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カテゴリ:韓国映画
昨夜、「セクションTV」の動画を久しぶりに観たんですけど、新作映画の取材やら製作発表会の様子など、記事で読んだものとだいぶ印象が変わりますね。製作発表会などは記事で書いてあることと同じことを言ってても、表情とか表現が伝わってきて細やかなニュアンスに認識の違いなどが出てきます。
昨日観たのは4月12日、19日の放送分。「死生決断」のファン・ジョンミンとリュ・スンボムの取材とか、ホン・サンス監督の「浜辺の女」の製作発表会の様子などが、映像でみられました。 「死生決断」などは、活字で読んだだけではまるでイメージできなかったんですけど、映画の数カットを観ただけでかなりイメージが膨らみます。 また、ファン・ジョンミンとリュ・スンボムのインタビューで、ふたりの合わせる呼吸など見ていると、キャスティングの成功がそれだけで感じられてしまいます。このふたりは、やはり“俳優”としてプロです。インタビューですら、“表現”しているような呼吸の合わせ方、間のとり方、抑制が効いていて「うまい」と感じたほどでした。これを見たら映画も観たくなりますよ、これは。 ホン・サンス監督の「浜辺の女」の製作発表会のほう。 これが記事になったとき、ホン・サンス監督のことがあまり書かれていないと苦言を呈しました。映像のほうもホン・サンス監督が話すシーンはありませんでした。 でも、映画の内容すらまったく知らされていないコ・ヒョンジョンが、映画の内容について説明するのに困って監督に助けを求めるような視線を送るところがあって、そのときに隣に座っていたホン・サンス監督が苦笑していました。その後、キム・スンウやキム・テウから監督の映画の撮り方や、監督とのエピソードに関する話があって、製作発表会の内容自体がホン・サンス監督の人物像を現すものになっていました。不思議ですね。文字でこれを伝えようと思ったらこうはいきません。映像だと、話す言葉以上のものが伝わってきます。コ・ヒョンジョンの困惑する姿と、キム・スンウやキム・テウの話す監督のユニークさを見ただけで“撮られてもいない映画”に魅力を感じてしまいます。 映像のほうが遅れて入ってくるのと、観る時間がとれないのとで、「セクションTV」はどうしても後回しになってしまうのだけれど、映像で確認することの大切さを知らされました。 それと、「グエムル-漢江の怪物-」の韓国版予告編を観ました。これはかなり…です。写しだされるソン・ガンホやペ・ドゥナ、ピョン・ヒボンの表情を観るとキャスティングの意味が伝わってきます(パク・ヘイルの表情が帽子に隠れてはっきり写っていなかったのが残念)。予告編で観る限り“鳥肌”ものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 11, 2006 12:03:37 PM
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