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ガレットのお菓子日記

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オーストリア・フランス '10初夏

2011.03.09
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 ブログをはじめて5年目。いきなり2週間近くお休みをしてしまい、皆様にたいへんご心配おかけしていました。ごめんなさい。
毎日2000~3000人近い方々が、更新を待ちかねて何度も読みにいらして下さって、本当にありがとうございました。

     ディジョンの市場
     2010年6月18日 フランス ディジョンの市場

 プライベートで色々あり、ほとんどPCに向かう時間がとれないまま、更新できない日が続いていました。
ここで全てをお話することは難しいのですが、慌ただしい中でいくつか考えをまとめたこともあり、少しだけ整理しますね。

 ここ数年、ブログを書くことに夢中になり、特にスイーツには「最新の情報を」「詳しく」「速く」お届けしたいと、“濃い”内容の文章を書くことに喜びを見出していました。
おかげさまで昨年は、色々な方面からお声をかけていただけることも増え、自分の理想に近い形の情報をまとめられるようになってきて充実した日々を送っていたのですが。

 自分の性格からして、書き始めるととまらない、書き終わるまで一気に書きたい、調べ始めると深く深くあれもこれも調べてしまう、という状態が続き、それが楽しくてしかたがないので、延々といつまでもパソコンに向かってしまう…という一種の中毒状態に。
お気づきの方も多いかと思いますが、特に深夜に、ずっとパソコンに向かっていました。

 ふと振り返ると、せっかく取材させていただいたのに時間がなくて書けないまま時期を逸して眠らせてしまった写真も記事もたまり、旅行記も中断したまま。
一つのお菓子をじっくり味わって楽しむということはなく、お店に行くと、とりあえず新作を、それから2つ3つと、「食べなくちゃ」という気持ちにいつの間にかなっていたような気がします。
そして、3つ食べたならその3つについて、詳しく書きたくなってしまう。
カッチリとした性格なので…。

ストラスブールの街並み
201年6月20日 フランス ストラスブールの街並み

 そして気づくと、家庭のことは放りっぱなし、友人にお茶やランチを誘われて断ることも多くなり、本も読んでいない、美術館に行く時間も満足にとれない。
ブログ友達のところに読みにいくことも、コメントすることも、なかなかできなくなって…。

 この間にいろいろありましたが、それを機に、少し立ち止まって、ブログもマイペースでゆるゆると書いていってもいいかもしれない、と思いなおしました。

 このブログをいきなりバシッとやめてしまうわけではないのですが、毎日楽しみに読みにいらしていただいた方々には本当に申し訳ありませんが、一度生活をリセットしてみたいと思っています。

 応援して下さっているみなさま、本当にありがとうございます。
いきなりの勝手なわがままをお許し下さい。
更新がゆっくりになりますが、それでも何か読みに来てみようかな、というかたは、たまにのぞきにいらして下さいね。

 どうぞよろしくお願いします。
 ガレット

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食べログ






最終更新日  2011.03.09 18:05:53
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2011.01.03
 新年にふと思い立ち、ブログタイトルの写真を代えることにしました。
横長のタイトルに合うように、写真を選んでカットして加工します。
もとの写真は、↓ こちら

シェーンブルン宮殿 グロリエッテ
2010年6月 ウィーン シェーンブルン宮殿 グロリエッテ

 グロリエッテの手前の池に、建物の影が映っていて素敵ですが、鳥も浮かぶその池の部分は、ばっさりカット。

 グロリエッテがどこにある建物かというと…

          シェーンブルン宮殿 丘の上のグロリエッテ
 グロリエッテは、シェーンブルン宮殿の庭園の丘の上にそびえ立っています。
プロイセンとの戦いの勝利と戦没者の慰霊の為に建てられたこの優美な建物は、現在はカフェとして使われています。

シェーンブルン宮殿 庭園
シェーンブルン宮殿を背に、庭園全体を見渡したところ

 悲劇の王妃マリー・アントワネットが幸せな幼少期をこの庭園で過ごしていたと思うと、感慨深いものがあります。

 2004年に初めて宮殿を訪れた時は、時間がなくてグロリエッテまで上がれませんでした雫
そのことがすごく心残りで、ず~っとひっかかっていました。

 昨年再訪した時には、絶対に歩いて上まで登る!と決めていて、めでたく実現。
6月というのにびっくりするような猛暑でしたが、頑張って一人で歩きましたよ。

ポセイドンの泉
庭園中央には、見事な彫刻のポセイドンの泉が。涼しそう。

グロリエッテからのウィーン市街の眺望
グロリエッテから見おろしたシェーンブルン宮殿とウィーン市街

 庭園の美しい泉をあちこち見て寄り道しながら20~30分かけて上までのぼると、見事な眺めが♪
宮殿の後ろにはウィーン市街の茶色の屋根が大きく広がっています。
これこれ、これが見たかった!
宮殿は、マリアテレジアン・イエローです。

