016638 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

宇宙はてない社の原発えほん

宇宙はてない社の原発えほん

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012年12月27日
XML

 

3表紙200.gif


≪その1≫ からの つづきです。


8.gif

このページの絵は、樋口健二氏写真集 『原発』 を 参考にさせていただきました


原発の中で 働いている人たちも

放射能を たくさん あびているんだよ。

シャワーの水で どんなに ゴシゴシ洗っても

体の中に入った 放射能は とれやしない。


■放射能(放射性毒物)は、寿命がつきるまで放射線を出しつづけます。

星 放射線はどんなにわずかでも、かならず害があります。放射線に傷つけられた遺伝子は、そのまま子や孫に伝わります。ですから、できるだけあびない方がよいのですが、反対に現在、労働者の規制が大幅にゆるめられようとしています。たとえば、緊急時には無制限に被ばくしてもよい‥などです。すでに、原発内では若い人たちも、おおぜい被ばくしています。労働者の規制をゆるめることは、原発周辺の住民、そして日本に住む人全体の規制緩和へつながることになりかねません。



家


9.gif


放射能のごみをつめたドラム缶を 南の海に捨てる

計画も あるんだ。 けれども 南の島の人たちは

『 海は私たちのいのち! そんなことをしたら 海も

私たちも 死んでしまう 』 と 反対しているんだよ。


星 原発からは、死の灰やプルトニウムのほかに、放射能をおびたゴミのつまったドラム缶がたくさんでます。日本には、すでに40万本がたまっているといわれます。日本政府は、これらのドラム缶を、東京の南東900kmの地点、マリアナ諸島近くの海にまず1万本を試験投棄し、その後、1年間に10万本単位ですてていこうと計画をたてています。けれども、日本の投棄計画に猛反対しているのは南太平洋諸国の人たちばかりではありません。

星 1983年2月、ロンドンで 『有害物質の海洋投棄規制に関する条約』 についての締結国会議が開かれ、≪放射性物質の海洋投棄は、今後、科学的に検討し、その期間中は中止する≫という決議が、圧倒的多数で可決されました。それに対し、日本政府は 『投棄計画を変更しない』 と 言明しています。 『土の声・民の声』 号外 署名運動ニュース No.29 参考



家


92.gif


放射能のごみを 山に捨てる 計画もあるけれど、

どんなに 山奥の土の中 深くに埋めても、じわじわと

しみだして、飲む水を 汚してしまうことになる。

日本列島は 地下水を通して つながっているからね。


星 死の灰の海洋投棄は、ロンドン条約によって、全面的に禁止されています。日本政府は、死の灰をガラス固化して、約1000mの地下にすてる計画をたて、北海道の下川鉱山や、宮城県の細倉鉱山などで、投棄試験をはじめています。日本には安定した岩盤はきわめて少なく、とくに鉱山のあるような所は、地層も複雑で、岩質が軟弱化しています。坑内湧水もあり、放射能の崩壊熱や圧力で、ガラスからとけだした毒物が、地下水にしみこむことは確実です。また、ドラム缶の投棄試験も全国の鉱山跡などで、こっそりされているということです。

星 1000年ぶりにおこった新潟地震や、今まで、おこったためしがなかった場所に、初めておこった日本海中部地震などの例のように、日本では、いつ、どこに直下型の大地震がおこるかわかりません。500~1000年も、絶対に外にもれないようにしておかなければならない毒物を、地中へ処分することは危険きわまりません。 『開発と公害』 第15・16号 参考


家


93.gif


もうすぐ 日本は 放射能や、古くなって動かなくなった

原発で あふれてしまいそう! 魚や カニだけでなく

子どもたちにも きっと いろいろな害が 出てくると

思うよ。 放射能の毒は 生き物にとって 大切な

遺伝子を 狂わせて しまうからね。



家


94.gif


何百年も 何十万年も 毒の消えない 放射能!

これから うまれてくる子どもたちが、どんなふうに

なっても、お金さえ儲かればよい という おとなたちが

今も 放射能を つくり続けているんだよ 』


星 福井県敦賀市の高木市長は、『原発を誘致して、電源三法の金で、50億円の運動公園、14億円の公営地方卸売市場、20億円のゴミ焼却場、道路、学校の給食センター‥さらに、24~25億円かかる女子短大は、関電、動燃、日本原燃などにお願いしよう‥と、全くタナボタ式の町づくりができる‥50年後、100年後にカタワがうまれるやら、みんな白血病になるやら、保障の限りではないが‥』と、講演しています。 『わかさ通信』 第34号 参考
■カタワ‥障がい者の人権を無視した差別用語です。



家


95.gif


『それは 大変だ! みんなで 何とか出来ないかしら?』

と 天使たちは 考えました。

『 そうだ! 子どもたちに手紙を書こうよ 』

『 それがいい、それがいい‥』


星 ≪クリーンな原子力、原子力発電はコスト安≫ と さかんにいわれますが、原発からできる大量の放射性毒物についての処理方法は未解明。そのための費用はほとんど計算されていません。現在、電力はあまっています。まだ使える発電所をあまり使わないで、どんどん原発をつくり、莫大な量の毒物を子孫におしつけていく――今、私たちは、とりかえしのつかないことをしています。

家


96.gif


みんなは 一生懸命に 手紙を書きました。

そして、子どもたちが 周りの人 みんなに

原発をつくらないように、お話してくれることを

願いながら、風船につけて 飛ばしました。


家


97.gif


風船につけた手紙、もう みなさんのところに

届きましたか? 天使たちのお願い

どうか きいて あげて下さいね。


家


16 裏表紙奥付300.gif




星 三人の子どもたちも、7才、4才10か月、3才となりました。毎日、より安全なものを食べさせたい、と 気をつけていても、原発からできる大量の放射能のことを考えると、気が重くなります。何世代か後の子どもたちはどうなるのだろうか? その頃、自分は生きていないのだから、どうでもよいことではないか!とは、とても思えないのです。食べもののことは身近に考えられても、原発は関係ない、と思われがちです。けれども、子どもたちから未来を奪ってしまうかもしれない放射能‥‥もっともっと、みんなで考えていこうではありませんか!?




≪ お し ま い ≫





てんごくの おきゃくさま ≪その1≫







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年12月27日 12時34分22秒
コメント(0) | コメントを書く
[てんごくの おきゃくさま] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.