カテゴリ:商品先物取引
今日の朝刊に載ってました。
コメ上場不認可の記事。 読みましたか?読んでない方のために… 全部はムリなんで、適当にかいつまんで。 『コメ先物「復活」認めず』 中川昭一農相は28日午後の記者会見で、東京穀物商品取引所と関西商品取引所が申請していたコメの商品先物取引の上場を認めない方針を明らかにした。先物市場への上場申請が不認可となるのは初めて。コメ価格が不安定になるとする農業団体などに配慮、戦時下に廃止されたコメ先物の67年ぶりの復活は見送られた。 えっと、そもそもコメの先物取引は、1730年に堂島で始まりました。 幕府が大阪堂島米会所のコメ先物取引を公認してから。 1939年 戦時下の統制によりコメ先物の取引全廃 2004年4月 改正食糧法が施行されコメの流通がほぼ自由化 12月 東穀取がコメ上場検討委員会を設置 2005年6月 農水省が食糧部会でコメ先物上場に関するヒアリングを開始 12月 東穀取と関西商取が農水省にコメ先物の上場を申請 2006年3月 中川農相がコメ先物上場の不認可を表明 という流れみたいです。 なぜ不認可か?っていうと・・・ 価格管理にこだわるが故といったとこみたいです。 コメ卸団体などは、先物があれば不作でコメの価格が急騰しても安い価格で仕入れることができるとし、価格変動リスクを減らす機能を期待していた。 農協グループの取りまとめ役である全国農業協同組合中央会は、「投機的な価格変動が起き、生産現場に混乱をもたらす」と反対。 中川農相は、「現時点では生産に著しい支障の恐れがある」と説明。 農水省は、供給過剰なコメの価格維持のために、コメの生産を減らす生産調整などをしていて、2007年からは農業団体などが主体的に取り組む新制度に衣替えする予定。上場を認可すると、反発する農業者が新制度に参加しない恐れがあり、こうした事情を考慮したようです。 政府はコメの需給を安定させる食糧管理制度の下で、農家がつくったコメを買い入れ管理してきました。しかし生産者と業者が直接取引する自由米などが増加。全量管理が見直され、コメの流通はほぼ自由化されたけど、農水省は生産調整による価格管理にこだわってきました。 という事情があって不認可らしいです。 まぁ分かるのは分かるんですけどね・・・ 外務員としては…コメ上場してほしかったですねぇ。 とりあえず、あと10年は上場されないだろうってことみたいですよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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