[フーテンの科学寅]の記事一覧 | おおさき教育支援ボランティアネット　宮城県大崎市

OK-Netの理念の雑メモ

お陰様で、おおさき教育支援ボランティアネットワーク（OK-Net）は、皆様のご支援によりまして、順調に準備がすすんでおります。河北新報さんにも、報道していただきまして記事をご覧になった方から、さらに、ご協力の申し出を本当にありがたいことに、いただいております。これについては、あらためて、ご紹介します。ここでは、まず、組織づくりの基本理念について、寅さんの試案をアップしたいと思います。私どもは「地域の教育力の向上」という目的のために、その働きの一翼を担おうと志した者が自主的に参画することによって成り立つボランティア組織です。自らがこれまでの人生で培った能力や得た経験を活かして、「子どもたちの心からの笑顔」のために貢献することを志した者たちの集まりです。ここでは一人一人が持てるものを惜しみなく提供し合い、協調し合うなかでこそ、広汎な働きが可能になると信じ行動します。ネットワークに参加したいという希望をお持ちの方々、あるいは自分を（どんな形であれ）役立てたいと思う方々ならば、どなたでも歓迎です。しかしながら、こと、子どもの魂に触れる事業ですのですべての活動に「誰でもいいですよ」というわけにはいきません。厳しいかもしれませんが、最低限の共通認識をもっていただくことは不可欠です。私たちの基本理念は、決して難しいものではありません。また、難しくするつもりもありません。真剣に社会貢献をしようと思われる方ならば、当然のものとして共感していただけるものです。尻込みすることなく“自分を役立てる機会”に手を挙げてください。実際に働きを担うまでには、さらに学び、準備と訓練をし、経験を積む必要があるでしょう。そのためのプログラムはOK-Netが、全力をあげて提供しますので大丈夫です。＊基本理念（他人の幸せを願う思いと調和の努力）　１．私たちは、あらゆる子どもたちが、　　この世に生を受けたことの、幸せを感じられるように　　教育環境づくりと、社会の構築を目指します。　　人間だけでなく、全ての生命との調和を目指します。　　今の子どもたちが“幸せ”を感じられない要因・要素を　　特に教育面から無くしていくことを目指します。　　そのために、あらゆる分野の人々が手を携えるべきだと考えます。　　（学科教育、道徳教育の範囲に限定しません）　　なぜなら、子どもたちが直面する問題は多種多様であり、　　全ての調和を目指すのであれば、　　可能な限り多くの分野の人々が連帯する必要があるからです。　　最も大切なのは、“自分を役立てる”意志です。　　不調和を調和していくために、　　自分にできることを躊躇なくしていく実行力です。　　さらに、役立つために自分を鍛え、高める努力です。　　備わっているもの、持てる力を互いに尊重し合い、　　認め合い、高め合いながら、　　“子どもたちの笑顔のため”に向けて心と力を合わせていきます。２．このネットワークに参画・参加するための条件は、　　“自分を役立てたい”という意志を有する、ということで　　特別な能力、膨大な知識、金銭、知名度…などは不要です。　　　　そしてもうひとつは“社会の調和”を視野に入れているということです。３．地域社会の調和とは、自分（たち）が世の中を変える、という　　　スケールの大きなものでなくても良いのです。　　　小さな不調和を調和的に、変える意識があれば良いのです。　　　なぜなら、人々が“幸せ”を感じられない要因・要素が　　　つまり不調和だと考えるからです。　　　世界全体で見るか、自分の身の回りで見るか、　　　意識の次元はさまざまで結構です。　　　地球規模の戦争から、個々人の不和に至るまで、　　　不調和はあらゆる次元、あらゆる分野に蔓延しています。　　　そのひとつでも調和に向かわせるために、　　　自分を役立てようとすること自体が　　“子どもを育む思い”への参加です。　　　そして、専門的な知識や経験をいかして貢献していくことが　　“教育環境の改善”への参画です。　　　参加しようと思う人は、いつでもどこにいてもできます。　　　日常の全ての場面に、実践の機会があるからです。　　　ですから、学生であれ、主婦であれ、　　　仕事中の人であれ、老人であれ、　　　誰であっても“その気”があれば参加できます。　　　そして、ひとりでも多くの人の参加は、　　“教育環境の改善”の働きの原動力であり、推進力になります。　　　ただし、参画を望む人は、　　一定の知識、トレーニング、経験、努力はもちろんのこと、　　　さらなる知識の獲得や研鑚を怠りなく続けていかねばなりません。　　　大人の側の、終わることのない学び続ける姿勢こそが、　　教育のモデルであるからです。　　　仕事としてこの働きを位置づけることも可能ですし、　　　もし、専従できるなら、大きな恵みだと考えます。　　　活動を継続できるだけの、費用の助成を社会に求めることは、　　　恥ずべき事ではありません。　　　助成する人々や団体に社会貢献の機会を与えることであります。　　　ただし、自分の利益を優先することは、　　　本末転倒ですので、厳に戒めなければなりません。　　　補足の説明です。　　　OK-Netは、NPO組織としての活動ですが、　　　注意すべきは、“組織”というものは、　　　両刃の剣であるということです。　　　