒
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