|
カテゴリ:医薬・コンタクト
厚生労働省が11月21日、民主党の前原誠司衆院議員の質問主意書に対する答弁書で明らかにしたところによると、インターネットで一般用医薬品(市販薬)を購入した30歳代の女性が昨年8月、肝障害で入院していたことがわかった。
女性は生薬を含む滋養強壮剤をネット通販で購入して服用したところ肝障害を患った。 女性がネットで購入した医薬品は生薬「カシュウ」を主成分とする一般用医薬品だったという。 2~3週間で回復し退院したという。 同省によると、ネット販売の市販薬で副作用被害が報告されたのは初。 厚生労働省は来年2009年6月の改正薬事法施行に伴い、医師の処方せんのいらない市販薬のうち副作用リスクの高いものについて、ネット販売を認めない方針を打ち出している。 これに対し、政府の規制改革会議が「極めて大きな問題をはらんでいる」と反対を表明しており、「薬事法ではインターネット販売を禁止する明示的な規定はなく、店頭での販売と比べて安全性が劣るとのデータは示されていない」と指摘している。 また、楽天は11月13日より、厚生労働省がインターネットでの大衆薬の販売を規制する方針を示していることに対抗するため、販売継続を求める署名を受け付ける特設サイトを開いている。 しかし、この厚生労働省の答弁書により、議論の行方に影響が出る可能性もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 23, 2008 09:35:54 PM
[医薬・コンタクト] カテゴリの最新記事
|
|