音楽再生数統計六周年
W54Tの購入、音楽趣味の塗り変わりから今日で六周年、ということになります。というわけで恒例の年間ランキングの時間が今年もやってきました。2012年09月以降の一年間の音楽生活をざっと振り返って見ると、まず間違いなく音楽にかけられる時間というのは減ったと思っています。2013年03月頃にエレクトロニカへの情熱が再加熱したのが音楽的マイブームとしてはここ一年間最大のハイライトで、ポップミュージック方面に関しては正直言ってそれほど新境地を開拓できなかったような気が。ただ、そんな風に若干冷めたからこそ今までの自分がかたくなに守ってきた音楽の聴き方から一歩抜け出して、思い切って聴くことができるようになった、そんな一年だったかなとも思います。レート絶対主義による“氷山の一角”のような聴き方はまぁ相変わらずなんですが、それでもこの一年はエレクトロニカを中心に今まであまりしてこなかったアルバム単位で聴く、ということをかなりするようになりました。また唯一の新境地として、上にも書いた2013年03月頃にミニマル・アンビエントという分野に一時期かなり熱中したことがあり、おかげで作業用BGMとしてのライブラリはこの一年でかなり豊富になったかなと。2007年からの累計再生数は123,684回再生で一日平均約56再生。今年度に限ると23,817再生となり前年度比約2,000再生減ということになりました。これは間違いなく2013年03月からの実家暮らし再開が影響しているかと……。仕事を始める前の金欠時期を中心にアルバム購入数も今年度はかなり減っていて、累計項目数は7,607項目、前年度から1,089項目の追加と、買ったアルバムの数、再生回数どちらも2010年度以降最低値となりました。まぁ後者の方はライブラリが充実してくれば当然こうなるとは思っていましたが、去年までは1,500曲以上追加していたことを考えると今年度は少なすぎたかな?という気もします。ちなみに動画はわずか6本の追加に留まりました。完全に動画を観ている暇がないんですよね……。気になるアニメなどはあるんですがリッピング違法化の問題もあり、実家暮らしということで録画も一手間かかりそうな環境なのがなんとも厄介。動画に関しては今後再び統計の対象から外すことを今ちょっと検討しています。音楽の方の新曲TOP10はこんな感じになりました。上段は2013年度の順位、累計順位、再生回数、投入月、下段は曲名、アーティスト名、アルバム名、発売年となっています。55位 (総合 537位 / 52再生 / 2012年12月)Merry Go Rount / A-bee / SHIRO (2012) 新型iPod touch購入と同時に入れた曲。 過酷な雪道を歩いているときに初めて聴いたからか、 今でもこれを聴くと雪道を延々歩いてゲーセンに向かった日々を思い出します。 アルバム発売時期からかA-beeさんは冬のイメージが強いですね。49位 (総合 468位 / 59再生 / 2013年06月)Reach For The Dead / Boards of Canada / Tomorrow's Harvest (2013) Autechre、Squarepusherらとはまた違った趣向のエレクトロニカを提示する、 Warp Records所属の有名アーティスト・ユニット。 ものすごい絶賛されていましたが、 最近Boards of Canadaを聴き始めた自分としては やや懐疑的な気持ちも抱えつつ、それでも若干の期待を込めて買いました。 それがまさか、月間トップ常連入りを果たすほどのアルバムになろうとは……。 この曲はビートの呼吸的ななにかを意識して聴くと凄い爽快です。36位 (総合 354位 / 74再生 / 2013年03月)In Heaven / Sota Fujimori / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) 今年もやっぱり音ゲーサントラばかり聴いてました。 学生最後に買った音ゲーサントラ、tricoro OST Vol.1に収録された曲。 IIDX16 EMPRESSの名曲『Fly Above』の続編的な位置付けに当たる曲で、 ほんのりダブステップ的な要素も織り交ぜられています。 そういえば頻繁に聴いているわりにACではあまりプレイしていないような。33位 (総合 333位 / 78再生 / 2013年03月)Sol Cosine Job 2 / DJ TECHNORCH / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) beatmania GOTTA MIXの名曲『HELL SCAPER』を彷彿とさせる曲。 その独特な不気味加減と疾走感に一時期ハマって移動中によく聞いていました。 