棗(ナツメ)の形とお茶の盛り方
棗(ナツメ)でも、お薄器でも、薄茶器でもいいが、形によって、お茶の盛り方は違うものだ。 お茶は茶漏斗を使って、山のような形に盛るように入れる。 その山の形が、棗(ナツメ)の種類、あるいは、形によって異なってくるのだ。 例えば、大棗、中棗、小棗の場合は少し高く盛り、平棗などの場合は柔らかい曲線を描くように小さな山のように盛る。 中次、雪吹(茶の湯の場合、「吹雪」ではないよ)などの場合は杉形(すぎなり)に盛る。 杉形(すぎなり)とは言葉通り、杉の立ち木のような形を言う。 お道具拝見の時は、その辺を思い出して、どのようにお茶を掬っているのか、楽しませてもらおう。 2007年8月3日(金) 棗(ナツメ)の形とお茶の盛り方風太(幻風庵主)。