 街の右端の巨大な建物は、シュテファン寺院

 2011年お正月早々、雄大な気持ちで一年がスタート♪ 

   グロリエッテのカフェ
   グロリエッテのカフェ 吹き抜けになっていて広々。
 
グロリエッテのケーキ
グロリエッテのウィーン菓子

シシィトルテ グロリエッテのケーキ
シシィ(エリザベート)トルテもありましたよ

   ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~

 ちなみに、昨日までのタイトル写真は、↓こちら

ナンシータイトル写真
フランス ナンシーのスタニスラス広場の門

 これは赤いタイトルの背景にとてもよくあって気に行っていましたが、写真をグロリエッテに変えたところ、赤とグロリエッテの写真がまったくあわず、全面的に色を変更することになってしまいました~。
一つ一つ色を選択し、全体のバランスを整えるのは楽しくも時間がかかる作業。
完成するまでに四苦八苦しました★
でも、オリジナルのタイトルを作りたいので、がまんがまん。

タイトル用ユニコーン510
その前は、パリのクリュニー美術館のユニコーンと乙女のタペストリー。
この時から背景の色を赤にしていました。

ブログタイトル用画像
これはどこの美術館の絵だったか…?
パリの小さな美術館で見つけたロココの時代の肖像画。
これをタイトルにしていた時もありました。

 また、思い立った時に代えていきますね。
しばらくは、眺めのよいこのグロリエッテです♪

オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次

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最終更新日  2012.03.29 16:42:00
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2011.01.01
 今年最初の写真は、フランスのにぎやかな色合いのケーキからスタートです☆
今年がぱ~っと明るい一年になりますように。 

 皆様、あけましておめでとうございます。
お菓子、グルメ、旅行、その他いろいろ、気になるものをご紹介し続けてもうすぐ5年。
話がコロコロと変わり、気まぐれな更新にもかかわらず、毎日たくさんの方にお読みいただけて本当にありがとうございます。

リヨン ベルナション
リヨン ベルナシオン(BERNACHON)

 昨年6月に、フランス地方都市を旅した時のお写真を少しご紹介しますね。
レポートが中断しているのはいつものことですが、時間をみつけてなんとか先を進めたいと思っています。が…

 ベルナシオンはサロン・デュ・ショコラに来日されるなど、日本でもおなじみのショコラティエ。
日本ではパレドールやタブレット(板チョコ)が有名です。
リヨンのお店を訪れると、かなりの数の美しいケーキがショーケースに飾られていました。
人気があるのはチョコレートだけではなく、お隣の美しいサロンでケーキもいただけるという嬉しい驚きがありました。

ストラスブール キュブレー ストラスブール ジーグレー
ストラスブール (左)キュブレー   (右)ジーグレー

 キュブレーは浅見シェフがいらっしゃるお店。明るい色合いのケーキが、たくさん並んでいました。
ストラスブールの中心地から少し離れた住宅街にあり、近くのジーグレーと共に次々とお客さんでにぎわう人気店です。

アヌシー Sucre et Secrets
アヌシー Sucre et Secrets

 リヨンからバスで往復した湖畔の町アヌシーでは、魅力的なお菓子屋さんを続々と発見。
チョコレートや砂糖菓子を扱うこのお店には、フルーツやナッツで飾られたタブレットが。

 2011年、新しい気持ちでスタートします。
マイペースな更新ですが、美味しい情報をできるだけ早くお届けできるように頑張りますね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ガレット

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最終更新日  2011.01.01 02:19:42
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2010.12.12
 タルトフランベ♪ 
パリッ!とした薄焼きピザに似た生地に、フレッシュチーズ(またはフレッシュクリーム)を広げ、シンプルに玉葱とベーコンの細切りをのせてサッと焼いただけなのに、どうしてこんなに美味しいの~!

ストラスブール タルト・フランベ
フランス アルザス地方 ストラスブール 2010年6月20日
Le Pilier des Anges(ル・ピリエ・デ・ザンジュ) 『タルト・フランベ』
 
 昨日から東京国際フォーラムで開催中のストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010(クリスマス市)を通りがかった時に、アルザス地方の美味しい食べ物が販売されているのを見かけました。

  アルザスの民族衣装   ストラスブール大聖堂 
  アルザスの民族衣装と巨大なストラスブール大聖堂

 このところあまりに忙しくてすっかり忘れていました、と言うと間抜けなお話ですが、この夏、そういえば私、ストラスブールを訪れています。
2週間の旅の最後に立ち寄った街で、しかもお菓子屋さんがほとんどお休みの日・月曜に滞在してしまったため、さほど動き回ることなくゆるりと過ごしました。
アルザス地方を満喫するには、別の機会に何日もかけてゆっくりと回りたいな、と思いました。

