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Mar 2, 2007
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10年程前から必ず保護者向けに言語環境の乱れについて考えてもらいたいと思い、自分の学年便りの順番が回ってきたときに「言葉の乱れ」を正すことを啓発する文章を載せています。そのときに同時に子供たちに対しての指導も行っています。同学年の教師にも言語環境を整えることを呼び掛けています。

学年やその年々の子供達の質によって指導の方法は違ってくると思いますが、高学年であればプリントを配布し、どのような場面で言葉によって傷ついたり不快な気持ちになったりしたかを文章で書かせ、それらを元に話し合う時間を持ち、考えさせます。

低学年の子供になら「ギザギザ言葉」などとネーミングして教えています。「ギザギザのナイフを振り回しておいて、仲良くしようってたって、仲良くなれますか?」と、問いかけます。互いに乱暴な言葉が出てきたときに「あっ、それはギザギザ言葉!使っちゃダメ!」と注意しあうことができます。低い学年できちんと指導がされ、指導が継続された場合には必ず成果をあらわしてきます。逆に高学年になってからの指導となってくると、効果を上げるのはなかなか難しくなってきます。

乱暴な言葉を使うことを禁じ、乱暴な言葉を使うことの「気まずさ、恥ずかしさ」を自分が感じるようになることを求めます。同時に「乱暴な言葉」を使っている人に周囲が「気まずさ、恥ずかしさ」を感じさせることも求めます。周囲が「そんな言い方は、よくないよ」「そんな言い方、やめて」と、言い方がおかしいことを指摘できるように指導します。クラスの中で乱暴な言葉がまかり通ることの異常さを、子どもたちに早い時期に共通認識させるようにします。

強制的な言葉狩りに留まってはいても仕方がありません。言葉が悪いという表面的な指導だけでは、根本的な問題の解決にはなりません。

よいクラス、よい社会を作っていくための人との関係の持ち方、心のあり方の問題として、年間を通じて根気のよい指導が必要だと思います。

学校内でも教師間に言語環境の整備についての共通認識が必要です。

ある学級(学年)では先生とは友達づきあいで「タメ口」をきき、乱暴な言葉を学級(学年)の中でも使う。ある学級(学年)では先生にはきちんと話し、乱暴な言葉も控えている。

そんな使い分けが子供達の中にあるのは、ある程度仕方のない部分もあるようにも思えます。それも子供にとっては社会勉強でもあるかも知れません。タメ口や乱暴な言葉を使うことを許してくれる先生が子供の気持ちをよくわかってくれる先生である場合もあるでしょう(一般的に若い先生ですね)。

名前の後ろに「~君」「~さん」の敬称をつけるのかつけないのか、担任によってずいぶん見解が違うものです。敬称ひとつをとっても、一体どれがよいのか、ハッキリとした見解の一致が見られている学校は少ないだろうし、見解を一致させることはなかなか難しいかもしれません。

教師によってやり方の違いはあるのは、仕方ない面もあります。しかし全く議論もせず、指導しないのはまずいと思います。これは程度の問題であり、野放図に言語環境の乱れを許してしまったのではいけないと思います。子供たちは学校の中で大人に対してとるべき態度や敬語を学ぶ必要があります。「親しき仲にも礼儀あり」をきちんと教えるべきです。特に学級の中で、「乱暴な言葉」がまかり通り、日常的に荒れた状態があったときにはどの教師もそこそこの一致した指導ができるようにしたほうがよいと思います。日ごろから教師間で言語環境についての話し合いをする機会が必要なのではないかと思います。

いずれにせよ、言葉や態度の指導は時間がかかります。教師側が注意深くなり、折に触れて指導をしていかなくてはいけないし、教師同士が、教師と家庭が連携しなくてはできません。とても難しい類の指導です。その上、指導に対して具体的な成果を測定して因果関係を証明するということもできにくいですが、比較的きちんとした言葉を使うことのできる学級集団・学年集団・学校は比較的穏やかであるのは間違いありません。家庭や社会との連携も含めて、学校側の責任として、言語環境の正常化にしっかりと取り組む必要があると思います。

実際に私の勤務する学校では、言葉の指導ではどの教員も厳しい態度をとることができています。私は毎年自分のクラス・学年だけではなく、職員全体に呼びかけるように心がけています。職員室に入る時の態度や言葉遣いも、きちんとできていない場合にはやり直させています。十分な状態とは言えないかも知れませんが、数年前に学校全体が荒れ気味だった時期に比べると、悪い循環(荒れる→言葉が乱れる→荒れる→言葉が乱れる→・・・)から立ち直ったように思います。






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Last updated  Mar 3, 2007 12:22:06 AM
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