花粉症は誰のせいか?
私が子供だった時は全く聞いたこともなかった花粉症。平成になって間もなくからでしょうか。盛んに聞かれるようになったのは…。主によく言われているのかスギ花粉やヒノキ花粉による症状です。ある意味、花粉症は季節行事のようになってしまっていますよね。私はそうそう症状が出ることがございませんからそれほど気になりませんが、毎年症状に苦しめられている方々にとっては迷惑この上ない事かと思います。でも、だからといってこればかりは、怒りのぶつけ処がないんですよね。じゃあ花粉症って、誰のせいにすればいいんでしょうか?それについて、科学者として有名な武田邦彦先生が動画ですごく面白いことを仰っていて目からウロコだったので、ちょっと紹介したいと思いました。この方、ときどき鋭いことを仰るので、たまに動画とか見て、参考にしているんですよ。まあ、興味がありましたらお付き合いください。「新型コロナ」「EV・脱炭素」「SDGs」の大ウソ 武器としての理系思考 2 / 武田 邦彦 著 感染症入門 病気 パンデミック 真相 真実 危機 病原体 検査 後遺症 新型コロナウイルス感染症 マスク 不況 日本 陰謀論 デマ 今後 これから 予.. 人気 おすすめ 送料無料 #ogそもそもスギやヒノキって何の目的で昔植えられたかといえば、将来、伐って利用するためですよね。それについては誰も否定しないと思います。すなわち我々が生活に使うため人工的に植えた木でした。ところが、輸入木材の方が安いってことで、価格競争で負けた国産材が使われなくなった結果、次第に伐られず放置されるようになったんですよね。その後、スギやヒノキが過剰に育ってしまい、花粉を大量に飛ばすようになった、というのがこれまでの経緯であり、計画通りに伐っていれば花粉の被害なんてそもそもなかったわけですから、木を伐らない林野庁のせいなのではないか、と武田先生が結論付けておられたのが、私にはとても目からウロコでした。まあ、確かに、その見方も一理ありますよね…。ただ、見落としている点もあると思ったので、私から1,2点付け加えたいんですよね。そもそも安い輸入木材のニーズがなぜ高まったのかと言えば、我々の所得が伸びなくなって、消費行動にブレーキがかかり、低価格志向が次第に強まったせいでもありますよね?じゃあ、所得がのびなくなったという点も、見逃せない論点になるのではないか?私はそう思いましたね。バブル崩壊以降、われわれの所得が全く伸びなくなった主な理由として考えられることって、何でしょうか。良識ある専門家に指摘されていることが幾つもありますよね。派遣業の解禁(過剰なまでの留学生受け入れも含む)、緊縮財政、社会保険料の引き上げ、消費税を含む増税政策、そして、法人税のグローバルな引き下げ競争、などなどです。これが先ず一点。二点目として、なぜ林野庁が木を伐らないか、についても理由があるはずだと思うんですよね。需要がないから伐らないのだ。当然そうなのですが、政府が補助して国産木材の価格を下げることは可能です。もし、それをしていたら当然、国産材の価格が安くなるから需要が高まります。安く輸出することだって出来るはずです。国産材を使った家屋に補助金を出すことによって需要喚起することだって、やろうと思えば出来ましたよね。でも、それが出来ないのは、やる気がないとかそういう問題よりも、政府がドケチだから、緊縮財政のせいだ、としか言いようがないですよ。つまり、政府の緊縮財政のせいで、安い外国産の木材需要にニーズを奪われたまま放置され続けただけではなく、国産の木材需要を喚起することも出来ず、結果として、花粉症が蔓延ってしまったとも結論づけられると私は思ったんですよ。そう考えると、これはもう緊縮財政がそもそも諸悪の根源と言えなくもないのでは?私はそう思いました。では、緊縮財政を推し進めている省庁はどこでしょう?林野庁ではなく、財務省ですね。テレビを見ていると、経済ニュースで「政府予算が過去最大」という単語を強調するので、またばら撒きやってる、という印象を我々は植え付けられてしまいますが、そもそも経済成長している国なら政府の予算が毎年膨らむのが当たり前です。大きく成長したら予算は大きく伸びるし、少し成長しても予算は少し伸びます。それを過去最大などと表現して一括りにするのは、ちょっと意図的なものを感じませんかね?経済成長してるのに政府の予算が伸びないこともあり得ますが、それはバブルが起きている時など、景気がすごく良い年に限られますよね。もし逆に、毎年のように政府予算が小さくなっているとしたら、それは我が国の経済が毎年縮小している、つまり国が退化しているという意味なので、そっちの方が大問題でしょう?