祖父母家帰省1日目、04時就寝07時起床。
前日まで続いていた今月後半の生活リズム崩壊っぷりを考えれば
奇跡的と言っていいくらい改善した方ではあるのですが、
それでも寝不足感否めない状態で迎えた大晦日。
出発は15時と言われたので、
それまではひたすら『Clash of Clans』の村を発展させながら、
並行作業で前日投稿分のプチ特集を片付けていました。
本来はここで当日分もさっさと投稿するべきだったのですが、気分が優れないこともあって
投稿できず、結局今年の最終エントリーは祖父母家へ持っていくことに……。

今年は覚えている限り少なくとも10年以上ぶりに夏帰省のない年ということもあって、
今回の帰省は実に一年ぶりということになります。
思春期の自分なら、その一年ぶりという時間経過を糧に
ひたすら帰省計画を組んでいたでしょうが、今回はその気力さえなく、
むしろ本当に人が集まるのかという不安の方が強く感じられました。

15時20分頃出発。
なんだか大きな忘れ物をしているような感覚を覚えながらも親の車に乗り込んで、
片道約2時間半の道のりをひたすら音楽を聴きながら、
到着後まず片付けるべきエントリーのために今年を振り返ろうとしていました。
が、ここでもやっぱり気分が優れず、まとめられずじまいで車中の旅は終わり。
それほど自分にとって2013年というものが、
実は明確のようですごく曖昧なものだったのかもしれません。
いや、それでも去年や一昨年よりは収穫はずっと明確だったはずなのですが……。

ちなみに聴いていた音楽は例によって2013年に買ったアルバムのみで構成した
年間ベスト曲プレイリストだったのですが、半分すら消化できずに着いてしまいました。
2013年の音楽について、そういえば振り返っていなかったのでさらっと書いておくと、
まぁぶっちゃけて言えばゲームが当たり年だった分、
音楽面ではかなり控えめな一年だったということは否定できないと思います。
新規四つ星以上は19曲で、そのうちテクノポップ方面はわずか3曲。
あとは音ゲーが占めるという、去年とほぼ変わらない流れでした。
金銭的にピンチになった期間が大分あったので、その影響もかなり出ているかなと。
こうして思うと音楽って結構贅沢な趣味なんでしょうかね。
前はこれほどコスパの良い趣味も他にないだろうというくらいに思っていましたが、
なんというかこの辺は“聴き方”が変わった結果なのかなぁと。
ちなみに、全体的に控えめではありますが、アンビエント・ミュージック方面では
03月末に出会った12kのTaylor Deupree『Faint』(2012)が、
自分の中ではアンビエントの常識をひっくり返すほど好きになったアルバムで、
この一枚を始めとして今年は比較的静かなアルバムは当たりが多かったように思います。

18時頃到着するも親戚はまだ誰も来ておらず、
しばらく身内だけで『Clash of Clans』で暇を潰す流れに。
ちなみに今回はこのゲームがオンライン環境必須ということもあって、
Android端末のテザリング機能が大活躍でした。
iPadとiPod touch二台を丸二日繋ぎっぱなしでしたが最終的に使ったのは505MBと、
予想よりかなり少なめでした。
Twitterのユーザーストリームを使ったりソーシャルゲームをする程度なら
祖父母家帰省の宿泊数なら余裕でカバーできるみたいですね。
通信速度はさすがに自宅の無線LANには一歩劣りましたが、
3G回線の割には結構サクサク繋がったという印象。

今回従弟は二人とも来ましたが、
成人済みの方の従弟は今回珍しくずっとお酒の席から動かなかったため、
特にそこにいたいとも思わない自分は二階で他のみんなと延々
最近は恒例になりつつある『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時』を観てました。
去年はスキャンダルネタ三昧でひたすら面白くなかったという印象でしたが、
今回は引き出しネタがそこそこ面白かったので去年よりは良かったかなーと。
それでも、なんだか年々トークだけの比率が多くなっている気がしますけどね。
あと下ネタ多すぎ。

