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2007.08.04
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カテゴリ:生活

さっきまでドラマ『ライフ』を見てて、ふと思いだした母の療養日記。

来月亡くなって、まる14年が経ちます。

胃がんで45歳という若さで亡くなりましたが、

教師という仕事が生きがいの母でした。

そんな母が闘病中に日記を書いてた物を、冊子にしてくれた物があります。

どれくらい作ったのかは覚えてないけど、たくさんの人に配られたとか・・・

教師がやらなきゃいけない事とか、色々書いてある。

何年ぶりに開いたかな~雫やっぱり読むと動悸がしてしまう・・・

気が向いたら読んでみてくださいスマイル

ローズライン.gif

このままでは体が元のように回復するかわからない・・・

自分らしく生きてゆくことができるよう、何か努力しないとこのままでは終われない

先日10年前の卒業生3人が子供を連れて来てくれた。嬉しかった。

その時、私が色々と頑張ってきたことはこれなんだ、この子達と一緒に

悲しみ、喜び、苦しみ、悩み、そしてそれらと闘ったことだと。

Aさんとは担任をする事で絆が深まった。

○○中学校が生徒と先生の関係が荒れに荒れている時、私のクラスの生徒となった。

当時○○中学校は、学校ではないほど荒れていて、

教師も人間らしい生活はできなかった。

休憩時間には廊下で50人以上の生徒が喫煙を堂々と吸っていた。

トイレも生徒に占領され、アパートの一室のように飾ってあった。

教師が何を言ってもしらんぷりで、まったく相手にされず無視されていた。

そして、殴って怒って、その状態を突破することはできなかった。

Aさんはそのグループの中の、No,1的存在だった。

わがクラスに引き受けるとき、自信はなかったが真正面から話してゆくことに

心がけ、必死に話す日が始まった。

Aさんの家に行くと、妹と3人の父子家庭だった。母親とは生き別れらしい。

そのせいか、私に母親と一致する部分を見つけたのか、

私にグ~ンと近づいてきた。それから毎晩30分くらいずーっと電話で話、

いわゆる世間話で、怒る話はしなかったように思う。

4月には教室に入らなかった彼女が、だんだんと入り始め、

5月には完全にクラスに居るようになったと思う。

そして彼女が前向きに変わり始めたのは、6月の夏服に変わる時だった。

それまでスカートがズ~ンと長かった彼女が

「今から私は真面目になるんよ」と言ってひざ丈にし、学校へ来始めたことだ。

踏ん張りが彼女を大きく変えた。何度も彼女と話した成果だ。

彼女はこの後、クラスでなくてはならないリーダーとして活躍する生徒となった。


その彼女が赤ん坊を抱いて、我が家を訪ねてくれた。

病気で痩せた私をみて、ビックリしながらも再開を喜んでくれた。

『お母さんに・・・先生にこの子を見てもらおうと思って・・・』と。

目には涙が浮かんでいた。『ありがとう、立派な生徒(お母さん)になってくれて』

本当に嬉しくてたまらなかった。10年前と同じように名前で呼んでも、

まったく違和感はなかった。懐かしい話が広がった。
ローズライン.gif

これはほんの一部なんだけど、この時の事をすこし覚えてます。

このAさんは、母の葬儀の日も「お母さん」と呼びながら泣いてました。

ちなみにこの療養日記には、学校や生徒の事が8割を占め、父の事が少し雫

私達姉妹の事はほとんどなく雫母の人生=教師だと言うことがよくわかるしょんぼり

教師って・・・と、ふと思って見てみましたスマイル

長くなってしまったけど、教師を必死にやってきた母はすごいと思いました。

行動出来ない教師が、行動する事を子供に教えられるか。

教育と密着している現場の教師が感じる不合理を、

黙ったままで行動しない姿を子供たちに見せて良いのか。

何もしないなにも感じない教師が、何を子供に教えられるのだろうか。

そして「生きるための知恵と勇気」を

子供たちに教えられる教師になりたいと思っている。


最後まで教師に復活すると頑張ってた母でしたスマイル

教室で生徒の近くに居る事が1番!という精神だそうですグッド

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Last updated  2007.08.05 01:24:22
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