テン・テン・ツク・テン・テケ・テン・テン・テケ・ツク・テン・シャン・テン・の・テケ・テン・トン・・・
え〜、ようこそいらっしゃいました。厚くオン礼申し上げます。え〜、まいど特派員報告でございます。
今回は、その第3版というわけでございまして、
事実を報告してるんですが、本国のデスクは信用してくれません。
外国通信社の日本特派員にとりましては
まことに骨の折れる仕事でございます。
スットコ 「ニュース送りまっせぇ」
デスク 「なんだ、また、おまえか?」
スットコ 「また、・・はないでしょう。ヘイ、特派員のスットコ・ドッコイでごぜえます」
デスク 「こんどはなんだ?」
スットコ 「へえ、参院選でごぜえやす」
デスク 「２年前にやったじゃないか」
スットコ 「へぇ、あれは衆院選でごぜえまして、こんどは参院選・・」
デスク 「まあええわ。また、笑わせるネタか?」
スットコ 「へぇ、まじめな選挙でごぜえます。」
デスク 「こんどはまじめか?」
スットコ 「へぇ、最大の関心事は国民をなめきっている最大与党の自民党に、
国民がどんな審判を下すかでごぜえます」
デスク 「自民党はそんなに国民をなめているのか・・?」
スットコ 「へえ、なめまくっているそうで・・。なんせ万年与党でごぜえますから」
デスク 「野党はどうした・・?」
スットコ 「へえ、万年野党は何でも反対するしか能が無いんだそうで・・」
デスク 「で、選挙の争点は何だ・・?」
スットコ 「へえ、なんといっても第一は年金問題で・・」
デスク 「ほう、年金汚職か・・?」
スットコ 「いえいえ、そんななまやさしい問題じゃごぜえません。
年金を管理運営している役所が何十年も滅茶苦茶やってまして、それが発覚しましたんで・・」
デスク 「無茶苦茶とは・・・?」
スットコ 「へえ、国民が納めた年金源資で、自分達の天下り先のレジャー施設を全国に造りまくったとか、
年金源資で役所の公用車やもろもろの備品を買ったりとか・・」
デスク 「アホな。経済大国で文化の高い国家の役所が、そんな未開発国のようなアホなことするか。
おまえは又夢でも見たんだろう・・」
スットコ 「せっかく保険料を払ってきたのに、存在しなかったことにされた人が5000人も・・」
デスク 「どうでもいいけど、無茶苦茶な夢だ・・。あ、夢だから無茶苦茶なわけだよな・・・」
スットコ 「夢やおまへんで。その無茶苦茶を永年見過ごして来ただけでなく、責任者の追求や処罰もなく
選挙対策用に耳障りの良い言葉でチョロまかそうという政府自民党に国民の怒りが集中・・・」
デスク 「でもって、自民党は大敗・・・か」
スットコ 「へぇ、歴史的大敗だそうで」
デスク 「もう少し、おまえの夢につき合ってやろう。
２年前には自民党が大勝したではないか。国民が変心したとは思えんが?」
スットコ 「へえ、あのときは強力な小泉マジックが効いてまして・・・」
デスク 「もうマジックの有効期限は切れたのか?」
スットコ 「へえ、マジックどころか、ずっこけのオンパレードで」
デスク 「誰がずっこけたんだ!?」
スットコ 「へぇ、閣僚たちですがな。
事務所経費のチョロまかしや、不透明な政治資金、不用意な失言がゾロゾロ・・・
自殺や辞任した閣僚がゾロゾロ・・・、なんせお友達内閣でやす」
デスク 「お友達内閣？ 夢の中のこととはいえ、おそまつな話しだな・・」
スットコ 「夢やおまへんで。ホンマに・・・」
デスク 「歴史的大敗をした当の首相はどうしてる・・?」
スットコ 「へえ、内閣を続投するんだそうで・・・。
手始めに大敗の戦犯、バンソウコウ閣僚１人をクビにしましたが、
それでも与党内では憤まんが治まらず、首相辞めろ辞めるなの大論争」
デスク 「ふ〜ん。首相が交替したとして、内政や外交はどうなるんだ・・?」
スットコ 「へえ、そういう議論は、まったく出てまへん・・・、
大敗の責任論とか道義論だけが飛び交っておりますでぇ・・」
デスク 「でも、続投なんだな・・?」
スットコ 「へえ、それから、原爆投下を容認するとんでも妄言をした防衛大臣をクビにして、
新たに女性の防衛大臣を任命しやした」
デスク 「ほう、女性防衛大臣・・」
スットコ 「へえ、アメリカのライス国務長官に、私を「寿司」と呼んでくれというてまんねん。
・・で、大臣に就任するや否や、電光石火で防衛省に巣くう牢名主にクビを宣告しやした」
デスク 「寿司と牢名主・・?」
スットコ 「ところが牢名主も、おとなしく引っ込まないで、女性大臣と大げんか」
デスク 「女性だからってナメたんだろう」
スットコ 「結局、官邸が間に入って牢名主を辞めさせ、女性大臣からも人事権を剥奪・・」
デスク 「前にも似たような話があったな・・?」
スットコ 「へえ、そうこうするうちに、この内閣はダメだということになり、内閣を改造することに」
デスク 「まだ１年も経ってないだろう・・?」
スットコ 「へえ、・・で昨日改造内閣が誕生しやした」
デスク 「ほう、こんどはまともか・・?」
スットコ 「へえ、・・各派閥のボスたちを取り込みやして、重厚長大となりやした」
デスク 「浮沈空母を想定したんだな・・?」
スットコ 「へえ、・・世間では、安倍延命内閣だと陰口をたたいていやすが・・」
デスク 「が、どうした・・?」
スットコ 「早くも、閣僚の１人にカネの不正疑惑が出て、野党が臨時国会で叩くと息巻いてやす」
デスク 「改造してまだ１週間しか経ってないだろ・・??
まともに組閣もできないほど、まともな政治家がいないということか・・?」
スットコ 「へえ、政治家というよりも、そのへんのオッサンやおばはんでやすから。
このほかにも当選した新人議員の中にも、セクハラや不倫で週刊誌に叩かれる者も
ゾロゾロ・・・」
デスク 「国会議員のセクハラと不倫か・・?」
スットコ 「へえ、セクハラの国会議員はホンマにえげつないオッサンですわ。
不倫の国会議員は風俗嬢も顔負けのおばはんですがな」
デスク 「日本では、それでも国会議員としてやっていけるのか・・?」
スットコ 「へえ、充分にやっていてはります。
いま入ったニュースですが、こんどは安倍首相が突如辞任しやした」
デスク 「ぶふっ・・！おまえのオソマツな夢は、果てしなく続くようだな・・?」
スットコ 「やだねえ。この話、ホンマのことですがな」
デスク 「閣僚がゾロゾロ辞任したあと、とどめの一発は首相の辞任か?」
スットコ 「へえ、これで日本国中大騒ぎですわ」
デスク 「・・・・・オソマツ過ぎる。夢なら夢で、もっとスカーッと面白い夢を見ろ。もっと酒を呑め」
スットコ 「やだねえ。この話、ホンマのことでっせえ」
おたいくつさまで・・・