20時頃からは寝不足もあってかなり眠くなってきてしまい、1時間ほど転た寝してました。
そこから目覚めてからようやく、テレビに集中力を奪われつつも
iPadで今年最後のエントリーを執筆開始。
みんながテレビを観ているのを横目にPCでがっつり作業していた2011年は
返す返す情けない年末だったと思いますが、
結局今回もそれに近いようなことを年が明ける1時間前にやってしまいました。
といっても今回はテザリング＋iPad＋Bluetoothキーボードのコンボで
場所も取らず快適にできたということもあって、それほど負い目は感じませんでしたが。
後日投稿分処理というわけでもないんだし、
ある意味その年を振り返るベストタイミングでもあるんじゃないかと思ったくらい。
……まぁ、それにしてはちょっと寝不足過ぎたというのはありますが。

今年も結局携帯ゲームはまったくの手付かずのまま延々テレビを見続け、
そのテレビも今年は紅白を1秒も観ないという快挙を成し遂げ、
延々とガキ使を見続ける年末でした。
23時40分頃にいつものように場所変えをして階下のテレビの前でスタンバイへ。
なんだかんだ言って、年末最後の15分間というのは
何歳になってもあっという間みたいです。
このときのことを何度思い返しても「あれで15分も経ってたのか」と思うばかりで。

祖父母家では年が明けた瞬間にクラッカーを鳴らすのですが、
これもそういえば12年くらい前に
自分が百均で買って持っていったのがきっかけだったなーとしみじみ思いながら、
テレビのカウントダウンライブを眺めていました。
残り3分、まだ実感は湧かない。
残り2分、まだ実感は湧かない。
残り45秒くらいからようやく焦りのような気持ちを感じてきて、
残り15秒くらいからあけおめツイートのためにiPod touchを握りしめ、
残り4秒くらいからみんなと一緒にカウントダウンを始めました。

＊　　＊　　＊

新年恒例の祖父の挨拶的な何か。
今年こそはついに自分もお年玉貰えない組に昇格することができ、
お年玉を貰うのを眺めているだけになるのかと思いきや、
「1分でいいから、みんなで順番に今年の目標を話して」
と、なんだか小学校にでも迷い込んだかのような突然の展開に。

実はこのシチュエーションは、祖父ならいつか絶対やるだろうと思っていたことで、
そのために何を言うのか考えていたこともあったりします。
祖父は昔からこういうノリが好きな人なんですよね。
だから思春期は妙にそれに対する反骨精神みたいなものを蓄えていた記憶があります。

なにしろ唐突な出来事だった上に、一応自分が男子で最年長ということもあって
先頭バッターに指名され、ロクなことは言えませんでした。
まぁ何言っても後悔する場面だったと思うのでどうしようもなかったとは思っています。
「祖父や親に頼らない生活ができるようになりたい」
というのは去年一年間で感じた実家生活の負の側面を踏まえて常々思っていたことなので
偽りの気持ちはないのですが、この歳にして未だに自立が云々と言うのは
年下からしてみればちょっと情けないところを見せてしまったかな、
と思ったり思わなかったり。

酒を飲まされまくっていた従弟が年明け直後完全に酔いつぶれてしまったので、
残ったメンバーでしばらくトランプやらなんやらでお茶を濁したあと、
0時半頃から『マリオカートDS』でひたすら盛り上がっていました。
気が付けば04時過ぎていたという。
今回、果たして遊ぶものはあるのかという不安はありましたが、
定番タイトルでここまで盛り上がってくれたのは予想外でした。
ちなみにVSモードはここ数年自分が勝率100％だったのですが、
今回は途中でどうも調子を崩し、一度だけトップの座を奪われてしまいました。
その後のバトルモードは勝ったり負けたりといった感じ。

