2012/05/05(土)09:05
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
冒頭に写真は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)です。
一昨日、急に計画が変わり、フリーになったので
妻と一緒に湯郷温泉に、ランチと温泉に出かけました。
その時、伺いたいと思っていた、作家の山田尚公先生の
奈義の工房を訪問しました。
ご夫妻に温かく迎えていただき、
時間が過ぎるのも忘れて、作品談義、趣味談義に
楽しいひと時を過ごしました。
私は以前訪問した時に、一体の木彫の作品を
求めたのでしたが、妻は今回、高さ60センチの
天宇受売命(あめのうずめのみこと)の木像を
求めました。
天宇受売命(あめのうずめのみこと)とは、古事記の
神話に出てくる神様で、天照大神が天岩戸にお隠れされた時、
岩戸の前で踊りを披露し、そのおかしさで神々が笑い、
不審に思った天照大神が、岩戸の扉を少し開けた結果、
表に引っ張り出されたという神話に出てくる神様です。
いまでは踊りから発展して、芸能の神様として、
実際の芸能人の方も、お参りされる神社が方々にあるようです。
というわけで、山田先生の作品が一体、
わがサロンに仲間入りしたということであります。
木像の足元に敷いてある布は、
川島織物がその技術の粋を集めて織った、
正倉院収蔵物の作品をモチーフにした
大きな布です。
これは日本政府の大臣級が、海外に訪問したり、
国賓をお迎えした時のお土産の一品にも
使われていて、桐の箱に納められています。
現物はとても繊細ですばらしい作品です。