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テーマ:食べ歩き(4412)
カテゴリ:Gourmet
数週間前より無性に鰻が食べたいと思っておりましたが、やっとそのチャンスが訪れました。
色々なところでヒアリングをすると、小生の地元である小江戸川越では結構有名な鰻屋があるようです。 街道沿いの老舗として「いちのや」という店が有名でありますが、何度か訪れた印象は・・・店員の質が悪かった。 ウナギの味は?・・・美味しかったと思いますが、よく覚えてません。。。 今回は新しい店の開拓です。 ネットなどで調べると、人気店としてはいくつかリストアップされてます。 なかでも「東屋」、「小川菊」、「小川藤」などがランクの上位にあるようです。 この3店の場所を頭の中に叩きこみ、いざ小江戸散策に。 先ずは、車を駐車した場所から一番近い「東屋」へ。 人気店なので、さぞかし行列が凄いだろうと思いながら行くと、全く人の気配がありません。 徳川家ゆかりの名寺である「喜多院」近くの閑静な路地に面し、風情のある門構えと、そこから仄かに漂うウナギの匂いはなんともいえません。 取敢えず引き戸を開けて店内を覗くと、昔ながらの旅館風の造りです。 料亭というにはちょっとシャビーな感じ。。。 声を掛けると女将さんが現れ、「本日は予約が一杯なので、かなり待ちますよ」とのこと。。。 ウナギは注文を受けてから焼くので、一組のお客さんが帰るまでにそれなりの時間を見込んでいることことから、土日は要予約です。 しかし、そんなことで引く小生ではありません・・・笑顔を絶やさず、且つプレッシャーを与えるような物腰で「では、待たせてもらいます!」・・・と。 そこに運良く食事を終えて帰るお客さんが1組。小江戸散策に遠方から来られた老夫婦という感じです。 小生は待ち時間5分ほどで、難なく店内にご案内~~~! ツイてます。 中に入ると、創業180年の歴史を誇るとあって、超レトロな雰囲気。 客席は基本的に個室になっているようで、今にも踏み抜きそうな傾いた廊下を通って、離れの2階まで案内されました。 通された部屋はこちら↓ 古いながらも手入れの行き届いた部屋からは、中庭の植木が覗かれ雰囲気的にはイイ感じ・・・大部屋を衝立で3つに仕切った部屋ですが、落ち着いた感じで悪くないと思います。 ただ、地震が来たらかなりヤバそうな建物です。 さて、肝心の料理ですが、メニューはうな重の欄しか見ませんでしたが、おそらく懐石のコースもあると思われます。 うな重は基本的に3メニュー。 並、上、特上ですが、うなぎの量だけが違うようです。 小生は迷わず上を注文。 それに肝焼きを頼みましたが、こちらでは焼き物は無く、肝煮を用意しているとのこと・・・これを注文。 お待ちかねのうな重はこちらです↓ お味の方は?・・・なかなかです。 御覧の通り、ご飯の上には鰻がびっしり! 特上でなくとも十分な量です・・むしろ小生には多過ぎるくらい。 表面の照りで判る通り脂の乗りも十分で、焼き加減もグ~です。 タレは甘みを抑えた辛目のもので、これは小生の好みにぴったりでした。 全体的な量は上品で若い人には物足りないかもしれませんが、小生には十分に満足できるものでした。 このうな重で2100円は高くないかもしれません。 満腹になったら今度は町の散歩。 現在放映中の朝ドラ「つばさ」の舞台になっている町。(小生はドラマを観たことがありませんが。。。) 川越は蔵造りと由緒ある神社仏閣の町です。 小江戸のメイン通りには電信柱が無く、蔵造りの商家が軒を並べる風景が売りです。 「時の鐘」や「菓子屋横丁」なども有名です。 その中の一つの陶器屋さん「やまわ」に入って、刺身用の皿を物色しますが、小生の好みに合うものはなく断念。 実はあったのですが、価格が4万円で手が届かず。。。 小物を少々買って店員さんと話をしていると、ドラマの主舞台である和菓子屋はこの店を使っていると教えてもらいました。 さらにそのお隣の店が小生の目的地。 「まちかん」・・・町屋勘右衛門さん由来の刃物屋さん。 創業は明治(江戸だったかな?)時代で、現在は11代目だそうです。 ここで、しばし包丁の物色。 ショーケースを挟んで11代目主人と12代目になるであろう若主人を交互につかまえて質問攻めにはいる小生。 終いには包丁の研ぎ方まで教わってしまいました。 包丁の値段は小型のもので15000円くらいから、家庭で使う標準サイズの三徳包丁で25000円くらいといった感じ。 刃の質が良いものは70000円くらいしてます。 ホームセンターで売っているステンレス製のものと比べると10倍以上の値段ですが、50年、60年使って下さいというコンセプトでメンテもばっちりやってくれるので、道具に拘る人には堪えられないですね。 実際に研ぎ込んで刃幅を10mmくらいまで使い込んだ包丁で試し切りをさせてもらいましたが、切れ味は抜群でした。 悩んだ挙句、小生は大きめの出刃を購入することに決意。 最近では海に出て大きい魚も釣るようになったので必須ですね! 今年の夏はカツオとマグロも釣る予定なので。。。(汗) とにかく一本は買うつもりでいたのですが、予想外の値段でちょっと痛い出費でした。 さらに、砥石も買おうと物色しましたが、ここに置いてあるものは天然石ばかりで、値段が10万円以上・・・さすがに手がでないので断念しました。 仕方なく、近くの金物屋で仕上げ用の青砥石を購入しました。 ついでに砥石を研ぐ石も仕入ました。 帰り際に「亀屋」のお菓子をかって小江戸散策は終了です。 美味しいうなぎと道具屋巡り・・・たまにはこんな感じで過ごす一日も良いかもしれません。 妻孝行にもなりますしね。 皆様も機会がありましたら川越の散策をしてみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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