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カテゴリ:韓国映画
(4)悪人のいないドラマ
「冬のソナタ」に“悪人”は出てきません。と、はっきり言ってしまうと、「えっ」ていう人はいるのかなあ。チュンサンに思い入れが強い人、ユジンに思い入れが強い人、チュンサンとユジンが結ばれることを強く願う人のなかには、意地悪な台詞や場面に気持ちを害す人はいるかもしれません。また、ふたりがあまりにも清潔感あふれる人たちなので、そういう行為や台詞に邪悪なものを感じることもこのドラマでは多いはずです。 「“冬ソナ”であの人が嫌い」というアンケートを取ったとしたら、名前の挙がりそうな人たちは確かにいないこともないですね。 私が一番嫌われそうだなと思うのは、サンヒョクのお母さんかな。ちょっと性格に癖があって、とくにユジンには冷たく当たりますね。でも、どうでしょう。ごくごく普通の人ですよね。自分の感情に正直なだけで。ドラマを左右する失言があったりしますが、言った後「しまった」という顔をするあたり、それほど憎まれるほどの感じがしないのですが、いかがでしょうか。 次は誰かなあ、一番ふたりの運命を左右した張本人カン・ミヒでしょうか。息子想いと言いつつ、すぐに公演旅行に出かけてしまうし、自分の過去を引きずって息子の運命まで変えてしまうなんて、自分勝手にもほどがある。確かにその通りかもしれません。しかし、ひっくり返して考えると感受性の強い人なんですよね。常識では図りかねるけど、死ぬほど人を愛せる人なんです。彼女の気持ちだっってその立場に立てば全くわからないというほどのものではないです。 オ・チェリン。このあたりから、少しは同情する人も出てくるかな。小ずるいところがあって気が強くいけど、憎めないところもありました。「悪い人じゃないんだけど」なんて言われてましたね、そういえば。可愛いところもありました。 サンヒョク。この人は、逆にチュンサンやユジン以上に好きという人は大勢いたと思います。愚直で真面目で、思いやりがあって、自分の気持ちとユジンの気持ちの間で思い悩む彼の姿は、ときとして痛々しくもありました。サンヒョクが涙を流すシーンは、男の悲しさ辛さが伝わってきてジーンときます。よきにつけ悪しきにてけ、ちょっとイライラさせる役柄ではありましたが。 その他の人たちは、みんないい人ばかり。ジンソクもユングクも情に厚いし、ジョンアさんもキム次長も面倒見がいい。ユジンのオモニも、娘を思う気持ちが痛いほど伝わってきて辛くなるほどでした。 そして、「冬のソナタ」の隠れた主人公、サンヒョクのアポジ。この人は人が良すぎる。と、怒っていらっしゃるかたもいるかな。だから、この人が重要な鍵を握っていたなんて、ちょっと予想外だったですよね。一話で伏線がしっかり張られていたけど。 冬の寒さに対して、ぬくもりのある人たち。「冬のソナタ」の魅力は、そんなところにも隠れていたような気がします。嘘だと思うなら、ほかのドラマと比べてみてください。 【「冬のソナタ」関連書籍】 ![]() ![]() ![]() ![]() 私たちの冬のソナタ ジョンア姉さんの冬のソナタ 今だから話せる『冬のソナタ』 もうひとつの冬のソナタ 【パク・ヨンハ関連】 ![]() ![]() ![]() ![]() パク・ヨンハ 「期別」(韓国 K_POP オリジナル韓国版)(CD) 憎くても もう一度 デラックス版(DVD) クリスマスに雪が降れば(パクヨンハ主演)●便利なコンビに後払いが可能!(DVD) 【2006年2月3日発売】パク・ヨンハ メモリアル・パック(DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 16, 2006 01:14:33 AM
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