組織というものは、　　どうしても、「まず自分たちを守る」ことが最優先になりがちです。　　　そのために情報の風通しが阻害されたり、　　　組織のトップの意向が無批判に上から下に通達されたり、　　　組織内部での派閥や主導権争いが派生したりということが、　　　起きます。　　　また、組織の規定で内部の者を縛ってしまいます。　　　自由のないところに、本当の意味の進化向上はありません。　　　さらに、～主義、～イズムというようなラベルができると、　　　そこに所属していることに意味を見出してしまい、　　　日々・日常の自分を点検することが疎かになりがちです。　　　私たちが目指すのは、　　　メンバーがお互いの違いを含めて尊重し合い、　　　違いを活かして補い合い、協力協調し合うネットワークです。　　　誰かが指示命令したりするようなものではなく、　　　「自分を役立てたい」と願う人たちが、　　　自分の良心と意志に基づいて判断し、　　　実際に自分を役立てていくネットワークです。　　　さらに、近い将来、　　　他の地域でも、同様のネットが立ち上がっていくでしょう。　　　私たちは、その組織ともできるだけ相互リンクをして、　　　さらに広範囲の「ネットワーク」も立ち上げていきたいと　　　考えます。　　　テーマや問題に応じて、　　　ユーザーが、まずどこの窓口に相談に行くかを選べるようにし、　　　そこでうまく解決しなければ　　　そこからまたふさわしいところを紹介してもらえるような　　　仕組みを創りたいと考えています。　　　そして、連携して勉強会・講習会を持ち、　　　経験を共有したり、技量を高め合います。　　　また、私たちの「OK-Net通信」を発展させたような　　　共通の「通信」を発行することでも　　　つながり合っていくことも考えられます。　　　さらに補足です。　　　どういうボランティア活動であっても、　　　「子どもへの対応原則」と「学校とのつきあい方」　　　をしっかりと身につけることは必須条件です。　　　（間違った対応を黙認すことは厳に慎まねばなりません）　　　それさえ身につけていれば、その枠のなかで、　　　その人らしく個性を発揮していけばよいのです。　　　人生の成功者ばかりが、良いボランティアではありません。　　　大人の辛い経験は、子どもたちにとって、癒しにもなります。　　　癒しとは、かげりを光に変えていくことだとも言えます。　　　例えば、自分自身の辛い経験を越えて、　　　それを納得や許しや希望や祈りに変えることができた人は、　　　同じ心の傷やかげりを背負って苦しんでいる子どもたちの心を　　　癒せるでしょう。　　　早くに肉親を亡くした人、　　　肉親や身近な人が自殺してしまった人、　　　あるいは自分自身が親に虐待されていた人、　　　自分の子供を虐待してしまっていた人、　　　身近な人が病にある人、　　　肉親や家族との不和に悩む人・・・・・・。　　　OK-Netは、問題を抱えていない人の集まりではありません。　　　今、自分が抱えている課題に向き合い、かげりを光に変えることで、　　　その経験を子どもたちのために役立てることができるのです。　　　その気にさえなれば、　　　誰でも子どもの役に立つことはできるのです。　　　それは、自分に与えられた輝きをさらに大きくし、　　　同時に、自分のかげり（苦しさ、欠点、至らなさ等）に向き合い、　　　それを光に変えていこうとする意志と努力のなかでこそ　　　為していけるのだと思います。　　　自分自身が愛と真実に生きようとするからこそ、　　　その輝きが周囲に広がっていくのです。　　　残念ながら、現代社会では、　　　力を持つ人たちはさらに力を得ようとしてしまいがちです。　　　自分の地位や立場を守るために、　　　人としてもっとも大切なことを　　　ないがしろにしてしまうことも多いようです。　　　今の社会は国も人々の多くも　　　「自分にとって何が得になるのか」を基準にして動いています。　　　“愛”という言葉が好きな人ですら、　　　そういう基準を手離せない人が大勢おられます。　　　それがさらに世界を苦しくし、人や自分も苦しくしています。　　　しかし、生命はひとつらなりですから、　　　自分へのこだわりさえ越えることができれば、　　　お互いがお互いの幸せのために生きることができるのです。　　　補い合い、支え合い、思い合い、いたわり合い、　　　分かり合い、扶け合って、　　　共に生きていくことができるのです。　　　それを喜びとして、自分も満たされて幸せに生きていけるのです。　　　それが全ての人にとって、本当の幸せであり、　　　本当の自由だと信じます。　　　ならば、私たちはひとりの生身の人間として、　　　そういう生き方を始めていきたいと思います。　　　ひとりひとりの力は小さくても、　　　心をつなぎあった者達が協力協調し合えば、　　　大きな力に成長していくでしょう。　　　そうなればまた、　　　その力をさらに多くの人たちに役立てていけばよいだけのことです。　　　閉鎖的な組織や集団なならないように注意をし、　　　全ての人に向けて開かれた　　　風通しの良いネットワークを作っていきたいと思います。　　　「かげりを光に」「不調和から調和へ」のエネルギーの共鳴のもと　　　教育技術を幹としてさらに太くしながら、　　　そこから自由に枝を伸ばし、みずみずしい緑の葉を茂らせ、　　　メンバーお一人おひとりならではの美しい花を咲かせ、　　　その果実をさらに皆で分け合いましょう。

