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川柳で人生を二倍に生きる

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2007年11月15日
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テーマ:楽天川柳(376)
カテゴリ:川柳
 松尾仙影先生主宰の都庁川柳会に招かれ、川柳の話をしてくれという。もっとも、川柳250年で肩の凝る仕事も多かったろうから「息抜きのつもりで…」ともというお話であった。

 嬉しい話で、川柳250年の意義を少しでもお伝えできれば本望であり、二つ返事でお誘いを受けた。

 都庁川柳会.jpg

 都庁は、今年の行事の後援を得るため、足しげく通ったところだが、また来て見ると広く、迷子になりそう。

 演題は、「川柳250年で得たもの」として、古川柳以来、川柳家がしだいに獲得していった、事象を捉える視点の変化と、言葉の扱いが中心であったが、作品を通じて250年を辿ることで、一応の川柳の歴史観も話した。40分という時間では語りきれず、1時間を越えてしまったが、それでも250年を総括するのは至難の業だ。少しでも、先達の川柳に対する表現への意欲と、それらを財産として受け継いだ私たちの居る現状が位置づけれたら良しとしなければならない。

 頷きながら聞いていてくれた方がいらしたので、話す方も心強かったが、なによりも最後に「おもしろかった」、「歴史がかなりはっきり理解できた」というお言葉を聞いて、それが、また励みになった。

 川柳の楽しさを伝えたいが、川柳だけでは難しい。川柳をベースとした総合的な文化として触れていくことが大切と想ってきたが、なんと、東京都庁川柳会では、各分野の専門家を招聘することで、川柳をベースとして幅広く学ぶことを楽しんでいるという。まさに、高木角恋坊の主張性タ川柳総合芸術論を地でゆくグループに出逢えた。
 これは、私にも大きく後押しになった。それこそ、川柳という媒体を通じて、それにまつわる文化を学んでいこうというのが、今まさに目指そうとしている<川柳道場>の方針に合致していると感じたからだ。こういう会が、どんどん社会で発展していただきたいと想う。

 楽しい団欒の後、家路へ。

  池袋.jpg

 もう、街はクリスマスの電飾で彩られている。川柳250年も後僅か。できるだけのことを行って、少しでも川柳の社会性獲得の道を進めたい。
 そんな意味でも、今日の会合は、私にとって勉強にもなり、励まされる一夜だった。

 仙影先生、皆様、ありがとうございました。





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最終更新日  2007年11月16日 01時41分56秒
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