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テーマ:映画館で観た映画(8572)
カテゴリ:映画鑑賞DIARY
こんにちわ! 昨日発表の米アカデミー賞の最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞した話題のドキュメンタリー映画。 No.19『不都合な真実』 (2006年 米) <監督>デイビス・グッゲンハイム <出演>アル・ゴア他 アル・ゴアさんと言えば何年か前のアメリカの副大統領だったという印象しかなかったのですが、ここまで深く環境問題に取り組まれていたとは・・・ <STORY> 近年、地球温暖化の影響とされる異常気象とそして、台風等の相次ぐ大型天災や”鳥インフルエンザ””SARS”等の新種の奇病に遭遇している人類。 政治家でもあったアル・ゴア氏がそんな人類の未来を悲観し、世界を講演して周り急激な地球温暖化が様々な異常気象をもたらしていることを一般市民に問う。 97年の”京都議定書”でのCO2排出量の規制の約束を守りきれていない人類自身にも責任もある。 又、温暖化による南極地方、北極地方の氷河の融出による二次災害、三次災害が地球環境にも深刻な影響及ぼしてきており、そこに住む生物たちも種の継承が困難になりつつある。 もうそこまで迫りつつある人類の滅亡の危機。 今、立ち上がらなければ・・・ <レビュー> う~ん、予想以上にショッキングな映画でした。 最初はゴア氏の大統領選に向けた選挙絡みの政治色の強い映画なのかなぁと思って観始めたのですが、彼の志は高かった。 アメリカ国内の主要都市の他、ヨーロッパ、アジア等の主要都市でも既に千回以上の講演を行い一般市民に身近に迫っている人類滅亡のシナリオが熱く語られる。 環境問題の礎でもある”京都議定書”のCO2抑制に関しても守りきれていない現状。 特に民主主義のリーダーである筈のアメリカ自身が守ることが出来ていない事実にも焦点をあてて政治と経済との絡みが深刻な環境問題を単なる学説にしてしまいるという事実も語られる。 それゆえのタイトルが『不都合な真実』特に石油産業を中心とした経済界や経済界との繋がり故に深刻な事実を国民に伝えられていないという政界にとっては不都合な事実だという訳だ。 最近の日本でも似た様なことが、インフルエンザ抑制剤”タミフル”の摂取が一因ではと噂される一連の飛び降り事故だ。 厚生省は”タミフル”と飛び降り事故の因果関係を頑なに否定し、マスコミ各社が盛んに因果関係を問いただす。 数年前の血液製剤によるHIV感染事件の前例があるだけに国民のお役所と製薬会社に対する信頼感が薄くなっているだけにマスコミがあおっている事実もあるが、ここでも企業の利益最優先している事実はミエミエだ。 結論は藪の中になり・・・薬を飲んで死んでしまったら元の木阿弥だ。自己責任(防衛)も問われる時代なのだ。 地球上に生存している人類も自己責任というモラルにおいて、地球温暖化という眼の前の大問題に対処していかなければならない時期に入ってきているのは間違いない事実だ! <評価>☆☆☆☆ この映画を単にロードショーとして一般市民に公開するだけでよいのか? どこかのマスコミ(TV局)が買取って、ゴールデン・タイムにオン・エアして一般市民に広く観てもらうのもひとつの手段だったのではと思わせた作品でした。 でもそんなことしたら肝心なスポンサーが付かないか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月03日 14時48分02秒
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