2006年06月04日

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もう一度、真剣に情報発信をします。

何度も挫折しては、ご無沙汰しておりますが、今度こそ、今度こそ、情報発信を続けて参りたいと思います。良かったことも、悪かったことも、誇らしいことも、恥ずかしいことも残念なことも、率直に、すべてを学びの機会として捉えて参りたいと思います。

2006年06月04日

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のびやかな、広いつながりを

本日、田尻古代米生産組合の澤口さんが、昔の教え子の日野さんを連れて、当NPOに来られました。わざわざ賛同署名と１００円募金をしていかれました。本当にありがたいことです。日野さんは、登米市の地球物理学を専攻されておられる東北大学の学生さんです。おおさき星の会の皆さんとの連携がとれるといいですね。澤口先生からのアドバイスで、ハッとしたのですが、このボーダーレスの時代に、行政単位でこぢんまりまとまらず、広くのびやかに、つながりを持つべきだと気づかされました。私たちは、行政の下請け機関ではないのですから。

2006年05月13日

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第一回設立準備会

本日、いよいよ「おおさき教育支援ボランティアネットワーク」は、設立に向かって、第一歩を踏み出しました。８名の各方面の第一人者にお集まりいただき、このネットワークの方向性について話し合いました。お忙しいところ、誠にありがとうございました。既に、ご賛同署名をいただいた方は、１００名を超えています。広いジャンルをカバーしたネットワークができつつあります。このままいきますと、あらゆる需要にお応えできる強力な組織になります。これからは、学校等のニーズを掘り起こし、「受注」とのバランスを取りながら現実に、目に見える活動を通して、さらに求心力を強めていきたいと思います。次回は、２９日（月）の午後２時から、TERAKOYAホールにて運営規約について、具体的な協議に入ります。ご関心のある方は、ぜひお集まりください。

2006年05月11日

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インターナショナルなキッズ・カーニバル

今度、醸室に輸入子ども服のお店をだされたkanako.co.ukのご主人のマシューさんから、とても面白い提案をいただきました。マシューさんの外人ネットワークを使って、子ども向けのカーニバルを開きたいというのです。日本の盆踊りとタイアップすれば、とっても楽しくなりそうです。各国の屋台と遊び場を作り、英語のスピーチコンテストも開催します。自由なパフォーマンスで挑戦してもらいます。意欲さえあれば、いろんなことができるもんだ！国際交流も、日本側の主導だけでなく、外国人の側からのアプローチがあってもおかしくないですよね。ちなみに、マシューさんは、国際的に活躍されている弁護士さんです。自称？ミュージシャンでもあります。とっても温かくて、面白い人です。ぜひ、皆さんにご紹介したい人物です。

