いいお客でいることの心地よさと危険性
行きつけのバーのカウンターが居心地よいのは、なぜか? なじみの客はお店に身を委ねることができるからだ。言い換えれば、なじみの客は、お店にとってもいいお客でもある。 お店は、お客に合わせてお酒を勧め、そして、お客は満足する。もしかすると、お店の都合で勧めたお酒かもしれない。寿司屋なんかではありそうな話だ。仕入れたネタを残さず売りたいから。でも、そんなことはお客も折り込み済み。マスターとお客の互いのある種の信頼関係がそこには成立してる。。 僕は、最近のテレビのいい客ではなくなってしまった。気づいていることを,さも気づかないようなふりをしているところが鼻につく。 最近、お店のクーポンとかポイントとかいやだなあと思う。俺は乞食じゃないってば。ここでも、いいお客じゃなくなっちゃった自分がいる。麻雀でもドラは出世の妨げってよく言うじゃないですか。 このところ、国のいい客ではいられなくなってしまった。身を委ねて羊ちゃんでいられれば楽なのにね。羊ちゃんでいることに気づかずにいられれば楽だったろうに。 爆風とともたたき起こされた僕たち。 目が覚めたら、次は行動しなければならない。 寝ているよりは大変だ。 でも、もし、寝ているだけの人生があるとすれば、 大変でも起きてる方が良いと思いたい。