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カテゴリ:柔道
昨日は大阪で前襟ケムクジャーラにモシャモシャと誘われて大学の道場に顔を出す。元々、母校の大学柔道部の監督である一つ下のナヨシロ襟と、附属高校の柔道部監督である二つ下の前襟ケムクジャーラと3人で飲もうと誘ったのだが、前襟が「どうせだったら道場に顔出しませんかモシャモシャ」、「何かアドバイスしてやってくださいモシャモシャ」というので、そんなにモシャモシャ言うのなら久し振りに顔を出してみようかというようなことになる。モシャ。
本当に久し振りすぎて前回はいつ行ったのかも覚えていない。確か宇都宮に転勤する前だったはずなんだけど曖昧。てなことで、早速駅でも逆の出口に降り立ってしまう。なんてこったい。 駅の改札から階段を上がると前襟ケムクジャーラが待っていてくれる。小雨がぱらついていたので心なしかモシャモシャ具合もしっとりとした感じだ。しっとりモシャ。 大学前の通りを昔からある店を探したり変わってしまった店を嘆いたりしながら、女子高生のようにキャッキャと道場まで行く。あー、懐かしい。若者達、若者達、若者達。当たり前だがみんな若者達。女子大生、女子大生、女子大生。当たり前だが女子はみんな女子大生。 道場は奥襟部長が現役の時からは様変わりで素晴らしい道場。いやー、うらやましい。道場に入るとナヨシロ襟が挨拶してくれる。それにつられて、お前誰やねんという風を感じつつも、屈強な男達も挨拶してくれる。どもどもどもども。 道場に足を踏み入れてあたりを見回す。うーん、道場も変わって人数もめちゃくちゃ多くてみんな強くて全く懐かしくない。壁に名前の札がかかっていてそこだけ若干。でも、なんか違う学校にきたみたい。 練習は乱取の真っ最中。みんな力強い。組み手が粗いなぁと思ったけど、今はこれが流行りなのかな。ま、強いんだからいいのか。 ナヨシロ襟は立派に監督やってる。ちょっと大きくなって、体型も立派になった。前に来たときよりも練習の雰囲気も良くなっている。ナヨシロなりに頑張ったんだろう。うんうん。でも、真面目さから言えば昔の方がはるかに真面目。弱かったけどはるかに真面目。このあたりがなんとも言えずモシャモシャ。あ、違うモヤモヤ。 後半寝技の練習があったけど、これはちょっと・・・。これなら寝技はまだ練習できそうだ。次は道着持ってこよう。アキレス腱は大切に。 練習の最後に整列し、ナヨシロ監督からの依頼で一言話す。簡単に自己紹介した後、奥襟部長が言ったこと。後の記録としてここにトピックだけ残しとこう。 ・当たり前だけど、柔道の強い弱いなんで社会に出て全く関係ない。あなたが試合で一回戦でぶち投げた選手があなたの上司になることもある。 ・突き詰めて考えること。そしてその考えたことに信念をもって実行すること。僕は大学の柔道部生活を通じてこれらを学んで、今でも役に立っていると思う。 ・だから、繰り返しになるけれど、柔道をただやることだけで社会に役立つことなんて全くなくて、強い弱いも関係なくて、柔道を通じて学び、考え、それらがあって始めて社会に出て役に立つことがあるんだと思う。奥襟部長の場合は、それが突き詰めて考えることであり、信念をもって実行することだった。 てな感じ。うん、今、先生良いこと言ったよ。すぐにツイッターでリツイートしたり、5人以上の人に伝えないと不幸になると言ったりしなさい。 でも、奥襟部長が現役の時、こうやって練習後にえらそうに話すOBが大嫌いだったんだよね。結局、今自分がそれをしちゃったかな。ごめんね。でもなんか伝えたかったので、言っちゃった。うふ。 終わってからは当初の目的であった3人でわいわい飲む。ふむふむ。そうか、そうか。ええ!そんなことも!何?そうだったのか。それは、それは。いや、それはこうだと思うぞ。え、俺、そんなことしたか?いやんいやん。てな感じで2時間。良い刺激になった。 奥襟部長は思うところがあって今まで大学の柔道部とは距離を置いてきたけど、ナヨシロ襟と前襟ケムクジャーラがこうやって頑張ってるのなら、奥襟部長も微力ながらサポートしようと思った。こういうのは縁であり、めぐり合わせだから、このタイミングでこの体制になったのは、きっと何かあるんだろう。 ナヨシロ襟、前襟ケムクジャーラ、ありがとね。元気もらったよ。また顔出します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.15 08:10:13
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