 そんな短時間の滞在でも、美味しい物にたくさん出会いました☆
写真でさらっとご紹介しますね。
国際フォーラムのクリスマス市で販売されているものもありますよ~。
特にタルト・フランベは、ぜひ召し上がってみて下さいね♪♪♪

タルト・フランベ
Le Gruber 『タルト・フランベ』 2010年6月21日

 クリーミーなフレッシュチーズ(もしくはフレッシュクリーム)、玉葱と細切りのラルドン(ベーコン)を散りばめて高温でサッと焼き上げたアルザス地方の伝統料理、タルト・フランベ。
アッサリしながら発酵乳の香りのおかげで深みのある味わいに。
日本の素材でフランスの生クリームに近いものは、サワークリームという気がします。
一人分のサイズの大きいこと!
でも、ぱりっ、としていてとても美味しいので食べきってしまいますダブルハート

 ↑写真のタルト・フランベをお昼に食べたのは↓可愛いこのお店
  外の席でいただきました☆この後、あっという間に満席に近い状態に

   Le Gruber
   Le Gruber (ル・グリュベール)

 そして、アルザスといえばクグロフ。
発酵タイプのパンに近いお味で、お菓子屋さんの店頭には必ずといっていいほど無造作に並べられています。

 ジーグレー クグロフ
ZIEGLER(ジーグレー)『クグロフ』

キュブレー クグロフ クリスチャン クグロフ
Kubler(キュブレー)           Christian(クリスチャン)
『クグロフ』

クリスチャン キッシュ
Christian(クリスチャン) 『キッシュ』


タルト・ア・ロニオン・メゾン
Brasserie Au Dauphin(ブラッスリー・オ・ドーファン)
『タルト・ア・ロニョン・メゾン』
(自家製玉ねぎのタルト Tarte ? l'Ognion Maison)
夕食のオードブルとして登場。大迫力! 玉葱の甘みがあって美味しい☆

パンデピス
Pain d'Epices Mireille Oster(パン・デピス ミレイユ・オステール)


ストラスブールの大聖堂
ストラスブールの大聖堂


ストラスブール大聖堂
ストラスブール大聖堂の中は荘厳
彫刻やステンドグラス、大時計ほか、見るべきものが多い☆


ストラスブール大聖堂前の広場
ストラスブール大聖堂前の広場 クリスマス市はここで開かれます ベル

 私が泊ったホテルは、大聖堂のすぐ脇。この写真の↑右から2番目の建物です。
名前はメゾン・カメルツェル(Maison Kammerzell)。
16世紀に建てられ、外観はとても古いのですが、中はすっかり改装されていて超・モダンで、びっくり。

ストラスブール
ストラスブールは川が風景に溶け込み、普通の家並みでもとても美しい眺め


ストラスブールのお店
ストラスブールの町には、クグロフ型を売っているキュートなお土産物屋さんがたくさん!

 ちょうど昨日、NHKでもストラスブールの町歩きの番組を放送していました。
日本にいながらにしてアルザスの名品を食べたり買ったりできるこのイベント、幸せ~☆
帝国ホテルのシェフが作るタルト・フランベを食べに行かなくちゃ。

ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010 
12月10日(金)~12月25日(日)
場所 東京国際フォーラム 地上広場
(月)~(土)、(祝日) 11:30~21:30
(日) 11:30~20:30
※初日 16:30~21:30
※イルミネーション 16:30~23:30

夏の旅日記は↓ (中断中)
オーストリア・フランス 14日間
「地方菓子を巡る鉄道の旅」 2010年 夏


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最終更新日  2010.12.12 02:40:05
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2010.08.13
 ウィーンに到着した夜10時半頃、一人でザッハートルテを食べていました。
(カフェモーツァルトで『カイザーシュマーレン』を平らげた直後です星

 場所はもちろんザッハーホテルの一角にあるカフェザッハー。
でも、よく見ると、ちょっと違います。
小さいでしょう。可愛らしいサイズのザッハートルテがあり、それを注文。
でも、これは、ただのミニサイズではありませんでした!

小さなザッハートルテ
微妙な形のザッハートルテ?

 普通は下↓の写真のように大きく丸く作り、三角にカットしますよね。
そして、上には、ホテル名の書かれた独特の形にひらひらっとしたチョコレートがのります。

ザッハートルテ 看板
ザッハートルテ                チョコレートの板と同じ形の看板

 オリジナルのザッハートルテについてはこちらにまとめてあります。デーメルとの違いも。

ザッハートルテ エスプレッソ
今回は、小さなザッハートルテ          エスプレッソ

 このくらいのサイズでしたら夜中に食べても許される?
やっぱりウィーンに来たらこれを食べなくちゃ♪と自分に言い訳するように堂々と食べ始めます。
すると…あれっ?記憶にあるザッハートルテと違う!