2006年05月10日

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チャンスの扉

お陰様で教育支援ボランティアネットワークの準備も順調に進んでいますが、ご存知の方も多いと思いますが、本日、素敵な閣議決定がなされました。引用ーーーーーーーー児童の安心居場所づくり　文科、厚労両省が連携　小坂憲次文部科学相は９日の閣議後記者会見で、小学校の空き教室などを活用、ボランティアの地域住民らの協力を得て、放課後に地域の児童らが安心して過ごせる場所をつくるため、「放課後子どもプラン」を厚生労働省と連携して取り組むと発表した。　これまで、同様の事業を両省が別々に実施しており、これを一本化し、内容を拡充する。防犯面だけでなく、少子化対策の一環として、親が安心して働けるようにするのも狙いだ。　具体的な予算規模、連携方法などは２００７年度予算の概算要求までに両省で詰める。　対象は基本的に小学生とし、市町村の教育委員会が主体となって実施する。地域住民のほか、自治体の福祉部局の職員、教職を目指す大学生、退職教員らを活用。地域に応じた体験学習や交流事業を展開する。（共同通信） - 5月9日12時6分更新　　　　　　　　　　　　　　　ーーーーーーーーーーーおわり今までの流れがわからない方には、チンプンカンプンかもしれませんが、簡単に言えば、教育委員会が主導で地域の方といっしょに放課後の子どもたちの教育をしていこう！そしてそこには保護者が働いているとかそういったことで制限をもたずに、みなが安心していられるようにしようねってことでしょう。楽天的に前向きに考えれば、地域教育関係者の努力によっては、放課後版の地域運営学校が全国につくることができる。そして文科省＋教育委員会のお墨付きでいくらでも学校空間＋教育にくいこんでいくことができるってことではないでしょうか。これまで展開されてきた「居場所づくり」もいかに教育にとって有効かは、だいぶ実証されてきています。これが起点になり、新しい動きも出てきています。児童への総合的な学習能力の育成。地域教育の拠点にもなります。もちろん学校教育支援にもなりますね。「地域の教育支援ネットワーク」としてもとってもチャンスです。この機会に、全国に皆様と手を携えて、グイっとチャンスの扉を開きたいものです。

2006年05月09日

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親の学校支援は、我が子を救う

なぜ、私は、学校支援にこだわるのでしょう。私は、学校支援ボランティアアドバイザーとして、多くの「社会人先生」の活躍を見てきました。そして、いつも感動に包まれて帰りました。会社社長は自分の戦争体験を語るうち、感極まって涙を流しました。会社員から建具業に転職した講師は、鮮やかな手さばきでカンナ削りの実演を見せてくれました。驚いたのは子供たちの聞く姿勢です。落ち着きのない子も、問題傾向の子も、姿勢をピッとし、目を輝かせて聞き入っています。ある講師は授業後の座談会で、「昨夜はよく眠れませんでした。授業中生徒が立ち歩いたり、騒いだりしたらどうしようと心配でした。何しろ近頃の中学生は荒れていると聞いていましたから。ところが私の拙い話を真剣に聞いてくれ、ビックリです。私の方こそお礼を言いたいです」と感想を語ってくれました。生徒の感想文には、父母による人生講話は新鮮で為になったと書かれていました。　◇　生徒の感想　中３　男土曜日に行われた新しい授業はとてもよかった。友だちの父親の話は、偉い人の話より身近で、グッときた。環境が悪化していると聞き、さっそく本で調べた。こんなことは今迄あまりなかった。講師の先生も、僕たちも真剣だった。とても新鮮で、新しい感覚の授業だった。これからもぜひ続けて欲しい。地域社会は人材の宝庫です。一能一芸に秀でた人がいっぱいいます。しかも学校の呼びかけには、多忙にもかかわらず教育奉仕をしてくれます。「子供のために」の合言葉は、心あるすべての人をつなぐ魔法の言葉です。そして、感動という「魂の共振」は、教育荒廃を必ず克服します。　◇　生徒の感想　中３　女私はお話が終わった瞬間、とっても素直な気持ちで「ありがとうございました」とつぶやきました。講師の先生が私たちのために、寝る間も惜しんで、準備してくれたことを知ったからです。私はいま進路の選択で悩んでいますが、講師の先生は戦後間もない時代で、家のために工業高校へ行くしかなったと聞いて、ハッとしました。私は進路先をあれこれ選べ、自分で決定できる。何という幸せかと。今日はとても重要なことを気づかせてくれ、ありがとうございました。　◇　生徒の感想　中２　女講師の先生は子供の頃、パイロットに憧れ、試験を何回も受けたが、失敗したそうです。それでも飛行機への夢をあきらめきれず、航空機の会社に就職して、今の飛行機の整備の仕事をしているという話でした。「夢を持つ。あきらめない」の言葉はグサリときました。私は学校の先生になる夢を持っていましたが、勉強が出来ないのであきらめていました。話を聞いて、私はなんてダメなんだと思いました。勉強を頑張り、先生になる夢に向かってチャレンジします。感想文には「感動した」という言葉がいっぱいです。それはなぜでしょう。子供たちは、表の明るさとは裏腹に体験不足からくる自信のなさの中で、進路に悩み、生きることに悩んでいるのです。そして、大人たちの確かな体験談を渇望しているのです。授業後の座談会で、ある社会人講師が「私が最高にうれしかったのは、息子が頷きながら聞いてくれたことです。普段は忙しくてろくに話もできませんから。こういう機会を与えてくれた学校に感謝します」。　その子の感想文にはこうありました。「お父さんの苦労話をはじめて聞いて、泣きそうになった。お父さんを心の底から尊敬する気になった。こんな気持になったのは初めてだ」。親の学校支援を生徒の中で、我が子はだれよりも真摯に受け止めています。これが何よりの教育です。

