外食株を保有していない理由
私は、時々ですが保有している全銘柄をこのブログで晒しております。過去にご覧になった方であれば気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は滅多に外食株って保有しません。まったく保有しない、ってことでもないのですが、積極的に保有はしないかな。外食株って、株主優待の手厚い銘柄が多いですから、個人投資家に結構人気がありますよね。ですから、時に信じられないくらい上昇して、とてつもなく割高になることもございます。そういう意味では個人投資家向きなセクターと言えるんですが、私は滅多に手を出さないかな…。それは何故なのか。これについて今日は語りたいと思います。私も一応、外食株を保有したことはあるんですよ。たとえば、コメダとか、チムニーとか、あみやき亭とか、保有していた時期もありました。コロナショックで外食系の銘柄が軒並み業績が火の車になって株価が大暴落していた時は保有していましたよ。あの時って、外食チェーン系の株って軒並み殆どが暴落してたじゃないですか。コロナ給付や協力金などでなんとか耐え忍んでいた時期で、まあいずれ業績が戻るだろうことはわかるので、株主優待貰いながらじっくり腰を据えて逆張りするのにちょうどいいセクターだったんですよね。株主優待を親戚とかにプレゼントしたら、喜ばれました。ある程度株価が騰がって売却してからは、外食株は全く触ってないです。外食チェーン全格付け(週刊ダイヤモンド特集BOOKS Vol.374) 味から儲けの仕組みまで【電子書籍】[ 山本輝 ]外食セクターは積極的に触らない理由についてなのですが、近年、よく言われていることとして、こういうのがあります。かつて海外では、ガンなどの生活習慣病で死亡していた人がとても多くて問題になっていた国がありましたよね。たとえばアメリカとか。ところが近年、どんどんそのての病気が海外で減っていて、逆に日本で急増してしまっている、というものです。食品添加物など、食に対する規制を海外で強化したことが背景にあると聞きますが、日本ではなぜか逆ですよね。規制が年々緩和されてきています。日本での食に関する規制の緩和が、ガンなどの生活習慣病の増加と関係があるのではないか。そういう話が近年よく聞かれるようになりました。食の規制強化で海外で余ったゴミみたいな食品が日本に流れてきているのでは、といった疑いの声も一部で聞かれます。もちろんテレビじゃそういう話は聞かれません。スポンサー関係ありますからね。情報源はネットになります。つまり、食と健康に関する情報が急速に発達してきたんですよ。最近特にね。ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!/青林堂/吉野敏明スーパーなどで買い物する人って、健康に気を使う人ほど裏の原材料表示とか気にすると思いますが、表示に関しても規制が緩和されてしまったので、もはや、どこで製造して、どんな原料が使われている食品なのかが、まったく分からなくなってしまいましたよね。つまり表示を誤魔化したとしても、すでにその情報を得て、表示を誤魔化していることがわかってる人にはわかってるわけです。そういう情報を隠しても、ネットで漏れるといいますか、その情報が欲しい人の間で幅広く共有される時代になったのでございます。ですから、特に食にこだわっている人であれば、たとえばスーパーで何か買い物する時は、加工や調理されたものは一切買わずに、生鮮物だけ買ってくる、なんて人も、中にはいるのではないでしょうか。最近は、そのての食や健康に関する情報を発信されるユーチューバーさんとか、随分増えてまいりました。私ですらも、そういう動画はよく拝見しております。たとえば有名なところでは、吉野敏明さんのチャンネルは私も見てるほうかな…。あの方の情報は特に有益ですからね。で、やっぱり健康を気にされる方が増えているのか、意外と視聴者さんが多いんですよ。基本的にそのての情報って、どのチャンネルでも人気です。まあ、いろんな方がいろんな食の情報を発信していて、その解釈なども人それぞれですから、あとは情報の受け手の判断、ってことになるんですが、だいたい食べてはいけない食べ物とか添加物とかの代表的なお決まりって、やっぱりあるんですよね。それが何かはここでは言いませんけど。ですから外食する、ってなると、そういうのがどうしても気になっちゃいます。今やネットが発達していますから、そのての情報が拡散すると凄まじい早さで広まると思うんですよ。となると、やっぱり外食産業には痛手になるはずじゃないですか。ただでさえ増税だらけで消費支出が減っている国内で、今後外食産業が伸びるとは思えないというか。もはやインバウンド頼みなところ、ありますよね。それに、健康上よくない食の情報を得た上で、それを敢えてオカネ払って食べに行くのもどうかって…。やっぱり抵抗ありますよ。個人投資家には人気といわれている外食株ですが、私が敢えて外食株を好まない理由は、そこにあります。