 箱入りでウィーンから取り寄せると、箱の上下が逆さになっても何の影響もないくらいガチッと固まっています。
以前ウィーンで食べた時には、それよりはやや柔らかかったような気が。

 ところが、このミニサイズ、あなどれません。
中はしっとりとしてとても柔らかい。
小さい分、甘さが凝縮して際立つように思えましたが、たっぷりの生クリームと一緒にいただくとその甘さは緩和され、美味しさ倍増♪♪♪

 …おいしい~っ!ここまで来た甲斐がありました☆☆☆

ザッハーカフェ
2010年6月10日 カフェザッハー STUB 

 なぜすいているのかといえば…

ホテルザッハーのテラス
照明と白い柱に囲まれているところが外のテラス

 それは、ほんの少し前の時間まで、お客さんは皆、外のテラス席に集まっていたからです。
ウィーンの人たちは、夏には本当に外でお茶やお食事を楽しみますね。
この時間(夜11時少し前)、店内はがらがらで貸し切り状態。外のテラスがにぎわっていました。
おかげで、この贅沢な空間を堪能できました~。
内装は、2004年に訪れた時と変わっていない気がします。

 ザッハーホテルには、ショップ横の気軽でモダンなカフェと、昔ながらの雰囲気をたたえたこちらのカフェと。使い分けができますねー。
私はもちろんクラシック派。

ザッハートルテとエスプレッソ

 そうそう、書き忘れるところでした。
このミニザッハーの正体は…。

 というのは、お支払いをすませてレシートを見て、あれれっ。微妙に違う文字がありました。
『O.Sacher Punsch 』(オリジナルザッハー プンシュ)
Punsch???

 実はこの時点では、何かが違うと漠然と思っただけで、このPunschという文字は、何かなー?と、ぼんやりと疑問を抱いたまま帰ってきてしまいました。

 そして先日。ピンク色のケーキ、『Punschkrapfen 』(プンシュクラプフェン、プンチュクラッペン)について教えていただいたり調べたりした結果わかったのは、Punsch(プンシュ、プンチュ)は、一般的には「クリスマス市で売られている温かく甘いアルコールの飲み物」をさすようです。
あ!お酒ですね。

 ということで、このミニザッハー。普通のザッハートルテと比べて、かなりしっとりしている理由は、お酒のおかげでした!

ミニサイズ ザッハートルテ
O.Sacher Punsch 』(オリジナルザッハー プンシュ) 2.70ユーロ(309円)

ケルントナー通り
ザッハートルテのショップの看板 

 ザッハーホテル目の前のケルントナー通りは、夜11時少し前でもこんなに賑やかで人通りも多い!
ウィンドーショッピングしながらホテルまで戻ります。
  
オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次

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最終更新日  2010.08.14 05:14:18
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2010.08.03
 スイーツの名前の中に「皇帝」が入っていると、どれほど豪奢なデザインのお菓子かと身構えてしまいます。
ウィーン、ハプスブルク帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフに愛されたお菓子『カイザーシュマーレン』は、そんな勢いに肩透かしをくらわせるほどシンプルで素朴な姿をみせてくれました。

カイザーシュマーレン
2010年 6月10日 カフェ・モーツァルト 『カイザーシュマーレン

 メニューにこの名を見つけ、一度食べてみたかったの~♪とウキウキしながらウィーン最初のスイーツ『カイザーシュマーレン』を注文。
すると、「パンケーキ?(でいいですか)」と、笑顔で確認が。

 …パンケーキ。まぁそうですよね。それはそうだ。
でもっ。私の心の中では、これは皇帝ゆかりの歴史ある一品☆

           

 関田淳子さんの著書『ハプスブルク プリンセスの宮廷菓子』によれば、カイザーシュマーレンは、元は皇妃エリザベートのために考案されたお菓子。
手をつけない皇妃に代わって皇帝フランツ・ヨーゼフが食べ、この名がつけられたとのこと。
それを知り、本場ウィーンでこれをいただくのは楽しい、楽しい。 

 見た目は、ちぎれたホットケーキのようなあまりぱっとしない姿です。
中にベリーが焼きこんであります。
日本で食べるホットケーキよりもう少ししっとり。厚みがあり、ほわんほわん。弾力があります。
粉糖もかかっていますが、何か“ざりん”と砂糖のいい食感が。
…ちょっと量が多いのですが…

 途中でベリーのソースをかけると、味が膨らみますハート(手書き)
酸味は少なく、甘すぎず食べやすいソース。

 もうひとつのリンゴのソースがまた爽やか!
日本のリンゴとは全く違った風味があり、飽きずに一気に全部完食。
なんとも優しいお味です。

カイザーシュマーレンs ズーム
カイザーシュマーレン Kaiserschmaren  9.20ユーロ(1,053円)
ブラウナー(クリーム入エスプレッソ) Grosser Brauner 4.40ユーロ(504円) 

 実はこれをいただいているのは夜の10時。ウィーンに到着した旅行初日の夜です。
スイスのチューリッヒからの乗り継ぎ便が、なぜか1時間も空港で待機することになり、ウィーン到着が遅くなりました。

