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★ 文庫本 死体は語る 2 ★
知り合いの書店に久しぶりの寄った。 店主が私の顔を見るなり 「上野先生の本が出ましたよ」 と教えてくれた。 上野先生とは、東京監察医務院の監察医をされていた 上野正彦先生のことです。 まだ、駆け出しの刑事のころから解剖に関していろいろ とお世話になり、死体観察に関しての貴重な教えを数多 く受けました。 死体観察とは、亡くなった方の死亡原因などを解剖によ って明らかにすることです。 解剖は、殺人事件などに関しての司法解剖と事件ではな いが死亡原因の明らかでない遺体を解剖して死亡原因を 明らかにする行政解剖があります。 行政解剖の途中で解剖執刀医の先生から事件性があると 進言があり、司法解剖に切り替えるようなこともありま した。 推理小説を書かれる作家の方も直接上野先生から貴重な アドバイスを受けた方も多いと思います。 テレビなどで上野先生のお元気な姿を見ていて安心と話 される一言ひとことを聞き漏らさないようにしています。 黄昏も現職中は死体解剖に立ち合ってきた中で、その死 体の解剖やその人の歩いてきた足取りを追っていくと、 そこに見えるのは紆余曲折の人生を感じることでありま した。 死体は語る、この本の書かれていることはまさにその通 りの、いろいろな人生があり、生きた教訓だと思います。 * 死体は語る 2 上野博士の法医学ノート (文春文庫) ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 19, 2020 12:53:30 PM
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