二十四節気の話 その2
きのうは大寒。その名の通り,とても寒く,今日の未明からは太平洋岸でも雪になりました。交通機関にも影響があり,今日のセンター試験を受ける受験生の皆さんは大変でしたね。おつかれさまです。明日もあるし,がんばってね。低気圧の移動がゆっくりということで,天気の回復がやや遅れているみたいです。うちのほうは,やんでるけど,茨城県と千葉県は夜半まで降るかもって,天気予報でいってました。明日,朝の気温が低いと,凍ったら大変だね。来週も寒い一週間になるそうな。(・_・;)日本海側でも,また降雪が予想されるということで,豪雪地帯のみなさんのご苦労はまだまだ続きそうです。どうぞ,お体に気をつけてがんばって下さいね。m(_ _)mさて,きのうの二十四節気の話の続きです。二十四節気とは,旧暦(太陰暦)の1年を太陽の黄道上の位置によって24に分けたものです。それぞれ,その時々の気象や気候をあらわした名前がついていて,趣深いものです。中国で生まれたもので,日本でも,農作業の目安や日常生活の節目として,生活に密着していました。今でも,昔からの行事は,暦の上で行われることが多いですね。新年から春までの季節の節気は,以下の通りです。(日にちは,2006年のもの)小寒(1月5日)→寒の入り。ここから1ヶ月が1年でいちばん寒い時期。大寒(1月20日)→寒さが厳しいが,大寒過ぎから少しずつ春の気配が感じられるようになる。このあたりから,立春までが最も寒く雪が降ることも多い。立春(2月4日)→旧冬と新春の境目に当たり,暦ではこの日から春の始まり。雨水(2月19日)→雪が雨に変わり,氷が溶ける。植物の萌芽の兆しがみられるとされる。農作業を始める目安とされた。啓蟄(3月6日)→冬眠していた虫たちが地上に出てくるという。カエルも目覚める!春分(3月21日)→春のお彼岸の中日。昼夜の長さがほぼ等しくなる。清明(4月5日)→「清浄明潔」の略で,春先のすがすがしい季節を指す。天地がすがすがしく明るい空気に満ちているという意味。穀雨(4月20日)→春雨が降って百穀を潤すという意味,特に雨が多いわけではないが,この頃雨が降れば「菜種梅雨」といわれる。春の季節の最後の節気。さらに,二十四節気に加えて,「雑節」は,より細かな季節の変化をつかむために,日本で作られました。節分など,わたしたちもなじみ深いものです。正直なところ,二十四節気と区別せずごちゃごちゃに覚えてたから,改めて調べてみて,目からウロコ~春から夏にかけての雑節は,以下の通りです。節分→季節の変わり目。立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前日。現在では,節分と言えば,立春の前日を指す。「寒の明け」春彼岸→春分の日を中日として前後七日間。「暑さ寒さも彼岸まで」といって,この前後で寒さも和らぐ。3月21日は春分の日で国民の祝日でもありますね。八十八夜→立春から数えて八十八日目。「八十八夜の別れ霜」という言葉もある。この日を過ぎると,霜の害も減り,陽気もよくなるので,種まき・農事の目安となる日。5月2日頃 ♪夏も近づく八十八夜♪とか,「茶摘み」の歌がありましたね~入梅→梅雨に入る日。雨期にはいることを知らせ,注意を促す意味で暦に入れている。6月11日頃半夏生→「半夏(はんげ)カラスビシャクという薬草の一種)」がはえる頃という意味で,梅雨が明ける頃。この頃までに,田植えが終わらないと「半夏半作」といって収穫がへってしまうといわれる。文字を見ると,その時々の気候がなんとなくイメージできませんか?昔の人ってえらいね~。まだ,全部書き切れてないけど,少しずつ紹介しますね。参考書籍気象・天気図の読み方・楽しみ方