 夕食を食べそびれ、といって機内で色々いただいたので空腹というわけでもなく。
という中途半端な腹具合の時には、ケーキや夕食をしっかりいただくよりは、こういった温かいデザートのようなものはありがたいですね。

 私が座ったのは、カフェ・モーツァルトの外のテラス。
10時半頃になっても、たっぷりとお肉が盛られた食事のお皿を手にお給仕をする人々が行き交います。こんな時間にあれだけお肉を食べる人たちもいるのねー。

モーツァルトの看板 カフェモーツァルト
 カフェモーツァルトの店内はクラシックな雰囲気のようですが、この季節はモダンな外のテラス席に人気が集まります。

テラス席

 テラス席の上に張り巡らされたテントのようなものは、ライトアップされ、何故か色が紫色~ピンク~白へとどんどん変化する演出。
およそモーツァルトらしからぬ色あい。おもしろーい。

カフェモーツァルトのケーキs テラス席s
カフェモーツァルトのケーキは、カフェラントマンと共通 

 カサにあたる光の色は、どんどん変化し、気付くと違う色になっています。
すごく現代風な色合い。

カフェモーツァルト 建物
夜がふけていますが、町はまだまだ賑やか。

 そしてこの後、もう一軒。さらなるスイーツを食べる私。
<20> 小さなザッハートルテ? に続きます

オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次

この旅行では、CASH 1ユーロ=114.5円で計算しています

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最終更新日  2010.08.15 16:43:05
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2010.07.27
 賑やかな町で、夜遅くまでショーウィンドーの中にきらめくお菓子や小物を見て歩くことができるのは、一人旅の身には嬉しい限り。
今回のウィーン滞在はわずか二日間ですが、もうこれ以上何も食べれません~!という状態で、さらに目で見て楽しみます。

ゲルストナー
ゲルストナーの色とりどりのトリュフ
パッションフルーツ、シャンパン、カシス、アプリコット、洋梨など

 前列中央の三つ飾りがついたトリュフは『Kinder Tr?ffel』。
kinderは、英語のkindergarten(幼稚園)と似た意味で“子ども”?と想像すると、英語で「Children Truffle」と解説がありました。あたり♪
でも、「子どもたちのトリュフ」って何味なのでしょうね~?
なんとなくキャラメル味かミルク味かな、と想像してしまいます。

 トリュフチョコレートのフレーバーは、他に、シェリーとココナッツ、ベイリーズ(お酒)とアーモンドヌガー、カンパリ・ビターオレンジ、木苺プラリネなど色々。
ベルギーのショコラ同様、ホワイトチョコレートも存在感をみせています。

 ウィーン滞在は6月というのに酷暑でしたので、チョコレートを食べたい気分になれなかったのがとても残念!もっと涼しければ買っていたと思います。

 今日は【街角スナップ写真】☆

ハイナー シュガーケーキ
ハイナー シュガーケーキ

 ハイナーは、賑やかなケルントナー通りにもありますが、シュテファン寺院の北側、カフェ ディグラースのすぐ近くのWollzeile通りにももう一軒。
やはり夜のショーウィンドーのディスプレーがきれいです。

ハイナーs ハイナー マルツィパン
ハイナーのショーウィンドー      マルツィパン(マジパン)のフルーツ
桜の花が散りばめられたケーキが、目をひきます

夏のショコラ
ハイナーのすぐ近くのショコラティエ ファビエンヌ(fabienne)の夏のショコラ
ここでもホワイトチョコレートがけっこうありますね

            マジパンs
            ファビエンヌ とぼけた顔のマジパン! 

        アルトマン&キューネ
        アルトマン&キューネ(ALTMANN&K?HNE
        小さいショコラがぎっしり入る可愛いパッケージ

バカラの蝶
バカラの蝶

 衝動買いしそうになったバカラの蝶。
とても優雅なそのお値段は、その日泊ったホテルの一泊分と同じ。

              楽天にもありました~

        レースドール
        レースドール

        エリザベート人形
        エリザベート人形
 絵皿は持っています。お人形は、表情が色々。今回はイメージ通りのものがなかったので、購入せず。

ポーチ
フリフリのポーチはアートフラワーのお店の店頭で

        カフェでアイスクリーム
  Caf? de l'Europe 店頭で夜10時すぎにアイスクリームを買うマダムたち

アイスクリーム
Caf? de l'Europe アイスクリーム

夜のグラーベン通り
夜のグラーベン通り 巨大なシュテファン寺院がライトアップされて幻想的
Caf? de l'Europe の前のテラスは、夜中まで大賑わい

※何枚か、前日の夜に撮影した写真も含まれています

<19> カイザーシュマーレンは皇帝に愛されたお菓子 に続きます 

オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次

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最終更新日  2010.08.05 00:16:56
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2010.07.25
 皇妃エリザベートの肖像画を思い描く時、真っ先に浮かぶのはキュッと上がった唇の端。
笑っているように見える口元に対し、意思の強そうな瞳は柔らかく目尻を下げることなく、どこか一点を見つめているような印象があります。
  エリザベートの写真や肖像画は シシィミュージアム王宮 のHPに

