冬の大三角形
子供の頃から星が好きで、小学校の時に理科の自由研究で天体観測や月食観測のレポートを出すほどで、高校は天文台の設備のある高校を選んだくらい。もちろん天文部の部長でした。冬の星座と言えばオリオン座が一番好きです。そしてオリオン座のα星、おおいぬ座のα星、こいぬ座のα星という明るい一等星が描く冬の大三角形は夜空を飾るのを見るのが好きです。さて、今年の夏ぐらいから、オリオン座のα星"ベテルギュウス"が暗くなったままです。そもそもこの星は変光星と言って定期的に明るさが変わる星なんですが、暗くなったまま明るくならないんです。ベテルギュウスは超巨星として知られており、そろそろ寿命ではと言われていました。おそらく、超新星爆発の兆候が出てきているのかも。と言っても、星の寿命から考えて、明日爆発するか数千年後に爆発するかは誤差の範囲なんだろうけどね。もしかすると既に爆発してしまっているのかも。ベテルギュウスは全天で九番目に明るい星として知られていますが、現在はオリオン座の中でも中くらいの明るさになっています。明るい二等星ってところかな、おかげで冬の大三角形が傾いでいるように見えてしまいます。この星が無くなってしまうと、ちょっと冬空が寂しくなるなぁ。