04時半過ぎに、前日3時間睡眠の自分はさすがに限界を感じたので
率先して寝室に潜ることにしました。
2011年から恒例化している年明け直後にiTunesに入れるアルバムは、
今年はミニマルアンビエント系レーベル“12k”のコンピレーション、
『Tasogare: Live in Tokyo』(2011)をiTunes Storeで買いました。
ちなみにPCは無かったので、Android端末のテザリング経由でiPadのTeamViewerから
自宅で起動しっぱなしのPCにアクセスしてわざわざiTunesを起動しての購入でした。
Win版iTunesから買っておけば確実に追加日が年明け直後になるから、
という理由でこの方法を取ったのですが、今思えばiPadのiTunesで買っておけば
PCの方にも自動ダウンロードされていたかも。

多分寝落ちするだろうなー、と思いつつもこれを聴きながら布団に潜り、
Evernoteに今年の目標をつらつらと書いていました。
静かなアンビエント・ミュージックは良い感じに眠気を誘ってきて、
そのまま05時前に就寝。

祖父母家帰省2日目にして2014年元日のこの日は08時起床。
あんな無茶な生活なら午後起きが当然だと思っていたのですが、
ここ数日の変な生活リズムのせいで狂ってしまったのか、まさかの3時間睡眠でした。

午前中はそれぞれがゲームをするという十年前が懐かしい流れのまましばらく過ぎ、
まもなくして従弟が温泉に行こうと言いだしたのでそれについていくことにしました。
本当は初詣がメインだったはずなのですが、
このときの天気は初詣どころではない土砂降り＆強風で、
それぞれが雨を凌ぐ装備を持っていなかったということで
断念せざるを得なかったんですよね。それで、何故か代わりに温泉に行くことに。

向かった施設は覚えている限りでは13年ぶりのちょっとした観光施設でした。
もう前に温泉に入ったことは完全に覚えていないのですが、
それとは別に黒歴史があったので、そのせいで施設に行ったことは今でも覚えています。
当時、小6の修学旅行で買ったレーザーポインターがとてもお気に入りで
常に携帯しているほどだったのですが、
この施設に行ったときに従妹だったかがそれを見付けて買ったんですよね。
当時の自分は独占欲がそれはもう酷かったもので、
しかし弟のような単純な格下ではないので「自分が持っているものをお前が買うなよ」
と言うこともできず、非常にもやもやした記憶があります。
で、情けないことにそれを年下の従弟になだめられたことも覚えています。

まぁ、そんな感じで十年くらい前の祖父母家帰省といえば黒歴史のオンパレードでした。
そのおかげで今でも覚えていられると考えることもできますが、
恥ずかしい記憶なのでさっさと忘れてしまった方がいいのかなーと思ったり。

今回行った温泉はそういうことを想起させるようなこともなく、
ただまったりと湯船に浸かっているだけでした。
露天風呂があったのですが、
非常に狭かった上に例の暴風雨で屋外はとても裸でいられるような場所ではなかったので
すぐに引き返して普通の温泉だけ満喫していました。ちょっとのぼせました。
休憩室の大広間ではいろいろなものが食べられる食堂のようになっていたので、
せっかくだからということで980円の海鮮丼を食べました。
祖父母家に帰宅後すぐに実家に帰ることになり、15時半には祖父母家を後にしました。

今回、なんだかんだでマリオカートDSが盛り上がったということはありましたが、
しかし全体を振り返ってみれば、
ゲームというものが主体になっていないという意味では
今回が初めての帰省だったんじゃないかと思っています。
従来型の帰省がなくなってしまうのは寂しいことではあるんですが、
これだけ全員共通で遊べるようなタイトルが見つからない状態が何年も続けば仕方ないし、
他に楽しいものがあればそれでいいか、と今は考えています。
なんというかもうコンシューマーゲームそのものが時代遅れになっていくような、
そんな予感を感じさせた今回の帰省でした。