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カテゴリ:みけにゃん(故)
みけにゃんとの出会いは約1年前、盆前の暑い暑い頃。私が世話をしている地域猫たちの給餌場へ、ある日ひょっこり現れました。がりがりに痩せ汚物にまみれたその外観は非常に悲惨なものでした。その姿で餌皿に突進してレギュラー猫を押しのけ餌に食らいつく様はまさしく餓鬼といったところ。 普段、地域内の猫を増やさないよう、新規の個体は極力受け入れないようにしており、また見るからに悪い病気(エイズ、白血病など)に罹っていそうだったので、その時はすぐさま追い払いました。その猫は物陰からしばらくこちらの様子を見ていましたが、やがて諦めたのかひょろひょろと去って行きました。しかし翌日もまたその翌日も現れたので、他の猫たちに伝染病がうつることが心配になり、捕獲隔離することにしました。人に懐いていない野良猫の不妊手術の為の捕獲には、いつもは捕獲器を使うのですが、とにかく一刻も早く隔離しなければと思い、その場で素手での捕獲を試みました。激しく引っ掻かかれることも覚悟していましたが捕獲は意外と容易でした。餌に気を取られている隙に、背後からそっと近ずき両手で胴体を鷲掴みにして捕らえ餌場に常備していたキャリーに押し込みました。掴んだ時には鰻のように胴体をくねらせ、私の方を顔を向けカッ!カッ!!と必死に威嚇し抵抗していましたが、何しろ痩せ細って衰弱した体では逃げ切れませんでした。
イラストはその当時のみけにゃんの外観。 おびただしく涎を垂らし、胸から腹上部にかけてベタベタ、そこに土やら汚物やらが付着してつらら状に垂れ下がっていました。口内炎による涎の悪臭も酷いものでした。 目やにも酷く特に左目は固まって殆ど開かない状態でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月04日 12時02分21秒
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