アウト・ドアめし

2016/02/13(土)07:54

明治大学「マンガと戦争展」 記録として残される漫画と読むべき漫画について

本(111)

ベトナム人と「ディエンビエンフー」について話した。ベトナムのテト(正月) 四角と丸について ベトナムの漫画かと思っていたら日本の漫画である。 作者は、西島大介さんである。 彼と話しながら、さらに、検索をかけると、明治大学 米沢嘉博記念図書館 1階展示コーナーで、「マンガと戦争展」が開催され、「ディエンビエンフー」の原画が展示されることが分かった。 4期に分かれ、西島さんの作品は、5月13日(金)~6月5日(日)になる。 http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-war.html こうの史代:「桜の国」「この世界の片側に」 第1期:2016年2月11日(木)~3月7日(月) おざわゆき:「凍りの掌」「あとかたの街」 第2期:3月11日(金)~4月11日(金) 今日マチ子:「cocoon」「いちご戦争」 第3期:4月15日(金)~5月9日(月) 西島大介:「ディエンビエンフー」 第4期:5月13日(金)~6月5日(日) 監修は、呉智英さんと吉村和真さんになる。 ベトナム人のインテリによると、ベトナムで流行っている漫画は、コナンとドラえもんとワンピースだそうだ。 ベトナム人の漫画は何があるのかと聞くと、彼は、しばらく考えて、「ない。」と答えた。 日本の日常にあふれる漫画というメディアは実は、海外ではまだ、まだ当たり前ではないようだ。 日本では、毎日、本や雑誌が沢山発行される。 特に漫画がすごい。 明治大学が東京国際マンガ図書館の開館を準備している。 設立趣旨 https://www.meiji.ac.jp/manga/message/読み捨てるはずの漫画がいつの間にか何かの記録になっている。 そして、そこに歴史や価値観が映し出されている。 北京大学で、明治大学が漫画について講演を開き、「北京大学外国語学院 明治大学マンガ図書館閲覧室(2014年調印)」が開所される時代である。 https://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/201501/p02_01.html 読むべき漫画としっかり向き合いたい。 現代マンガの全体像 [ 呉智英 ] 価格:606円(税込、送料込) 「マンガこそが日本の世界に誇る最高の文化である」と著者は言い切る。だからこそ、本格的なマンガ論の出現が待たれていたのだ。洪水のように出版され続けるマンガ出版物について、俗論ばかりが語られてきたが、本書の刊行を画期としてマンガ評論の流れは明らかに変わった。海外にも知られた、論争的にして威風堂々の現代日本マンガ論。“下学上達”とは論語から生まれた「身近なものから学び、次第に深遠な学問にたどりつくこと」を意味する言葉。稀代の論語狂、呉智英の手により、マンガが人生の深遠への入り口に変わる。 自分にとって心に残るマンガはなんだろうか。頭に浮かんだのは、『弓道士魂 〜京都三十三間堂通し矢物語〜』である。20歳のころ読んで、すごいと思ったが、内容は覚えていない。だた、心のどこかにすごい弓道まんが、とだけ記憶されている。 蓮華王院・通称三十三間堂。柱と柱の間隔3・6メートル、柱の数は片側三十四本で、その全長120メートル。この120メートルを、手前から向こうまで廂にも縁にも当てないで矢を通す「通し矢」という競技が、昔武士の間で命懸けで行われた。各藩の意地や面目のために、幾多の豪傑たちが苦闘を強いられていく。紀州藩の下級武士の子・星野勘左衛門を通して描く、大傑作長編時代劇!!「第一章」「第二章」「第三章」「第四章」「第五章」を完全収録。 漫画もデジタル化が進行している。名作をスマホで楽しむ時代である。紙がなくてもデジタルで簡単に手に入る。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る