2006年05月09日

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自分を超えて欲しい

篠秀夫さんの楽天日記「森へ行こう」に触発されて書かせていただきます。子どもに親を超えた人物になって欲しいと、本当に思っているでしょうか？教師も生徒を、自分を超える人物に育って欲しいと願って本当に接しているだろうか？本当は、自分を超えて欲しくないのではないでしょうか？自分を超えさせないためには、細かいチェックでがんじがらめにして、アメとムチでコントロールします。どうでもいいことで、いっぱい評価してやります。ペットとして子どもを育てようとしている親が多いのではないでしょうか。今、このネットワークで青少年の自立支援のプログラムを作ろうとしています。文科省からばかりでなく、経産省でも、その問題意識をもって取り組んでいます。自然体験や社会体験をいろいろ計画していますが、何か、根本的なことが欠けていると、もどかしく思っていました。“自立して生きていく力”が不足している、ということは、言い換えれば、「大人を越えることが出来ない子どもたちが増えてきている」とも言えます。親を越えることが出来ない子どもたちは、いつまでも親に依存します。それは、“子どもに依存する大人”と“子どもに依存して欲しい大人”がいるからです。「私は子どものために生きている」という親は、要注意だと思います。「子どもは私のために生きている」というような子育てをしている親は、赤信号です。乗り越えたい手本となっているか、どうかです。大人が。それは、尊敬される大人かどうか、とイコールです。親しい友達のような大人とも違います。尊敬される大人のモデルを子どもたちに示せるかどうか、自分を丸ごと、子どもたちに提示できるかどうか、にかかってるのです。尊敬される大人とは、どういうものでしょう。高学歴？　社会的地位？お金もち？決して、そうじゃないでしょう。私は、「常に自己成長を続けている大人かどうか」を子どもたちは、見続けているのだと思います。学び続ける大人の集団におおさき教育支援ボランティアネットワークは、なりたいと思う次第です。

2006年05月07日

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書き込み始めます。

たいへんご無沙汰いたしました。ごめんなさい。いっぱい動きがありました。いよいよ、これから、本格スタート。書き込みを地道に続けます。当面、NPO法人TERAKOYAのブログと連動しますが、そのうちに、学校支援のメンバーみんなと共同でのブログ作りとなります。ところで、今日は、午前中は吉野作造記念館でイベントのお手伝い。午後は、合同庁舎前のe-books松屋さん店頭で、「はてなランド」を開きその場で、おおさき教育支援ボランティアネットのPRをします。お近くに来られた際はお寄りください。