こういうハードコア方面の音楽にも興味がないわけではないのですが、 今のところ音ゲーサントラで満足する域を出ずにここまで来ています。 これからその方面を開拓するかどうかは何とも言えないです。33位 (総合 333位 / 78再生 / 2013年03月)FLOWER / DJ YOSHITAKA / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) 一時期『凛として咲く花の如く』に次いでBEMANI全機種収録を達成した、 とかなんとか話題になっていましたが、今もそうなんでしょうかね。 撫子ロックと違ってインストのこちらはBSSがとても気持ちいい疾走感ある曲。 ポップン、IIDX、jubeatでプレイしたことがありますが IIDXのSPH譜面がダントツでお気に入りです。 こればかりは譜面補正でたくさん聴いたと言われても否定できないかな……。32位 (総合 325位 / 79再生 / 2013年03月)GRADIUS 2012 / Sota Fujimori / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) その名の通り『グラディウス』のテーマBGMのアレンジ。 いかにも他タイトルのBGMを音ゲー向けに音を足してみたらこうなった、 という感じを磨き上げたかのような曲構成になっていて、 そういう意味では音ゲー未経験者に「音ゲーっぽい音楽は?」と訊かれたら これを聴かせてみるのもいいかもしれません。 八段一曲目ということで譜面には大分苦しめられました。29位 (総合 310位 / 82再生 / 2013年03月)ZED / USAO / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) まだまだIIDXサントラ曲が続きます。 最近はやりのダブステップ(ブロステップ)的なテイストの音楽。 ダブステップというものがよく分からない頃に初めて聞いて 大分衝撃を受けた記憶があります。 ダブステップというジャンルも興味があるけれど手が出せていないジャンル。 これはどちらかというとブロステップということになるんでしょうか?25位 (総合270位 / 89再生 / 2012年09月)Good Time / Owl City & Carly Rae Jepsen / The Midsummer Station (2012) 自分が勝手にシンセポップの代表格に位置付けているOwl Cityの新譜。 今回はかなりダンス志向が強く、これも一応オルタナティブに入れてはいますが この曲は特に、もうほとんど直球でダンスミュージックです。 そのアップテンポなノリにハマり込み、昼夜逆転全盛期の2012年秋頃に よく夜明けにコンビニに行くときなんかに聴いていました。12位 (総合 155位 / 123再生 / 2013年03月)Liberation / dj TAKA / beatmania IIDX 20 tricoro (2013) 作曲スタイルの縛りから“解放”して書いたと言われるdj TAKAの新曲。 安定して聴けるトランスで、よく高評価の旧曲と織り交ぜて聴いていました。 『rainbow flyer』ほどの衝撃はないものの、 これもなんだかんだで200回は聴くんだろうなとおぼろげながらに思っています。9位 (総合 149位 / 126再生 / 2013年01月)恋と口笛 (kira kira meets the dots mix) / Sucrette / Bon votage (2009) 上記9曲がすべて2012~2013年の新譜であるのに対して、 今年度新曲1位のこの曲だけちょっと前のアルバムです。 テクノポップ・アーティスト“Sucrette”の曲を、 ネオ渋谷系で名前をよく聞く“エイプリルズ”がリミックスしたのがこの曲。 テクノポップは曲探しがやや行き詰まってしまった感があり 当たりと言える曲を掘り出すのが本当に難しくなってしまいましたが、 そんな中でもこれは文字通り年間トップクラスの大当たりでした。ちなみに旧曲を含めた今年度1位は、前年度にランクインしたこともある『WONDER WALKER』(L.E.D. / beatmania IIDX 19 Lincle)で268再生でした。同アルバムの『SHADE』の方がたくさん聴いていたような気がしていたのでこれはかなり意外でした。そういえば仕事初めてまもない頃にバスの中でかなり頻繁に聞いていた時期があったようななかったような。そんなわけで七年目に突入した音楽再生数統計ですが、これからも音楽を聴き続ける限り続けていきたいなぁと思っています。次年度は今度こそ音楽の探し方と聴き方の新しい方向性を模索したいところ。音ゲーサントラに代わる何かを見付けられればとひそかに思っているのですが、果たしてそんなジャンルは存在するのかどうか……。