2014/06/15(日)22:08
釜山・スマホ回収遠征と慶州と福岡(1)
GW直後に韓国・プサンに出張したのですが、帰路プサン市内から空港へ向かうタクシーにスマホを置いてきたことを出国手続きのときに気がつきました。ズボンの右ポケットに通常スマホを入れている私ですが、前もスルッと座ったときにこぼれることがあったので、常時気を付けていたつもりでした。タクシーでは同行者に「慣れると油断して失敗することがあるから気を付けないとね」と偉そうに言っていた矢先の失敗でした。プサンの金海(キメ)空港でスマホがないことに気がついたのは、出国手続き前のセキュリティチェックのところ。ここで普通は手持ちのケータイとかを出すわけですが、「ない」。これまでも通常入れない鞄のどこかにあったりする場合もあったので、探してみましたがそれでもない。忘れて来そうなところを考えつつ、この日はいていたポケットが浅めのズボンを考えると、さっきのタクシーの可能性大。そういえば一人のときはいつも振り返って座席を確認するのに、さっきは確認しなかったような。。タクシーの領収書にはタクシー会社の連絡先があったはず。ただ、その領収書を預かっている同行者とは空港到着後別行動にしてしまったので、出国手続きを終えてからロビーで確認することにしました。金海空港の出国後のロビーはたいして広くないので同行者を見つけてタクシーの領収書と連絡先、ドライバー番号は確認。ただ、電話しても韓国語では無理なので、同行者の発案でGoogle DeviceManagerというやつ(忘れてきたスマホがGmailが立ち上がっているので追跡可能)を使ってスマホをリモートで何回か鳴動させました。Google Map上でもスマホがあるとおぼしき場所が探索できました。その後気がついたタクシードライバーが電源を切ったようです。さらにドコモのコールセンターにも電話し、サービス停止手続きをしてもらいました(翌日家の近くのショップで代替機を買ってサービスは復活)。帰国後、会社の韓国語堪能な同僚にタクシー会社に電話してもらって、該当のドライバーを探してもらったところ、空港から数kmのところにあるササン警察署というところに届けたということがわかりました。また、警察の預かり先の係と担当官の名前も教えてもらいました。韓国語が話せる人が身近にいなかったら、この確認はできなかったのでとても助かりました。このあと、自分でプサンの日本総領事館に電話をし、どうしたらよいか相談しました。あわよくば送ってもらおうかとも思いましたが、安全上の問題で紛失物を総領事館が代わって送るのは不可能とのこと(前はそういうこともしていたらしい?)で、その代わりに該当の警察署に連絡して少し長めに保管(通常は2週間くらいで遺失物扱い?)をお願いしておくが1か月くらいでしょう、とのことでした。取りに行く時間なども同僚から何度かササン警察に電話してもらって、確実にゲットできるようにしました。ということで、長くなりましたが、今回休みを一日とって自分で取りに行くことにしました。完全に紛失したものらしょうがないですが、警察に預かってもらっているわけですし、見つけ出すのに同僚や領事館の方にも尽力してもらったし、まあ、なかなか韓国の警察署(日本でも数回しか行ったことないですが)に入るのは得がたい経験なので、ピンチをチャンスに、みたいな感じで前向きで行くことに。木曜の夜、仕事を終えたあと羽田から福岡へ到着。実は羽田でチェックインするとき、予約していた便が翌日のものだったので慌てました。同時刻便に空席があったので事なきを得ましたが、また大失敗するところでした。。予約したときに再確認すればよかったのですが、慣れと油断は本当に禁物ですorz あと、周囲の人のおかげで生かされているみたいなことも改めて感じます。。
木曜夜10時すぎに博多ラーメンでやっと落ち着いた感じ。さて、翌日は福岡からプサンへ。
福岡~プサン間はわずか55分(フライト時間は35分くらい)。韓国にはGW直後の出張が19年ぶりでしたが、2か月連続で行くとは。。金海空港では時間調整を兼ねてレストランで昼食。
冷麺です。
韓国は無料WiFiが多いですね。仕事を兼ねた実測調査。
プサン市の観光WiFiのページ。ところで福岡市も無料WiFiが充実していますね。WiFiだけではなく、福岡とプサンはなんだかとても雰囲気が似通っている気がしたのは私だけでしょうか?
金海空港からライトレールでササン駅へ。ちなみにライトレールは韓国語で「軽電鉄(ヒョンジョンチョル)」っていうんですね。ちょっと中国語っぽい。
電車が来ました。ゆりかもめと同じような無人運転の2両編成。
ササン駅から一駅地下鉄に乗り継いでトクポ(徳浦)駅で降り、徒歩10分ちょっとでササン警察署へ。
これです。ササン(沙上)警察署。
これはGoogle Streetviewの画面。事前にこれでチェックしていたので、迷わずに到着。門の左側に守衛の警官がいて、パスポートを見せながら事情を話して何とか入場。ふつうは受付表に自分で名前を書くようですが、外国人なのでよいということでIDカードをもらって建物へ。私のスマホを預かってもらっている担当官がいる3Fの係の部屋の前で少しためらっていると、同じ係の人が来たので、「○○さん、いらっしゃいますか」と聞いてみました。「どうぞ」ということで係長以下5~6名程度がいる部屋に入ると、その女性担当官がいらっしゃいました。「何ですか?」と聞かれたので「紛失したスマホを・・・」と答えると、「あ、あれですね」という感じで1カ月ぶりにスマホとご対面。「何かサインとか?・・」「いえ、特に」ということでとてもあさり。福岡で買ったお菓子を持って行ったのですが、それを見せるとなんだか失笑気味に「ダメですよ」という感じの手振り。まあ、警察なのでお土産はどうかと私も思ってはいたのですが。。そんなことでその部屋にいたのはわずか1分程度。あまりにあっさり終わってしまったのでちょっと拍子抜けしてしまいました。大昔、中学生のときに自転車を盗まれたときの手続きで近くの警察に行ったときはとても印象悪かったのですが、ここの警察はみなさん親切でしたね。ササン警察のみなさんとタクシー会社のみなさん、それと同僚のみなさんありがとうございました。これで用事は済んでしまったので、ここからは通常の遠征レポートみたいになります。。