岐阜大学囲碁部

２月２５日に日本棋院中部総本部にてジャンボ団体戦が行われました。
この大会は１チーム１１人（！）からなり、参加団体がスイス方式で４回戦を戦い、順位を決定するものです。

さすがジャンボを名乗るだけのことはある。チームの人数もさるもの、主将副将クラスには県代表経験者がゴロゴロいます。優勝を狙うチームは県代表から（最低でも）５段クラスをズラリと並べ、さすがの貫禄、対局開始とともに目つきは始末屋のそれと化します。

こんな中に、今回は岐阜大学だけで、それも（ほぼ）現役だけで１１人揃えて出場してきました。これは正に快挙です。もし仮に「岐阜大学囲碁部史」なるものが存在すれば、間違いなく２００７ジャンボ大会出場の記事が大きく取り上げられることになるだろう。
もう一度書きます。これは快挙です。


～以下自部陶酔～
いいですか～？OBが１人いるとはいえ、同一大学で一定レベル以上の現役部員が１０人集い、その全員が日曜の朝に遅刻なく集合し、その全員に安くはない参加費を払ってもらい、一般の大会に参加する。
なんという部員たちの高いモチベーション、固い結束であることか。

全国に囲碁部は数あれど、こんなことが自発的に（←これ重要）実現できるのはせいぜい片手で足るほどではないだろうか。

岐阜大学囲碁部とは、たとえ学生団体戦で全国大会に出場できずとも、それほどに囲碁を好み、部員同士仲が良く、部としても成熟した集団であることを示しているといえるだろう。
岐阜大学囲碁部マンセー
～自部陶酔ここまで～


確かに優勝を狙う団体はいくつかあるものの、それ以外は碁会所の仲間連中だったり、職場の同好会だったりして、皆で１日楽しもう、という人たちが多い。ほどほどに真剣勝負を楽しめるいい機会です。
岐阜大学も参加することに意義があるとは思っているものの、できれば１勝してやろうと目論んで対局開始。

以下結果
１回戦　VS愛知県庁　４－７負け
２回戦　VSトヨタ自動車　４－７負け
３回戦　VS大垣棋友会B　４－７負け
４回戦　VS？　１１－０完封
結果：１７位／２３チーム

おお、戦前の予想ではさぞかしボコボコにやられるのだろうと思いきや、それなりに相手の星を食い千切っているではないか。チーム全体としては負けではあるが、個人全勝した者もいるなどなかなかに収穫もあったのではないかな？
私も久々の時計つきの真剣勝負、中盤以降初歩的なミスを連発して自滅し放題だったものの、それなりに楽しめた。

来年以降、ぜひ毎年の恒例行事として合宿よろしく定着するといいですね。


全員の写真は撮り忘れたので１回戦の様子だけ



＜N＞