CHRISTOPHE LEMAIRE(クリストフ・ルメール)について
今日は前回登場したCHRISTOPHE LEMAIRE(クリストフ・ルメール)について少し説明を・・・この名前を聞くとあの頃を思い出すなんて人もおられるのではないでしょうか?15年ほど前のことです日本のブランドが今ほど充実しておらずかっこいい服と言えばほとんどが西洋からのインポートでしたドリス・ヴァン・ノッテンやジョー・ケイスリー・ヘイフォードなど日本人にはない感性の詰まった洋服たちには独特の匂いがあり僕なんかは学生のころから鼻をふくらませ興奮したものですアーティスト気質ってのをビンビン感じておりましたそのうちのひとりがフランスからやってきたルメールその人でしたイタリアのファッションのように分かりやすい色気でもなくイギリスのように堅さや激しさのないなんとも肩の力の抜けていながらアンニュイなニュアンスっていうかエスプリが利いてるっていうんですかね?そんなモードに心をもっていかれていました熱狂的なファンの多い中ルメールは4年間自分のブランドでの活動を休止しますそして2000年からラコステのデザイナーに就任し老舗ブランドがスタイリッシュに生まれ変わることとなりました でもやっぱり僕は“CHRISTOPHE LEMAIRE”に体温が上がってしまうなぁ特有の色彩感覚は「ラコステ」にも発揮されていますが芸術的なカッティングはルメールならですからねついでに・・・「ラコステ」はオシャレなフランス人テニスプレイヤールネ・ラコステが引退後1933に設立しボールに食らいつくしぶといプレイスタイルから「ワニ」の愛称で親しまれていたそうです有名なあのマークはそこから来ていたのですね