2006年05月05日

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アマチュア教師の意義

科学寅さんのような「遊び人」から、学校の先生を見ていると、学校では、どうしても、先生個人が本来もっている資質が殺がれているように思えてなりません。なぜなのか、と疑問にいつも思っていました。先生の資質向上が叫ばれています。もっとプロになれ、ということのようです。たしかに、自己研鑽が足りない先生がいます。成績によって、クビになる心配がほとんどないことを一般人は批判したくもなります。しかし、「アマチュア」という言葉を趣味・道楽の世界とか、マニアックな世界とかに生きている人と解釈して自発性の原理で動いている人がアマチュアだと言い換えれば、アマチュア精神こそ、教育界のバックボーンであるべきだと思うのですがどうでしょう？だって、もともと、学問は、趣味道楽から生まれたんですもの。また、先生は人間の心を扱うのです。その人間像として、規則通りに動くロボットじゃなくて、仕事だから生徒を愛するんじゃなくて、自発的な思いで生徒と対してこそ、子どもたちを導けるんじゃないでしょうか。もし、プロ化の意味することが、上からの目的に添って、一元的に動く集団を作ることなら、「プロ化」こそが、資質を殺す元凶であるとも言えると思えちゃうのです。ま、これには異論・反論もいっぱいあるでしょう。でも、その意味でも、地域のボランティア講師の存在意義が見えてきます。義務や規律からではなく、いつでもケツをまくれる覚悟で、教育現場に入れるのですから。スポーツ界やビジネス界は、年俸の多さで感動するでしょうが、教育界は、やはり、アマチュアリズムでこそ、感動を呼ぶのではないでしょうか。もちろん、アマチュアと自己研鑽の深さとは、全然関係ありません。アマチュア精神で、深い研究をするべきだと思うのです

2005年11月17日

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科学の目を育てるポイント

科学寅さんは、科学教室を各地で開かせていただいていますが、一番恐れていることは、これが科学的探求心を、逆に奪ってしまうこともありうることです。子どもは好奇心のかたまりだ、と言われます。子どもにとって、見るモノ聞くモノがみな目新しいことでありうるので、「なぜ」「どうして」を連発してきます。しかし、「なぜ」「どうして」という疑問は、そのままではかならずしも科学に結びつくものとはなりません。そのような疑問は、たいていの場合、権威ある人たちの説明が与えられると、それで満足してしまうからです。いや、大人たちの方が、それだけの説明で満足するように強制していることが多いのではないでしょうか。子どもたちは、それ以上のことを聞くと、「しつこい」と言われて嫌われてしまうので、ちゃんと心得でしまうのです。また、説明がなくっても、科学実験番組などがいっぱい放送され、そういう現象自体に慣れっこになってしまうと、「なぜだろう」という疑問も忘れてしまうのです。昔、テレビが開発されたときは、どうして映るのか疑問に思った子も多かったと思います。しかし、今はどうでしょう。映らなくなって、「どうして映らないのか」と思うくらいです。飛行機だって、本当は不思議なのに、今は、墜落してはじめて、どうして落ちるのか、と考える始末です。私は、子どもたちに、簡単に解説を与えてしまうのは、考え物だと思います。問題意識として、ず～っとアタマに残っていた方が、疑問は疑問として心の中に保留させておいた方が、その後の好奇心に良い影響を与えるものだと考えるからです。そして、たくさんの目新しい現象に早くから親しませてしまうということも、考え物だと思われます。疑問に思っても、ひととおりの説明を聞いて、それで満足してしまう子を作ってしまっては、科学的探求心は育ちません。科学は、目新しいことを解釈し説明するためにあるのではなく、未知のことを発見するためにあるのです。いくら目新しいことでも、しばらくすると不思議でもなんでもなくなるので、それが目新しく思えるうちに、それから出発して、いろんなことに想像の翼をひろげるように指導することこそ、科学の目を育てるポイントと言えるでしょう。