 ウィーンのフォルクス庭園に鎮座しているエリザベートの石像は、角度によって微妙に表情を変え、意外と柔らかな雰囲気を持っていたのに驚かされました。

      エリザベート像
    2010年6月11日 19時頃 フォルクス庭園のエリザベート像

 庭園に咲く薔薇を楽しむにはほんの少し遅く、やや開ききった感がありましたが、それでもまだまだ十分きれい。数多くの薔薇が華やかに咲き乱れていました。ラッキー♪
夏のウィーンは夕暮れが遅く、夜7時といっても辺りは明るい。
エリザベート像とじっくり向かい合います。

エリザベート像s フォルクス庭園の薔薇
フォルクス庭園の薔薇とエリザベートの石像

 エリザベートの白い石像(大理石?)は、実は薔薇に囲まれているわけではなく、人々の散歩道となっている薔薇園から更に奥まった庭園の端の端にひっそりと静かに座っています。
(背中側は、すぐ裏のブルク劇場脇の道)

 「エリザベート像があるのはここ」、と事前にチェックしてから訪れないと、気付かずに見逃してしまうような場所です。
孤独を愛し、放浪の旅を続けたエリザベートは、ウィーンの街中でもひとり静かな空間を楽しみ、なごやかな表情になっているような気がしてなりません。

薔薇 フォルクス庭園
フォルクス庭園

   ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~

 エリザベート像と、ちょうどブルク劇場をはさんで反対側に、カフェラントマンCAFE LANDTMANN) の堂々たる大きな建物があります。

カフェラントマン
カフェラントマン 19:15p.m.

 昨夏、東京・青山の新ビルAo 4階に、海外初のカフェラントマンの支店が誕生。
若者向けの賑やかなビルの中とは思えない穴場のカフェですので、時々利用しています。

 青山のお店は、ウィーンのカフェと聞いてイメージするようなクラシックな雰囲気で作られているのに対し、ウィーンでは、夏はお店の前に出るモダンなテラス席が人気。
店内はおそらくクラシックな内装だと思いますが、テラスは現代的な雰囲気でしたよ。
 
カフェラントマンのケーキメニュー
カフェラントマンのケーキメニュー この他にも色々あります

 この時は本当に暑くて、喉が渇いていましたので、テラス席で冷たい飲み物を。
残念ながらお腹はいっぱいで、ケーキが食べられません~。
季節柄、苺のケーキが多く、赤い色がきれい。

カフェラントマン テラス
カフェラントマンのテラス リンクを越えた先の市庁舎の豊かな緑が心地よい

   ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~

 そろそろ夕食にしなければいけない時間帯ですが、まだお腹がすいていないのと、帰りのことを考えてできるだけホテル周辺の大通りのあたりがよいかと思い、通り道にあるカフェツェントラルはパスすることに。

カフェツェントラル
カフェツェントラル(konditorei CAFE CENTRAL) 19:45頃 前を通りかかる

 カフェツェントラルはフェステル宮殿の中にあるカフェ。以前訪れたことがあります。
天井が高く豪華で伝統的な雰囲気。複製ですがエリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画も店内に飾られています。今回は寄れなくて残念。

   ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~

 夜8時頃、いったんホテルの部屋に戻ります。本当に便利な場所でよかった。
そして夕食をとりに再び外へ。

 遅くまで夕食がいただけるカフェをめざして大通りを歩いている時、ふと脇道を見るとハヴェルカの看板が目にとまりました。

 ウィーンのカフェには、お菓子やお料理が充実しているお店、伝統ある店内を往時そのままに残している古く風情のあるお店、豪華なホテルのカフェなど色々なタイプがあります。
ハヴェルカは、作家やアーティストが集った歴史あるカフェ。独特の雰囲気をもち、コーヒーだけでなくお酒を飲む人も多いので、女性一人では入りにくいと思っていました。
近づくと、店内がすいているようでしたので、物は試しに入ってみました。

ハヴェルカ看板 ハヴェルカ
カフェ ハヴェルカcaf? HAWELKA) 看板にひかれ、店内へ

 このお店では、メニューは出てきません。うっかり忘れてメニューを貰おうとすると「ないよ」、と。そういえば、どこかで「この店にはメニューがない」と書かれていたのを思いだしました。
食事時にすいているということは、夕食になるような食べ物はないのか。
そうそう、夜10時すぎに蒸しパンのようなお菓子『ブフルテン』が出てくる時に賑わうとメモメモ。でも、その時間まではいられない。

