奥襟部長の柔道・柔術日記

時間もないので3日間の雑感をさくっと。

一日目は海老沼選手が印象的。いい柔道するなぁ。内股をがっしり受け止められても、あそこからもっていくんだもんなぁ。普通はやばいと思ってつぶれるようにして逃げたり、止まってしまって返されたりする。すごい足腰と自信。本人は「一か八かになってしまっているからダメ」と反省してたけど、そんなことないと思う。今回投げたことで、相手はかなり意識するから、次回以降の対戦もいい方向に転がるはず。

二日目は小野選手を含め、吉田選手、西山選手が素晴らしかった。期待が膨らむ選手達だ。経験を積んだら、吉田選手と西山選手はまだまだ強くなりそう。
あとは女子の谷本選手。あの非凡な才能は姉妹両方もっているんだね。技そのものというより、立ち姿勢といい、足の運び方といい、全く同じなので驚いた。

三日目は中村選手。決勝で3回連続抑え込みにいったのは圧巻。柔道の試合では珍しい。たいていは一回逃げられたら（しかも腹ばいに）一旦諦めるもんね。勝負強いなぁ。
鈴木選手は受け方が・・・。体重を上げて、昔みたいにリズムとって足技で崩す柔道はできなくなっちゃったのかな。準々決勝から決勝まで、どうも鈴木選手の試合っぽくない。あと、大外刈も・・・。うーん、色々考えた上での戦略だろうけど、うーん。


全体的には、女子は日本人同士の対戦でもコーチがしっかり声をかけてていい。男子はその点、あんまりだったと思う。競争を煽るなら、こういう所も大事じゃないかしら。単に園田監督の声と徳野コーチの声が他より大きいだけなのかもしれないけど。

そしてやっぱり篠原監督。恐い。めっちゃ恐い。テレビで見るだけでも夢にでてきそうなくらい恐い。