一年が経ち
またもブログをサボってしまいましたが、その間にじゅりとの生活1周年となりました。正直、トライアル中は大変なことが多かったです。でもそれは、環境が変わったじゅりも同様、いえ、じゅりの方が「知らない場所に連れてこられ、知らない人に預けられた」のですから、心細くてずっとずっと大変だったと思います。不思議なことに、トライアル終了と同時にじゅりは落ち着き始め、5カ月目の10月のある日、それまで立てこもり続けていた洗面所を離れ、自分からリビングのカドラーで眠るようになり、少しずつですがお留守番もできるようになりました。もともとが天真爛漫な性格のようで、お友達はどんどん増えました。大きなコもへっちゃらです。お散歩では、お友達とのおやつタイムが何よりの楽しみで、あとから写真を見ると、大抵じゅりは先頭をキープしています。じゅりを迎える際に、保護団体の代表さんから言われた「保護犬を迎えることで、里親様にも幸せになってもらいたい」という言葉、我が家にじゅりを置いて帰る日の預りママさんのこっそりの涙と「よろしくお願いします」のお手紙。どちらもずっと心に残っています。この1年、我慢したり自己主張したりしつつ、必死にがんばってきたじゅり。かつて術後に点滴のチューブを引きちぎって騒いだほど、独りになることが苦手なのに、今は数時間のお留守番ができるまでになりました。このコを迎えていなかったら、今頃どんな生活をしていたろうか、と時々考えますが、楽な暮らしは想像できても、幸せな姿は浮かびません。ご近所を歩いていても、さくらが繋いでくれたご縁をじゅりが引き継いでくれたからこそ、であることを実感します。そして、今まで知らなかった場所を発見したり、新しい犬友さんと出会ったり。小さなじゅりが、日々小さな幸せを運んでくれています。じゅりは過去も年齢もわからないけれど。頑張って頑張ってきた分、これからの日々が 穏やかで幸せでありますように。