[アムステルダム 6日 ロイター] スウェーデンの自動車メーカー、サーブが昨年末に経営破たんしたのは、予定されていた中国の出資者との合意を米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>が妨害したためだとして、オランダの高級スポーツ車メーカー、スパイカー<SPYKR.AS>がGMを相手取り30億ドルの支払いを求める訴えを米地方裁判所に起こしたことが6日明らかとなった。
サーブは、スパイカーがGMから買収して2年足らずで経営破たんした。
スパイカーは声明で、GMがサーブと中国市場で競合するのを避けるため、違法行為をはたらいたと主張。サーブとスパイカー、中国の出資者間の取引によって、サーブが業務再編を行い、事業が継続できたにもかからわず、GMが妨害し、経営破たんを直接、意図的に導いたとした。
GMの広報担当者はロイターに対し「信じがたい」と語った上で、訴状を見るまでコメントを控えるとした。
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