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Jan 1, 2011
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 24-w (霊界の病める霊が地上の人間を悪へ誘わないようにはできないか)

 - そうした魂の病める霊をなぜそちらの方で看視して、地上の人間を同じ道へ誘わないようにしていただけないのでしょうか。

 そう簡単にはいかないのです。未熟な霊が次から次へと地上から送り込まれてまいります。それは霊界にとって迷惑なことです。そこで地上の人間が地上にいる間に霊界の生活に備えてもらおうと、今、霊的真理の普及に全力をあげているわけです。
 ひとことで言えば、私たちが地上へ戻って来た目的はイエスが説いた"愛"の福音を説くことにあります。人間は互いに愛し合うべきであり、憎み合ったり報復し合ったりしてはいけません。

    『シルバー・バーチの霊訓 (10)』(近藤千雄訳)
      潮文社、1988、p. 193

     *****


 24-x [28-e] (霊界で復讐心に燃えている霊たちを説得できないか)

 - (刑事をしている人が初めてサークルに出席して質問した) 職業柄、私は多くの人間が恐ろしい行為によってあたら生命を失っていくのを見てきました。そして、しばしば思ったことですが、そうした犯罪が二度と起きなくするために、そちらで復讐心に燃えている霊たちを説得していただけないものでしょうか。

 残念ながらそういう人たちはみな地縛霊となっており、みずからこしらえた牢獄に光が射し込むまでには大へんな時間を要します。これは大へん難しい問題でして、時間さえあればいろいろと敷衍してお話できるのですが、結論だけ申し上げれば、彼らへの対処の仕方は報復ではなく矯正を目的としたもの、つまり、精神的リハビリテーションでなくてはならないということです。やられたらやり返すのが公正ではありません。

 - 私は阻止することこそ公正であると考えておりました。

 しかし現実には報復が優先されているのがほとんどです。旧約聖書では "目には目を、歯には歯を"でしたが、新約聖書ではイエスが隣人への愛を説いただけでなく、自分を憎む者をも愛せよ、と述べています。何ごとも最後は動機が問題となります。動機さえ正しければ、すべてがうまく収まります。

    『シルバー・バーチの霊訓 (10)』(近藤千雄訳)
      潮文社、1988、pp. 193-195

     *****


 24-y (霊の目から見える憎悪と凶暴性に満ちた地上の大気)

 身体の健康状態とは別に、皆さんを取り巻いている雰囲気と地上全体を取り巻いている大気が憎悪と凶暴性に満ちていて、私たちが突き抜けるのに苦心惨憺することがあります。霊の目には見るも恐ろしい様相を呈しております。私たち霊団はそうした病める地上世界 -貪欲をむき出しに、利己主義が支配し、本来の霊的属性を発揮している人がホンのひと握りしかいない世界を何とかして改めたいと望んでいるのです。

    『シルバー・バーチの霊訓 (12)』(近藤千雄訳編)
      潮文社、1988、p.25

     *****


 24-z (地上の人間は現実界と霊界との繋がりを理解していない)

 地上の人間は現実界と霊界とのつながりについての理解ができておりません。光り輝く高級霊からのインスピレーションに触れることができると同時に、ふとしたことから無知な低級霊のなすがままになっていることもあります。いずれの場合も同じ摂理の働きなのです。

    『シルバー・バーチの霊訓 (12)』(近藤千雄訳編)
      潮文社、1988、p.52





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Last updated  Jan 2, 2011 04:38:51 AM
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