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Nov 25, 2011
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カテゴリ:身体・食事
第4章 博士の提言ー糖質栄養補助食品をどう摂るか
摂り始める前にまず体内の"洗浄"を
 ここまで、21世紀の医療に大きな変革をもたらすであろう価値ある「栄養素」について解説してきました。ここからは、日々の生活のなかでその栄養素を実際に体に摂り入れる手段である糖質栄養補助食品(糖質栄養素による栄養補助食品)の摂り方について、いくつか具体的なアドバイスをしていきましょう。
 糖質栄養素の栄養補助食品を摂る前に、まず体をきれいにしてください。それがベストです。
体をきれいに...といっても、シャワーを浴びるのではありません。体内の洗浄です。私はそれが"ベスト"だと言いましたが、体内を洗浄する(きれいにする)前に糖質栄養素を摂っても、栄養的な恩恵を受けられないということではありません。あくまでも、そうするほうがよりよい、ということです。
 下記のようにするのが、穏やかで一般的な"生体系洗浄"の方法です。この洗浄は体内にどれくらいの"毒"があるかによって変わってきますが、2日から14日間かかると考えてください。
* 軽い食事をとるか絶食する(重い食事、とくにタンパク質が多く含まれる         ものは、生体系の解毒作用を阻害する)。
* 洗浄中、食事は新鮮でナマの果実や野菜だけで構成する(調理した食べ物は摂らない)。
* ジュース(果汁100%のジュースのみで固形食は摂らない)を選ぶのなら、医師の監督下で行う。そのときも、断食はこの分野の経験がある医師の監督の下でのみ行う。
* 毎日8オンス(240ミリリットル)のグラスで8杯以上の水を飲む。できれば1日かけて少しづつ飲む。解毒の間は蒸留水を使う。続けて2週間以上やってはいけない。
* 洗浄後1年間は、フィルターを通した浄水を使うようにする。
* 飲み水の少なくとも1杯には新鮮なレモン1/4個を絞って入れる。できれば4杯以上に。
*就寝前にオート麦やオオバコの繊維など10グラムの水溶性繊維を加えた水を飲む。
 
 この分野の知識をもつ医師は、洗浄のプロセスを補完する次のような栄養素を摂ることを勧めるでしょう。可能な限り採用してください。
 ・マルチビタミン&ミネラルの栄養補助食品
 ・オオアザミ
 ・ビートの根の粉
 ・西洋タンポポの根の粉
 ・植物栄養素の栄養補助食品
 ・SAMーe(S-アデノシルメチオニン)
 
 上記のアドバイスは、一般的な緩やかな生体系洗浄のためのものです。肝臓、胆嚢の洗浄そしてパラサイト(寄生虫)の駆除は難しいので、この本では触れません。
 毒は、あなたがどこに住んでいても、体の中に毎時間、毎日蓄積されます。それがたとえわずかな量であっても、生体系が非常に危険な状態にでもならない限り、毒のもたらす症状に気づくことはありません。
 糖質栄養素の補助食品を摂り始める前にこの洗浄を行えば、最良の効果が得られます。逆にそれをしなければ、何らかの解毒反応が起こることも予想されます。
 試験管内の実験で、糖質栄養素は細胞間コミュニケーションや免疫のバランス機能に加え、グルタチオンの量を上げることがわかっています。グルタチオンは血中で抗酸化剤としてはたらくだけでなく、体の解毒反応にも好ましい影響を与えます。
体内の有毒物質が反応を起こし始める
 糖質栄養素によって体から毒素が除かれ始めるとき、それに伴う症状が起きることがあります。皮膚の痒み、頭痛、吐き気、不安感、憂鬱、倦怠感、胃腸障害などですが、これらはいずれも、私たちの周りにある7万5000以上の合成化学品が関係していることが明らかな症状です。
 しかし糖質栄養素を摂る前に生体系を洗浄していれば、解毒に伴うそれらの症状を軽減することができます。いずれにしても、あなたの体質や健康状態を考慮したうえで、糖質栄養素をもっとも効果的に用いるために、糖質栄養素について知識と経験をもつ医師と相談することをお勧めします。
 あなたは気づいていないかもしれませんが、人の健康状態のパターンは無限です。その個々のケースに即応して食べ物を「正しく摂る」ことなど不可能です。
 しかし、糖質栄養素はすべての細胞や生体の機能に必須な栄養です。それをベースにした栄養補助食品であればどうでしょう。答えは火を見るより明らかです!
 過去3年間の診療で、私は糖質栄養素を摂った幅広い症状の患者を追跡調査しました。摂った量や期間はさまざまです。血液検査や尿検査など従来の検査方法を用いて、それぞれの疾患に対してもっともよい摂取量(摂取基準)をつかもうと試みました。
 その結果、症状を問わず、すべての人にあてはまる糖質栄養素の適正な量(濃度)を求めることは不可能であることがわかりました。
 これは生化学的な個体差によるもので、言い換えれば、濃度や摂取の回数がもっとも顕著に影響を及ぼすことになる「細胞代謝」の個体差です。さらに、免疫系に影響を及ぼす心理的、肉体的ストレスも、人によって一定ではありません。
 そこで私は、追跡調査した結果の平均値から、自信をもってアドバイスできることだけを、読者にお伝えすることにします。
 まず、個人がそれぞれ認識している"健康状態"を、3つに分類しましょう。
* カテゴリー1:症状がないので自分は健康だと思っている人。
* カテゴリー2:症状があるので健康ではないことはわかっているが、生死には関わることはないだろうと思っている人。
* カテゴリー3:生死に関わる症状(病気)と闘っている人。
 分類は単純ですが、実はこの分類で地球上のすべての人の健康状態をカバーできます。当然、あなたもこのうちのいずれかです。
 追跡調査で、私は糖質栄養素を用いる基準となる普遍的なパターンこそ確立できませんでしたが、患者それぞれの病気や症状を加味した"さじ加減"は一切排除し、上記に分類した健康状態による「摂取量の幅」を得ることだけに照準を合わせることで、当初の目的をほぼ達成することができました。
 健康に問題がある場合、体内システムの多くがストレスにさらされている可能性があります。糖質栄養素を摂っていると、この多岐にわたるストレスを受けている間(とくに似たような状況においては)、共通のサポート・メカニズムがはたらくようです。
 糖質栄養素は食品であって医薬品ではありませんので、私は自分の認識にあえて医薬品のような表現は用いませんが、そのはたらきは顕著なものでした。
 私が追跡調査で得た結論を言えば、すべての細胞の糖鎖形成が正しく行われることによってのみ、体の生理機能は正しくサポートされる、ということです。
 そうすれば、そのあとのことは体が勝手にやってくれる......。そうです、あなたを治療できるのは、あなたの体しかないのです。
 私は1996年から3年間、継続的に糖質栄養素摂取に関する追跡調査を行いました。ここで私が用いたのは、当時、完全な糖質栄養素複合体を具現化した唯一の調整法によるオリジナルなもので、次に示す「摂取量」はそれをもとにしています。





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Last updated  Nov 25, 2011 11:30:00 PM
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