 コーヒーを飲みたかったわけではなく、夕食をとりたかったことを一瞬忘れ、とりあえずメランジェを注文。雑然としていながら意外に居心地の良い空間を楽しみます。
この時間帯は、ちょっとビールを一杯、という人がちらほら。もっと遅い時間に混みあうのでしょう。

        ハヴェルカ
        ハヴェルカ 20:45

   ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~

 もう一軒、行こうと思っていたカフェは改装中で、食事はなくコーヒーのみということなのでパス。シュテファン寺院裏側のカフェディグラースに向かいます。

        カフェディグラース
      カフェディグラースCAFE DIGLAS) 夕食 21:20頃~

 カフェというよりレストランのような落ち着いた雰囲気のお店は、店内はガラガラ、外のテラス席が賑わっています。ウィーンの人たちは、本当に外の席が好きですね。
夏の時期が短いせいか、温かくなると戸外での食事をめいっぱい楽しんでいる気がします。

ディグラースのテラス
窓の外に目をやると、人が通る歩道にカフェディグラースのテラス席が

 テラス席とお店との間は普通の歩道ですので、窓からすぐ外には人が歩いて通り過ぎます。

ディグラースのケーキ
カフェディグラースのケーキ

 ケーキもいろいろありました。食事だけで満腹で、ケーキはパス。くやしい~。もっと大きな胃袋がほしい。
店内ではピアノの生演奏もあり、いい雰囲気。

カフェディグラース
カフェディグラース 21:53

<18> 夜のウィンドーショッピングへ続きます

オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次

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最終更新日  2010.07.28 02:31:23
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2010.07.24
 ハイナーでのんびりお昼をすませて外に出ると既に2時45分。真夏のような日差しは強く、6月のウィーンとは思えないとんでもない暑さでした。

ハイナーのサラダ
2010年6月11日 ハイナー 1階にはランチメニューの見本も置いてあります

 ハイナーはカフェの中でもお菓子もお料理も充実しているお店。
ここでも、野菜サラダを中心としたメニューが人気のようですね。
フランスでは探し回ってもほとんど見つけることができなかったクリーム系のスープも、ちゃんとありました。

 右下のカボチャ色の『トマトクリームスープ(Tomaten Cremesuppe)』は、3.60ユーロ。円高ということもありますが、“カフェめし”は美味しくてリーズナブル♪

ウィーン花屋
ウィーンのお花屋さん

 バケツとお花の色のトーンが揃っているのが素敵☆

トラム乗場
シュトラーセンバーン(S-バーン 路面電車)乗場 15時15分

 駅名は K?rntner Ring,Oper
ケルントナー リンク、オーパーと読むのでしょうか、ケルントナー通りとリンク(環状道路)が交差する地点、オーパー(国立オペラ座 Staatsoper)の向かい側から、ベルヴェデーレ宮殿に向かう電車に乗ります。

トラム行先
案内図 ベルヴェデーレ宮殿はオーパーから4つめ 近い、近い

    ベルヴェデーレ宮殿の庭園
    ベルヴェデーレ宮殿Belvedere)の庭園  

 お花は咲いていないのにこの美しさ♪ 真夏でもこの幾何学模様の庭は楽しめますね。
正面やや左の大きな塔はシュテファン寺院。遠くウィーン市内が見渡せて、まさに“美しい眺め”という名前の通りです。

 宮殿内は撮影禁止。世紀末芸術には苦手なタイプのものもありますが、とりあえずクリムトの『接吻』だけは見ておこうと思い、ここを訪問。
上宮の内部は家具調度品が取り払われ、がらんとした空間の中に19~20世紀の絵画が並びます。

 『接吻』は、想像していたほど巨大な絵ではありませんでしたが、やはり足を止めて見入ってしまう迫力が。
他の絵も、服の模様になっている目玉のような柄が気になったり、全体像を眺めるだけでなくディーテイルが思ったよりずっと面白かったですねー。

ベルヴェデーレ庭園 クリムト
ベルヴェデーレ宮殿 16時頃
上宮にはクリムトの『接吻』やエゴン・シーレ『死と乙女』など19~20世紀オーストリア絵画がまとまって展示されています。

 庭園を下ったところに下宮があり、プリンツ・オイゲン公の豪華な居室がありますが、チケットを買う時にうっかり上宮の分だけを買ってしまったことと、あまりの暑さでもういいわ~、という気になってしまいそちらはパス。
こういう時には、気楽な一人旅でよかった。
    
ベルヴェデーレ宮殿と庭 Handelskai     ベルヴェデーレ宮殿(上宮)と庭園 → 路面電車と地下鉄で移動

フェルヒャー
ウィーン Handelskai駅 フェルヒャー(Fercher)

 ウィーン中心地の旧市街から少し離れたところにあるこのお店。住宅地の小さなカフェ・コンディトライですが、オーナーはマイスターの資格を持つフェルヒャー氏。

 江田のウィーン菓子店ナッシュカッツェの今井伸哉マイスターは、こちらのお店でも修業されています。

卵酒トルテ マイスター
白いお菓子はバニラではなくEierlik?rtorte 。卵酒のケーキ?