2005年11月16日

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古教研のセミナーがTERAKOYAで

１１日、古川教育事務所内の学校の先生方の研修会が、TERAKOYAホールにて、「TERAKOYA塾を通して地域との連携を学ぶ」という趣旨で大規模に開かれました。この機会を設定いただきました。教育事務所および、関係各位に心より感謝申し上げます。また、特にご尽力いただきました西小野田小学校の眞山校長先生にこれまでのご指導のことも含め、あらためて御礼申し上げます。TERAKOYAで開かれましたのは、生活科と総合学習の部会の研修会。８０名近くの大崎一円の先生が集まられました。まず、理事長の門脇から、TERAKOYAの経緯と、地域からの教育メッセージが伝えられました。その後、TERAKOYA塾の講師の先生７人のご紹介と簡単なプレゼンが行われました。科学講座からは、私。　好奇心の育成の仕方について話させていただきました。　いろんな立場の人と接する意義を訴えたつもりです。音楽講座から、武田夏子先生。　学校に音楽講師を導入する御提案がなされました。郷土の歴史から、鈴木明子先生。　ふるさとカルタの紹介と提案がなされました。アート講座から、千葉啓子先生。　宮城県、初公開の立体絵本の作り方が紹介されました。ハングル講座のキム・ミジャ先生。　お隣の言葉を学ぶ意義が訴えられました。武道から西條龍飛先生。　先日の全国大会で見事優勝された報告と　武道教室のアピールがありました。最後に環境と生物から、斉藤善雄先生　第一小学校と緒絶川の総合学習での関わりについて　それが、地域を動かし、この醸室やTERAKOYAにもつながっていること。　そして、教員の皆様にとって、TERAKOYAがクラブハウスとして絶好の　意義をもっていることが説明されました。いろいろ私の運営上の不手際がございましたこと特に、短時間に、あまりに盛りだくさんの内容を詰め込みすぎたこと平にお詫び申し上げます。お許しください。ぜひ、賢明な先生方が、良い方向に料理してくださいますことを信じて、御礼および報告とさせていただきます。また、お忙しいところ、趣旨に賛同して、ご登壇いただきました講師の先生方、本当にありがとうございました。先生方の思いを生かすべく、さらに気合いを入れていこうと決意を新たにいたしました。なお、先生方はその後、午後は、会場を代えて、高橋和吉　元校長先生の講演を聞かれました。和吉先生も、もちろん、TERAKOYA塾の講師であられます。TERAKOYAにどっぷりの一日、ありがとうございました。

2005年11月13日

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ボランティアにも、果てしない技術の階段が

学校にボランティアで入る人の技量について、気持ちさえ良ければ、行動してもらうだけで、もう、「ありがたいことだ」という風潮があります。地域との連携をすすめる場合、学校の敷居を低くし、多くの賛同者を得るために、甘い感想や感謝の言葉を出しがちです。しかし、私はこれこそ、地域の教育力を殺してしまう原因になりかねないものだと思うのです。子どもへの評価は、「主観的に」、その子にとっての頑張ったことを認めてやるべきです。一律の基準を打ち出し、それとの差で子どもを追い込むようなものは、教育の名に値しないものだと思います。しかし、大人への評価は、特に教師か教師に準じる立場で入る人への評価は、極力客観的に、厳しく厳しくしていくのが、真摯な態度だと思います。これこそ、本人のためです。日本株式会社を創った「カイゼン」運動みたいに、トヨタなどの一流会社が、乾いたぞうきんを絞る努力しているのと全く同じです。こと、教育に関しては、それ以上の情熱で、カイゼンに取り組むべきです。そう考えると、教師だけでなく、ボランティアにも、「技術」の階段が限りなくあることが、当然見えてきます。そして、市民がそれだけ厳しく自己検討する姿勢は、本職の教師への刺激にならないはずがありません。そうです。教育技術において、教師を超えることを目指していいのです。そして、それが明らかになったら、その技術が教師の世界に伝授されればいいのです。それこそが、学校支援です。何も、なあなあで、傷をなめあうのが、支援ではないのです。先生を攻撃するために、それをするのではありません。すべては、子どもに少しでも、良い教育を与え、よりよい未来の可能性をもってもらいたいからです。そうです。ライバルは、先生なのです。その意味で、先日の横山先生のノートがあります。これを足がかりに、ドンドン実践と研究を積み重ねていく必要があります。でも、そう考えていくと自然にぶつかる問題があります。先生の能力・実績評価です。そして、その評価は、金銭に換えるのが資本主義の世の中ですから、ごく自然の流れです。補助の先生にしても同じです。感謝は、金銭に換えるのが、「大人」の常識です。先生への給与を減額する方針が伝えられていますが、一律減額されて、誰がやる気を起こせるものでしょうか？今日のタイトルの趣旨からははずれますが、これこそ、目をつぶらないで、真正面から見据える「教育問題」の根本だと思います。

