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小松左京セレクション1「日本」 東浩紀 編 河出文庫
を読みました。 最初に感じたのは“懐かしい”でした。文章を読んで懐かしいと思ったのは初めて。子どもの頃、少年少女SF短編傑作選みたいな本を読んだとき(そのとき以来小松左京の小説を読んでいないのだが)の感覚が、まさに、まざまざと蘇ってきました。 会話を基調とした物語の展開、パラレルワールドといったシュチエーション。蘇る感覚はまるでタイムマシンでした。 もし、第2次世界大戦で日本が降伏せず徹底抗戦したら?これって村上龍も書いてる。 もし、戦争をなかったこととし人々の記憶から消し去ったら?これって星新一のショートシートで読んだことある。 何度も使われるモチーフは、それだけの価値があるのでしょう。これらのモチーフはおそらく小松左京がオリジナルでしょうから、そこは、やっぱりさすがです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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