ひらめき eier=卵  lik?r=リキュール、お酒  torte=トルテ(丸型のお菓子)    
“エッグノックのお酒のケーキ、ホワイトチョコレートがけ”というケーキはハイナーにもありました。これも食べたことのない謎めいたケーキです。

 ちょうどいらしたフェルヒャーさんにご挨拶を。
ドイツ語が話せれば色々お聞きすることができたのですが、残念~。
とりあえず「日本から来ました。今井シェフのお店に時々買いにいっています」というニュアンスは、なんとか伝わったような…☆

 「(夕方なので)ケーキが売れてしまって、ショーケースの中が淋しい」とフェルヒャー氏。
私がいる間にも、次々とご近所さんらしきお客さんが入ってきて、ケーキを買って帰ります。よくはやっているお店のようでした。
クグロフがたくさん店頭に。今みると、一つ買って帰りたい!(この時は、その後フランスを回る旅程でしたので、お買いものできず)

 …また、あまりの暑さに負け、ここではケーキを食べることができませんでした~。
心残りです。
代わって食べたのは、もちろん、あの冷たいもの…

フェルヒャーのテラス
フェルヒャーのテラス席 18時頃

<17> エリザベートの微笑とウィーンのカフェ に続きます

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最終更新日  2010.07.26 19:22:28
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2010.07.22
 暑いっ!と何度も口にするような猛暑の中、シェーンブルン宮殿の庭園の坂道を登り、目指していたのは丘の上にそびえるグロリエッテ(Gloriette)。

 18世紀に軍事的記念碑として建てられたこの優雅な建物まで20分ほどかけて登れば、ウィーン市内がはるか遠くまで一望できます。

 お楽しみはグロリエッテ中央にあるカフェ。
眼下に広がる市街地の眺めを堪能した後はここでコーヒーとケーキだわ♪と計画していましたが、あまりの暑さと流れる汗に負け、思わず注文したのはチョコレートのパフェ。
メニューを見ると、そこに『クープ・シシィ』とあり、条件反射でそれを選んでしまいます。

 今回はちょっと脱線して 【冷たくて美味しい写真】 をご紹介。

      クープ・シシィ
      グロリエッテ内のカフェで 『クープ・シシィ』

 チョコレート、バニラ、ヘーゼルナッツの3種のアイスクリームにホイップした生クリームがたっぷり。チョコレートリキュール、カリカリナッツ、底には黄桃が。

 ものすごく暑い時には、シャーベットなら大丈夫でもアイスクリームを食べる気がしなくなったりしますが、何故かウィーンでは猛暑でもアイスクリームが美味しい♪
乳脂肪分の違いかもしれませんね。
また、オーストリアの乳製品はとても美味しい☆

                

シシィは、皇妃エリザベートの愛称。
クープは、脚付きで底が広口のグラス。アイスクリームや果物を盛っていただきます。

クープ・シシィs シシィ
クープ・シシィ               エリザベート(シシィ)

 放浪の旅を続けウィーンを留守にしがちだったエリザベートの人気は、国母として慕われたマリア・テレジアに比べると当時の人々の間では決して高いものとはいえませんでした。
近年、映画やミュージカル等でエリザベートの美貌が再認識され、以来、観光用としてその名が多いに利用されている気がします。

 グロリエッテのカフェメニューにも『クープ・シシィ』だけでなく『シシィトルテ』『シシィブッフェ』など色々な形で登場。
だからといってこれらは、『すみれの花の砂糖漬け』や『ドボシュトルテ』のように、実際にエリザベートが好んだお味というわけではないでしょうね。

 それでも私のように、「あ、エリザベートだ☆」と、ついついそれを注文してしまう人は多いかも。

 倒れるほど激しい体操とダイエットを繰り返し、異常なほど美に執着していたエリザベートが、未来の世で自分の名がチョコレートパフェや朝食バイキングのタイトルになっていると知れば、あの世で苦笑しそうですね。

グロリエッテ
2010年6月12日 シェーンブルン宮殿から庭園~グロリエッテを眺める

<16> ベルヴェデーレ宮殿とウィーン街歩き【旅のダイジェスト・2日目昼~夕方】 に続きます

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最終更新日  2010.07.24 17:25:15
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【お菓子・素材の解説】
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ザッハトルテとは?
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プラリネとは?
ジャンドゥーヤとは?
ガレット・デ・ロワとは?

【歴史用語の自分なりの解釈】
双頭の鷲とユーゲントシュティール
ウィーンの薔薇模様の歴史
マリー・アントワネットのお皿

【こだわり菓子食材の記事】
不知火(しらぬい)
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フォアグラとショコラ
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豆腐よう
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