2005年10月23日

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学校支援ボランティア自主研修会を開きます。

学校と市民の間に立って、日々格闘しているのが、教員補助の皆さんです。（何を隠そうフーテンの科学寅さんもです）市からお手当はあるのですが、基本的に身分はボランティアです。教員補助は、多くの場合、問題を抱えた子ども達の対応に当たります。ですから、単純な指導力や教育力だけでは、十分ではないのです。一歩間違うと、良かれと思ってしたことが、大きな精神的な傷を負わせてしまうことがあります。そして、担任の先生と同じ対応をすれば良いというものでもありません。別の角度からの対応が求められます。つまり、とっても難しいのです！しかし、現在、市から補助員向けの研修会も、事後フォローも一切ありません。財政難の市の事情はわかりますが、せっかくの予算と人材のムダ使いに終わらせないためにも、フォローが必要だと強く思います。なぜって、現場では、もっともっと多くのボランティアの手と目と愛情を必要としているからです。優秀なボランティア育成システムがなくては、子どもたと先生方が、かわいそうです。そんな中、補助員仲間で、自主勉強会をしようという機運が盛り上がってきました。みやぎNPO夢ファンドからも助成金をいただきました。これをファンドとして、ネットワークを立ち上げたいと思います。ありがたいことに、古川地区を巡回されている横山ドクターのご好意により、セミナーを開いていただくことになりました。上の写真は、誰でも知っている発明家王のエジソンです。　小学校では、授業についていけず、学校を追い出されました。　学校に適応できなかったのです。彼を救ったのは、母親です。お母さんが、彼の理数系の才能を信じ、自らが個人授業をし続けたからです。エジソンのように特色をもった子は、普通学級に２人はいるのです。その子たちの特性を生かしてやれなくて、何が教育と言えるでしょうか？教室でのグレーゾーンの子ども達の指導方法について、日本の第一人者であり、かつ、最も能動的な医師とも言える、東北大学の横山ドクターに来る１２日に、TERAKOYAホールで、スペシャル講演をしていただきます。私たち教員補助の願いに、超お忙しい先生が応えて下さいました。先生の渾身の力が込められたＨＰはこちらです。「教育の力をすべての子供へ　～～～　ADHD サポートページ」ぜひ、ご覧になってください。また、もしかして、ご自身もADHDなどでないか、と疑われる方も救われることが多いと思います。何を隠そう、私もです。特に今回は、学校と家庭と地域の関係のあり方についてのお話です。寅さんはじめ、教員補助の先生方による、模擬授業もあると思います。もう、寅さんは、今からドキドキ心臓の高鳴りを押さえ切れません。学校で勤務されている方の都合を考慮して、セミナー時間は、午後４時から６時までとなっております。参加費は、お一人５００円お願いします。先生は、手弁当で来て下さるのですが、気持ちだけでも、謝礼を受け取っていただいて、さらに残金は、今後の研修費用と、私たちのネットワークづくりに生かしたいと思っております。当面事務局は、NPO法人TERAKOYAが引き受けます。お問い合わせは、terakoya-juku@0-bb.netまたは、TERAKOYA事務局　0229-24-5501までどうぞ。ホールは１００人は余裕で入れます

2005年10月10日

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学問は学校よりずっと歴史がある。

学校を応援するのが、この組織の目的ではありますが、忘れてはいけないことは、学問の始まりです。とりあえず、近代科学のはじまりを原点としてみても、（１６００年代）それは、学校教育が始まる１８００年代後半より、ずっと前なのです。ガリレオやフックが活躍していた頃、学校は無かったのです。彼らは、アマチュアリズムの精神で活き活きと研究していたのです。ということは、学校の外でも、学問は立派に楽しめるはずなのです。ところが、耐えに耐えて、学校を卒業するまで勉強してきたことを卒業した後までも、もう一度、お金を払ってでも勉強したいと思うでしょうか？試験もなく、進級とも無関係という中で、興味・好奇心で人を動かすことができるものでしょうか？それが、できるのです！私はそう確信します。いや、少なくとも、ここ数年、私の講座の中では実証してきたつもりです。そして、楽しいことこそ、本来の学問なのです。ゴルフやテレビゲームよりも、楽しくて、ウキウキしちゃう「道楽」であり、「お遊び」なのです。それが、健全な学問のポジションなのだと私は思います。で、いくらでも、この原点に返るキッカケを学校や生徒に与えることもこのボランティア組織の重要な役割だと考える次第です。いかがでしょうか？

2005年10月09日

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