ということで白砂漠です。
白く見えますが、砂が白いわけではありません。
この白い色は、太古の昔にできた石灰岩の層。長い年月をかけて風やたまに降る雨が砂を運び去り、石灰岩の層が露出し、更に長い年月をかけてその層が削られていったもの。
削られた石灰の層はいたるところで「奇岩」となって残っていて、写真スポットになっています。
奇岩の真下に入り込んで写真を撮ってる人もいますが、
石灰岩はもろいので、下手すると崩れます(^^;)。
下敷にならぬよう注意してください(^^;)。
なお、綱の張ってある奇岩は近寄り禁止です。
(綱の中に入って写真撮ってるマナー悪い西洋人多すぎ)
今夜はこの白砂漠の中でキャンプです。
砂漠というと草木のない不毛で静寂な世界。
灼熱で水がないと1日で死にそうなイメージ・・・。
があると思います。
しかし、実際には砂漠にだって動物は住んでいますし、地中深くに水源がある場所には、そこまで根をのばして生きる植物も見られます。
サハラの様な砂だらけで本当に植物の影も無いような砂漠でも、日光の傾きによって変化する砂の大地の色はそれはそれは美しいもので、
その美しさは新緑のスイスアルプスと比べたって見劣りするものではありません!
何も聞こえない静寂な世界というわけではなく、風の音、空気の流れる音がして、無機質な防音室に一人でいるような静寂とは質が違い心地よい感じです。
砂漠は決して「死の世界」なイメージではありません!
(すみません。砂漠ファンなもので・・・(^^;))
さて、エジプト西方砂漠の白砂漠。
今は冬なので日中も暑くはありません。
喉も殆ど渇きません。
ここは風もなく何日も前の車の轍がくっきり残っていますので、はぐれてもそれをたどって道まで戻れます。
その上ガイドさんのお給仕つきだし(笑)砂漠のキャンプと聞いて思い浮かべるサバイバルな感じはありません。
ガイドさんの判断で今夜のキャンプの場所を決め、キャンプの始まりです。
私たち家族のチャーターした車。