東京ギャラリー・ミリム　ブログ

チサン(CHY SAN,鷲山)這い上がる(飛) 2008年作10F

画家チサンが持っている人類学的関心は彼の作品で如実に感じられる。

象形が持ったニアンスが感じられるチサンの作品では

古風的であり,ユーモア的な面目と知的な印象を感じることになる。

それは彼が持った経歴の背景のためという気がする。

チサンは漢文と書道,彫刻に造詣が深い。

そうしたことから、彼の作品の中では東洋的オリエンタリズムが

宿っている。緑色の馬のたてがみに鳥を結びつけて

空を飛んでいる馬を描写しているが

これはチサンが持った世の中を見る幸せな視野を

象形的に見せる、一つの画法だ。

美術評論家:キム・ホ

[出処]チサン画伯の作品.這い上がる(飛)|作成者キム・ホ

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